グレースが息を引きとりました
5月12日午後4時22分、最愛の娘グレースが息を引きとりました。15歳8ヶ月、あと少しで16歳のお誕生日でした。最後の3日間は呼吸の苦しさが増し、安らかな最後とはなりませんでしたが、とても立派な最後でした。お姫様だと思っていたグレースが、こんなにも頑張り屋さんだなんて知りませんでした。たくさん褒めてあげました。大好きな場所で、お外を眺めながら、大好きなお父さん(夫)の腕の中で亡くなりました。お父さん、お母さん(私)二人で看取ることができました。告げられた余命以上に頑張ってくれたグレースからのプレゼントの最後の数日は、大切で幸せな時間でした。あまり世話をかけることもなく、寝たきりになってから3日で颯爽と行ってしまいました。最後まで本当に良い子でした。笑顔でさよならしようと決めてたけれど、それはやっぱりできませんでした。涙が枯れることはなく、飼い主の自己満足かもしれませんし後悔がないとは言えませんが・・少ない選択肢の中でこれが最善だったと思えることができるのはせめてもの救いです。グレースを思って祈ってくださったみなさん、ありがとうございました。半年前に異変のなかったグレースの肺を蝕んだがんは、先月に発覚してからたったの1ヶ月で命を奪う極めて進行の速いものです。グレースの場合初期症状は咳でした。当初体調不良や食欲不振などもありませんでした。ねこちゃんに咳の症状があるなら早めの受診をお勧めします。なにもなければそれに越したことはないので。この病気で亡くなるねこちゃんがいなくなりますように心から願っています。息を引きとる前日、お父さんとお外を眺めながら。お空と新緑の木々が見える、大好きな場所。ぐうちゃん、お外の空気気持ちいいね。緑の匂いのする爽やかな風が通って、呼吸も少し楽になるようでした。