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いつも応援してくださって
本当にありがとうございます
中之島タキシードの第一秘書です
今日は皆さんに
ご報告したいことがあります
それは、ふさこのことです
皆さんには、今まで
ご報告していなかったのですが…
ふさこは今
難しい病気を抱えています
下顎の骨にできた悪性腫瘍
いわゆる、ガンです
昨年10月始め
ふさこに風邪の症状が見られました
お当番の朝、ふさこに会った時には
涙目と鼻水
少しだるそうにしていたのは
微熱があったのかもしれません
ただ、朝夕ともに
抗生物質と消炎剤を混ぜた缶詰を
しっかりと完食し
いつも通りにドライフードも食べていました
しかし、その翌日
ふさこの下顎は一気に腫れ上がり
顔が歪むほどになりました
食欲もなくなり、緊急入院
元々、歯肉炎があったので
そこから細菌が入り
一気に腫れ上がったのだと思いました
治療では、顎の真下の穴から
中の血膿を絞り出してもらいました
ただ、その際に
下顎のレントゲンを撮ったのですが
ふさこの下顎の骨のまわりには
うっすらとした白い影が写っていました
先生の所見は、骨にできた腫瘍
悪性のものに間違いないとのことでした
通常なら、手術で切除するそうですが
ふさこの場合、できた箇所と範囲などから
手術はできませんでした
貧血もひどく、検査結果の数値を見て
言葉もでないほどでした
そして、13日間の入院を終え
ふさこは退院しました
戻ってきたその夜から
ふさこは普段通りの食欲をみせ
大きな療養食を1缶完食しました
下顎の傷口が治るまでの1ヶ月
カラーを外せなかったのですが
その間もケージの中で過ごしながら
しっかりと栄養を取り、安静にしていました
そして、完全に体力を回復した頃
ふさこは、普段の生活に戻り
ずっとそばで見守っていた
弟妹同様のモデルとちびたは大喜びで
元気になったふさこを迎えました
その後、ふさこは
いつもと変わらない生活を送っていたのですが
先月末、再び体調を崩しました
病院で調べてもらったところ
貧血の数値が、前回入院時より低く
輸血をしなければならないほどの状態でした
猫の輸血は、血液型判定だけでなく
交差適合性試験というものを行います
試験管の中でふさこの血液と
採血する猫の血液を混ぜて
慎重に確認していかなければなりません
司令塔Aさんは
お家にいる22匹のうちから
元気な子たち3匹を連れていってくれました
そのうち2匹の血液と適合
50ccずつを採血し
ふさこは、輸血を受けました
幸い、2日間の経過観察では
恐れていた拒絶反応もなし
しかし、ふさこの造血機能が
低下しているなら
今回の輸血での効果は、約2週間ほど
2回目以降の輸血は
適合する確率がかなり下がってしまうため
厳しくなるだろうというのが
先生の所見でした
入院中、食べ物を口にしなかったふさこですが
退院の翌日に会った時には
いつものように、モデルとちびたと並んで
ご飯を待っていてくれました
同じものを同じだけ、お皿に入れて
いつもぴったりと寄り添っている3匹に
必ず同時にご飯をあげます
ふさこを「猫の部屋」へ連れてきてから
今までずっと変えていない
私と第二秘書のスタイルを
ふさこはちゃんとわかっています
あの日も、3匹一緒にお皿を出したら
いつものように中身を確認し
差し出した私の顔を少し見てから
モデルとちびたと仲良く並んで
食べ始めました
前回の退院時ほど、勢いはなく
ゆっくりとしか食べられませんでした
しかし、とにかく少しずつでも食欲が戻り
体力を回復してくれたら
それでいいと思いました
長年、野良猫として逞しく生きてきたふさこなら
きっと病気も吹き飛ばしてくれるはずだと
祈る思いで見つめていました
その後、やはり勢いは戻らないものの
お当番の日に会うふさこは
少しずつ好きな缶詰や小さな粒のドライフード
おやつなどを食べてくれました
3匹並んで食べていても
いちばん最後になってしまうふさこが食べ終わるまで
そばにいて、静かにそっと見守る時間が
土曜日の習慣になりました
そして、3週間が過ぎ
ふさこは、また体調を崩しました
鼻も舌も赤みを失い
貧血の症状が見てとれました
木曜日の夜に緊急入院
そして昨日、2度目の輸血を
受けることになりました
今回も司令塔Aさんのお家から
最初に5匹の猫たちを病院へ
しかし、先生から言われたように
2度目の輸血では
適合率が一気に落ちました
何度も猫たちを入れかえて試験した結果
今回、適合したのは1匹だけ
40ccを採血し、輸血しました
輸血後の経過観察をするために
また、しばらく入院させることになりました
このブログを
以前から読んでくださっている方は
ご存知だと思います
ふさこは、私と第二秘書にとって
この活動を始めるきっかけを与えてくれた
大切な存在です
たまたま訪れた剣先で出会い
どうしても気になって
毎日通うようになりました
そして、逞しかったふさこを通じて
彼女が可愛がっている妹分や弟分
一緒に暮らしていた仲間たちに出会いました
食べ物をくれるまで
絶対に離れなかったふさこ
簡単にご飯をあげることが
どうしてもできなかった私と第二秘書
優しいホームレスさんが
缶詰やドライフードを買っておられることを知り
差し入れをすることで決着した
ふさことの根比べは
今も懐かしい思い出のひとつです
もしも、あの時
ふさこに出会っていなかったら
何もかもが存在していなかったかもしれません
初めて会った日から何年も経ちましたが
私と第二秘書の中では、ふさこはあの頃のまま…
いつまでも特別な存在です
今、ふさこは病院で
一生懸命に頑張っています
逞しくて強いふさこが
奇跡を起こしてくれることを
どうか皆さん、祈っていてください…
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp
神様、どうかお願いします
モデルちゃんとちびたちゃんの元へ…
私たちの元へ…
大好きなふさこちゃんを、はやく返してください
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