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4月1日からスタートした
「大阪市公園ねこ適性管理推進サポーター制度」
まもなく1ヶ月を迎えようとしています
多くの方たちから、サポーター申請があり
すでに面接も行われています
今まで、公園猫のことには
深く関わっていなかった各公園事務所の職員さんたちも
真剣なサポーター候補の方たちと会い
これまでとは違う感触を持たれたようです
以前から、ゆとりとみどり振興局の担当者さんは
こんなことを言っておられました
「職員の意識を変えるのは
市民の真摯な姿勢とやる気です」
今回、真面目に活動してこられた方たちや
新たに、第一歩を踏み出された方たちと話すことで
たぶん、多くの職員さんたちが
持っておられたであろう
「猫ボランティア=単なる餌やり」というイメージは
変わってきているのでしょう
この1ヶ月で
真剣に活動を続ける方たちの思いが
少しずつ職員さんたちにも伝わっているなら
とても嬉しいことだと思いました
これ以上、不幸になる命を増やしたくないという気持ちで
公園猫たちの手術を行い
一代限りの猫生を全うできるように
お世話を続けてこられた方たちは、とても多いです
ただ、今までは
その真剣な思いを
直接、行政に伝える機会もなく
活動自体も認められてはいませんでした
だからこそ、これからは
サポーターという認められた形で活動を行いながら
行政との協働で
根本的な問題解決を目指したい…
今までと同じ活動を続けていくのなら
やはり正式なサポーターになって頑張りたいという
熱意ある方たちが
まだまだ、たくさんおられるようです
このサポーター制度は
公園での「地域ねこ活動」を
行政が正式に認めるというもので
全国初の取り組みだといわれています
また、単に認めるだけでなく
サポーターの募集や面接、研修
公園愛護会や地域住民の方たちへの説明なども
行政が率先して行います
現在、ゆとりとみどり振興局の担当者さんは
各公園を回り、サポーター候補の方たちと会って
いろんな相談事などを聞きながら
活動しやすい環境を整えておられるようです
そこまで行政が深く関わるということも
画期的な取り組みだと
注目されている部分なのでしょう
大阪市は、本気の姿勢で
市民との協働を求め
公園猫の問題を受けとめようとしています
だから、どうか皆さんも
真剣な思いをぶつけてください
きっと、今までとは違う結果が
待っていると思います
いつも私たちがお世話になっている
「社会福祉法人大阪ボランティア協会」さん発行の情報誌
市民活動情報誌「Volo(ウォロ)」
最新号である4月号の特集は
「公園の野良猫活動がもたらしたもの」
「中之島公園の猫たち」の保護活動をメインに
今回、誕生したサポーター制度のことが
10ページほどの記事で掲載されています
「中之島公園の猫たち」の活動は
再整備工事がきっかけとなってスタートしたものです
もちろん、平坦な道ではありませんでした
大きな障害も多く、苦しいこともありました
ただ、それをひとつずつ
クリアしようと考えてきました
なぜなら、私たちには
「猫の部屋」の仲間たちがいたからです
彼らの未来は、私たちの行動ひとつで
大きく変わってしまうかもしれないからです
無理だと思うことを
実現させるには、何が必要なのか
どうすればいいのか
そう考えながら、進んでいくうちに
わかったことがありました
「中之島公園の猫たち」の活動において
いちばん必要だったもの
それは、人の力です
小さなことから、大きなことまで
今まで、ひとつずつ積み上げてきたものは
ここに関わってくださったすべての人たちと
応援してくださったすべての人たちの力があったからこそ
実現できたものばかりなのです
ひとりひとりの力は小さくても
すべてが合わさることで
大きな力が生み出されます
そして、その力が
とても優しくて、温かいことを
どんな時も強い支えになることを
不可能を可能に変えてくれることを…
私たちは、知っています
サポーター制度が目指す
TNRを主体とした「地域ねこ活動」と
私たちが行ってきた「保護活動」は
内容的には、違うものです
しかし、どちらにも
共通するものがあります
それは、そこに猫たちがいること
そして、その猫たちに関わる人たちがいること
彼らの明るい未来を信じて
私たちは、引き続き
「中之島公園の猫たち」の軌跡を
多くの人たちに伝えていこうと思います
皆さん、ありがとうございます
これからもよろしくお願いします
「Volo(ウォロ)」4月号のご購入は
FAX、Emailでも受け付けておられます
詳しくは、こちらをご覧ください
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
今、この国には、悲しくて、やり切れないことが多いです
自分の無力さを嘆き、傷ついている多くの方がおられます
でも、だからこそ、せめて自分のできることだけは
諦めずに、やり続けたいとも思うのです
今の状況から考えると、それはとてもちっぽけな力です
けれど、やっぱりそんな力が合わさって大きくなれば
いつかどこかで、何かが変わるかもしれない…
そんな希望だけは、まだ持っていたいと思うのです
失われた多くの命のことを忘れず
今、できることを考え、続けていこうと思います
◎『災害時の愛玩動物同伴可能の避難所の確保と増加及び
愛玩動物入居可能の仮設住宅の確保と増加と建設を求める署名』
http://n-d-s.tv/pet-rescue/shomei.html
署名の締め切りは4月30日までです。
どうかご協力のほど、よろしくお願いします。
◎緊急災害時動物救援本部
http://www.jpc.or.jp/saigai/
◎THEペット法塾
http://blogs.yahoo.co.jp/kaizaru7
◎社会福祉法人大阪ボランティア協会
関西発!被災地応援サイト
http://www.osakavol.org/ek-shien/index.html#shien_01
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現在、中之島公園猫対策協議会では支援物資の募集を一時停止しています。
皆さんの温かなお気持ちは、どうか被災地の方々や動物たちへお送りください。