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カテゴリ:ひとこと
昨日はシンガポールのリー・シェンロン首相が、鳩山首相への表敬訪問を行ったそうですね。
リー首相、世界で一番乗り。 これも民主党政権の「アジア重視の外交政策」に応えたものでしょうか。 民主党の外交政策というのが、いろいろ言われているようです。 私のイメージとしては、アメリカさんとの距離をつくりつつ、アジア(中国、韓国、東南アジア)ともっとお近づきになりたい、、って感じ? 軍隊を持たない(持ってないはず。。)の日本にとっては、安全保障上でも経済的にも、アメリカはこれからも第一にConcernしないといけない国であるのは変わらないと思うけれど、この外交を多角的にしようという方向性自体は、評価したいな~と思います。 昔むかしミャンマーで働いていたとき。仕事柄、日本の外交官の方々とお話する機会があったのですが、ミャンマーの話をしているにも関わらず、「アメリカ次第ですね~」とか、「アメリカがなんていってくるかなあ。。」とかいう発言を聞いたり、人づてに聞いたりして、うわ~日本の外交って、本当にアメリカに向いてならえなんだなあ。。という印象を持ちました。もちろん外交官の方々の中には、そういう状況を自身でも分かっていて、困ったものだと思っている方もいたのだと思いますが、やっぱり一番の国の方向性を担うレベルの人たちがアメリカアメリカなので、下のレベルだけでどうこうできることではなかったのでしょう。 国の安全保障を他の国にお任せしてしまっているというのは、こういうことなんだなあ。。と思いました。それは分かるけれども、でも素人ながらに、なんだか危なっかしいなあ。。と思った覚えがあります。外交って、こんなにリニアでいいのか?とも。 他の国ではどうか分かりませんが、ミャンマーというのは、大国の思惑が反映しやすい問題国家でしたからね。 ちなみに今はそのアメリカさんがミャンマーへの制裁解除の方向で動いています。なぜなら世界経済第2位にのし上がろうとしている中国さんがミャンマーへの援助をやめないからですね~。このままではみすみす指をくわえてミャンマーの豊富な天然資源が中国さんに直行するのを見ることになるので、この辺でマダム スー・チーにもそのお役目を終えていただこうというところでしょうか。。(ひどい…) そんなこんなで、民主党政権になり、外交路線も、とりあえず、変えようという気持ちはあるようです。このままアメリカの傘の下に入っているのもリスキーですが、独り立ちして世界の泥沼の中に漕ぎ出すのも超リスキーでしょうね~~。でもいつかはそうなると思うので、今がんばれ、という感じ。 雑誌からこんな一説を見つけました。 -----双方(日本、欧州)の首脳に共通するのは、イラク戦争の失敗と金融危機で米国一極支配体制に幕が下がり、多極化した世界を舞台に地域ブロックがしのぎを削る「国際戦国時代」に本格的に突入したとの認識だ。 (選択2009年10月号「鳩山「友愛論」のルーツは外国」より抜粋) 国際戦国時代だってさ!がんばれにほん~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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