プノンペン交通事情
すごいな~と思ったのは、この街には市街バスがない。電車もない、もちろん地下鉄もない。つまり公共交通機関と言えるものがない。それからタクシーも走っていない。タクシーを使う場合は電話をして呼ぶ。方道3ドル。市民の足ではない。その代わりにバイクがぶんぶん走っている。女性ライダーの姿も多い。二人乗り、三人乗りは当たり前、時には4人乗りまで見かける。こんなところもちょっと昔のバンコクに似ているだろうか?バイクのない人たちは、多分、バイクタクシーを利用したり、トゥクトゥクを捕まえて移動しているのであろう。最もポピュラーな移動手段、バイクタクシーは、バイクさえ持っていれば誰でも(勤務時間後のバイトなどとしても)できる手軽な商売で、聞くところによると片道1000リエルから、距離によって交渉して乗せてくれる。どこでも捕まえられて便利なバイクタクシーだが、事故も多い。普通に交通事故というのもあるし、よそに連れて行かれたり、夜にかばんを持って乗っているとひったくりに合ったり。結構乗りこなすのに慣れと技のいるシロモノなのだ。しかしまだ人口が少ないから、これでもどうにかなっているものの人口が増えたり(地方からの出稼ぎ者は年々増えるばかり)都市が拡大したりしたら、どうするつもりなんだろう??ヤンゴンでもコロンボでも、ラッシュアワーにはぎゅうぎゅう詰めのバスが街中を走っていたものだったが。なんでバスがないんだろうなあ?で、私の交通手段といえば、もっぱら車。しかも夫の事務所の車を他のスタッフと共用。奥さんが公用車を使っていいの?と聞いたら、いいよいいよ。との答え。(まじかよ)車を買ってもいいけど、自分で運転できないから、結局ある程度は不自由。やっぱりここはバイクタクシー常用者になるしかないのか。。