四代目「猫の部屋」誕生!
皆さん、ご無沙汰しています第一秘書です季節は秋になりました公園にはバラが咲き始めています今年は、本当にいろんなことがあり目まぐるしいスピードで時間が過ぎました悲しいことばかりが続きどうしようもなく気持ちが落ちてすべて投げだしたくなった日も少なくはありませんけれど、私たちにはやらなければならないことがありました9年2ヶ月を過ごした三代目「猫の部屋」から四代目「猫の部屋」への移転です皆さんもご存知のように2010年11月、私たちの活動は大阪市との市民協働として正式に認められました拠点となるシェルター「猫の部屋」は代々、市有地に建てられています一代目、二代目の「猫の部屋」は当時の公園事務所の職員さんたちの手作りでしたまだ、一時的な措置としてしか認められず未来が見えていなかった私たちを優しく励まし、支えてくださった職員さんたちがひとつひとつ工夫してくださった建物そこから「猫の部屋」は始まりました二度の移転を経て三代目の「猫の部屋」は初めて私たちボランティアが建てたものです最初は、組み立て式のプレハブにネットを張った間仕切りを付け少しの棚だけを置いた建物でしたそのシンプルな建物は長い年月をかけて、少しずつ少しずつ猫と人が過ごしやすい空間に整えられていきました三代目「猫の部屋」は多くの人たちの協力によって完成した建物ここで、私たちの不確かだった未来は確かなものになりました正式に「猫の部屋」存続が決定した日のことは今も忘れません昨年、三代目「猫の部屋」が建つ場所にとある計画が持ち上がりました実現するためには「猫の部屋」のある区画を取り壊し大がかりな工事をしなければならない…まったく考えてもいなかった話に当初、私たちはとても戸惑いましたおそらく、私たちだけでなく日頃お世話になっている関係局の職員さんたちも同じだったはずですどうすれば、今の活動を継続していけるか?今の環境レベルを維持できるか?そして「猫の部屋」はどこに引っ越すことができるのか?昨年秋、その計画が正式に決定されてから私たちは、今までの活動をもとに算段し要望をまとめました今年に入ってからは関係局の職員さんたち、計画に関わる各所の方たちと何度も打ち合わせを行いました実際に猫たちが、どのように暮らしているか何度も「猫の部屋」を見ていただきましたそして、そばにいる私たちがどのような思いで猫たちを保護しているかどのような思いで「猫の部屋」を作り上げてきたか…何度も何度も皆さんにお話ししましたただ、専門的な設計のことなどまったく知らない私たちと猫たちの生活がメインになる空間作りなど今まで手掛けた経験のない方たちおそらく、私たちが何度も繰り返した細かすぎるほどの要望や無謀ともいえるお願いにさぞ、職員さんたちや各所の方たちは驚かれたことと思います私たちのほうも今まで当たり前だと思っていた内容がなかなか伝わらず困ったこともありました特に、体調を崩した猫たちを抱えどんどん状態が悪くなっていく中でイライラしてしまったこともありました亡くした子を思い返すこともできず移転のことを優先しなければならない日々は正直、とてもつらかったですただ…今は、私たちの思いを汲んで一生懸命かたちにしようと考えてくださる皆さんと四代目「猫の部屋」に向き合おう思い返すのは、後からゆっくりできる…そう何度も自分に言い聞かせました職員さんたちや各所の方たちとのやりとりは結局、移転前日まで続きましたそして、四代目「猫の部屋」は誕生したのです10月6日(土)~8日(祝)の3連休ボランティアで手伝いに来てくださった関係局の職員さんたちと「猫の部屋」お当番さん総出で無事に引っ越しを済ませました床面積は、随分狭くなりましたただ、私たちの要望をできるだけ取り入れた快適な空間に仕上げてくださいましたこれからは、ここで…この四代目「猫の部屋」で猫たちと一緒にたくさんの思い出を作っていきたいと思います「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp長く過ごした三代目「猫の部屋」には大切な思い出がたくさん詰まっていました私たちの大好きな場所でしたその思いを汲んで、より良いものを作ろうと四代目「猫の部屋」建設にあたってくださったすべての方たちに心から感謝いたします本当にありがとうございました 猫ボランティア・保護活動ランキングへ人気ブログランキングへ