ここのところのプノンペンはしゃれにならない暑さでした。
溶ける、煮える、ていうか腐る…という感じ。
タイの友人もこちらも同じ…と言っていたので、半島一帯、こんな感じなのでしょうか。
基本的にエアコンの部屋にいればいい私たちと違って、外で働く人の大変さは想像以上でしょう。トゥクトゥクドライバーとか、働いていなかったですよね、車中でへばってました。
地方に行くと猛暑のために旱魃になって、水不足、ひいては不作や家畜の大量死が心配されています。メコン川上流の中国雲南省でダムが建設・稼動しているのですが、このダムのせいでメコンの水位が下がったのだと、下流の国々(ラオス、カンボジア、タイ、ベトナム)は中国に反発しています。しかし中国もダムにも十分な水がない!わが国の国民も困っているんだい!と譲りません。確かに自らの国益しか考えていないダム建設は問題だけれど、本当に水が足りてないのかも。最近は広く言われていることですが、地球温暖化に伴う水不足と水をめぐる紛争は深刻化、拡大化していきそうです。
昨夜はエアコン最大出力だったのですが、それでも暑い。窓を開けると熱風が吹き込んできて、なお暑い…。日本の熱帯夜もこんな感じだったと思いますが、本当に眠れないし、体力が消耗します。
と、思っていたら、一転。
どばーーーーーっと雨が降り出しました。真夜中の夕立。
その雨は降ったり止んだりしながら、今朝まで続いていて、今日はなんだか涼しいです(喜)
地球温暖化(気候変動)によって水が問題になるのは、水がなくなるからではなくて、降雨のパターンが変わることによって、今まであった場所と時間に水がなくなることが問題です。暑さと寒さが両極端に厳しくなり、雨もどばーーーーっとより局地的に降るようになります。
台風やトルネードが増えるので、洪水対策や、作付けや作物にも対応した変化が求められるでしょう。
日本の場合だと、都会は大雨で洪水なのに、山間部は日照りで上水用の水はない、なんてことが心配。雨水を利用するとか、地下水を利用するとか、降雨パターンの変化に応じた上水対策をうつ必要があります。(もうやっているはずですが)
雷が鳴り始めました。
この雨が地方の農地も潤してくれるといいのですが。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る