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テーマ:☆動物愛護☆(3966)
カテゴリ:保護
7月に入り 私が暮らす京都は 街中、祇園祭りのお囃子で にぎわっています そして、そろそろ 私の生まれ故郷である大阪でも にぎやかな天神祭のお囃子が 聞こえてくるでしょう あっという間に 今年も「猫の部屋」は 本格的な夏を迎えようとしています さて、皆さんに ご報告が遅くなってしまったのですが… 実は「猫の部屋」に ひとつの出来事がありました それは、まだ モデルちゃんとフクちゃんが 一生懸命、病気と闘っていた頃のことです 司令塔Aさんと秘書たちの元へ こんな報告が入りました 「公園の敷地内に知らない猫が来ています」 お当番さんから、その報告を受けた時 いちばんに浮かんだのは ルナと出会った日のこと もしも、また遺棄があったのなら こんなに、悲しいことはない ましてや、今「猫の部屋」で みんなが、どんな思いを抱えながら 病気の仲間たちを支え、見守っているか… そう思うと、心が痛くなるほどでした けれど、あれ以降 公園事務所の職員さんたちや 警備員の皆さんは 今まで以上に、注意して 警備にあたっておられました そして、警察による パトロール強化などもありました とにかく、どんな状況なのかを 確認しなければ、わからない… すぐに、公園事務所にも報告をして みんなで調査を始めました その結果、確認された猫は 成猫が4匹 そのうち2匹は、オスのようで 毎日、姿を見せるわけではないこと そして、残りの2匹は 体も小さいことから メスではないかということ そして、4匹のうち 3匹は、どこにいた猫なのかがわかりました それは、目撃された場所からは 少し離れたところ 交通量が多い道路を挟んだ場所から やって来ることがわかったのです なぜ、あんなところから やって来るのか その理由は、彼らにしかわかりません ただ、彼らの行動が かなりの危険をはらんでいることだけは わかりました あの道路を渡っているとすれば… 一歩間違えば、彼らの命に関わる 大惨事となってしまう その事実を知った時 Aさんと秘書たちは、頭を抱えていました オス猫らしい2匹は その立派な体つきから 餌場を持つ猫だということはわかりました けれど、時々見かける彼らは いつも、1匹でいて 会うたびに、かなりお腹を空かしていました そして、そんな彼らを見かける日が 大雨が降ったあとだったり 台風のあとだったり なぜか、思わしくない天気の時が多かったです 彼らが、ここまでやって来るのには 何かの理由があるはず 単純に、発情期を迎え 遠出してきたのかとも思いましたが… いくつか気になることもありました もしかしたら、彼らには ご飯を貰えない日があるのだろうか 猫は、誰かにご飯を貰えば 明日も明後日も、その次も… ご飯を貰えると考えます だから、普通なら待っています ご飯をくれた人がやってくるのを 毎日、同じ場所で… ふと、そんな考えも浮かびました 体つきの小さかったメス2匹 1匹は、かなり怖がりなキジ猫 とても痩せていました そして、彼女は どこにいた猫なのかが 結局、わからなかった子です そして、もう1匹は シャム系の猫 この子は、いつしか 毎日、姿を見せるようになりました 彼女は、ここまで来たものの 途方に暮れているようにも見えました 他の仲間に追われてしまったのか 何か、怖いことがあったのか 元々、オスのように 行動範囲の広くないメスにとって ここまでやって来るには かなりの覚悟が必要だったでしょう もちろん、彼女たちにも 何かの理由があるのだと思います 仲間たちが暮らす「猫の部屋」は 民間の保護シェルターではありません なぜ、ここが誕生し ずっと存続しているかは 今までの経緯をご存知の皆さんには わかっていただけると思います 例えば、新しい猫が来たからといって すぐに保護できる場所ではないのです そして、今の「猫の部屋」は あくまでも、大阪市の一公園として 公園事務所と協働での活動を行っています 形態こそ違いますが 「猫の部屋」がきっかけで作られた 大阪市公園ねこサポーター制度の活動と同じ そのため、他の公園の サポーターさんたちと同様に 大きな決まり事があります それは、保護した猫たちに関して すべて、責任を持つということ もちろん、Aさんと秘書たちは 「猫の部屋」が出来た時に すべての責任を持つ覚悟を決めています --- 命と関わっていくのなら その責任が重いのは、当たり前のこと それを受けとめられず 中途半端に関わるのなら 最初から、手を出すべきではない --- Aさんは、最初に秘書たちと出会った日 そんなことを言いました そして、もちろん 秘書たちも同じ気持ちでした 一生懸命に生きる彼らを支えること どんな問題が起こったとしても 最後まで、彼らを守ること それは、彼らの一生に関わった 自分たちにしかできないことだから… そうやって、すべての仲間たちと 深く関わってきたことで 秘書たちは、命の重さや尊さを 今まで以上に感じるようになったかもしれません 新たな猫たちの出現に Aさんと秘書たちは悩みました ただ、メス猫がいる以上 これ以上、時間をかけるわけにはいかない… 彼らをどうするのがいいと思うか 「猫の部屋」のお当番さんたちに 今までの状況説明を行い 全員の率直な意見を聞くために 緊急ミーティングを行うことになりました 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 今回の件につきましては お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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