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今回の一言 古典? 2013 日本 アニメ 監督 高畑勲 Voice 朝倉あき 内田未来 地井武男 三宅裕司(特別出演) 宮本信子 高良健吾 ストーリー 昔々、あるところに讃岐造(さぬきのみやつこ)(通称竹取の翁、翁)という男がいた。 翁は妻である媼(おうな)と山で竹を取って、平和に暮らしていた。 早春のある日。 いつもの様に翁が竹取に山へやって来ると、1本の竹がピカピカと光っていた。 不思議に思って近づくと、その光は弾け、弾けた光が落ちた場所からニョキニョキとタケノコが生え、やがて皮が剥がれて中から手のひらに乗るほどの小さな小さな女の子が出て来た。 翁は「きっと天からの授かり物だ」と感じ、その女の子を家へ連れて帰る。 媼もそれを喜び、2人で育てる事にする。 女の子はほんの僅かな期間にみるみる成長し、半年で少女となった。 近所の子供達からは「タケノコ」と呼ばれた少女は、田舎の自然の中で子供達と楽しく幸せに暮らした。 そんな中、再び翁はピカピカと光る竹を見つける様になる。 中身は大粒の砂金や豪華な織物、着物ばかり。 翁は「きっと天が姫を立派に育てよと伝えているのだ」と考える。 そして翁はその砂金を元手に都に上り、屋敷を建て、姫を高貴な姫君に育てる事にするのだった...。 感想 古典?だと思います。 中学校の時、習ったか習わなかったか?あんまり覚えてませんがいわゆる「竹取物語」です。 そんなわけでおバカな私にはあまり楽しめるものではなかった気がします。 本当に授業でやってた古典を映像にした感じで、ハリウッド映画の様に戦うアリスや戦うシンデレラでもなければ、コメディでもなくラブストーリーでもなく淡々と竹取物語です。笑 いちお捨丸とかいう可哀想な名前の兄ちゃんとの恋愛要素もあるにはありますが、残念な事に再び出会う時には彼はもう既婚者で、かぐやは「もう帰る場所はない」と感じてしまうのでラブストーリーというよりは、成長する事や時が流れる事の悲しさを描く為の伏線でしかありません。 強いて面白かったとこを挙げるなら、翁と媼の考え方の違いですかね? 翁は実に男性らしい考え方で、都に屋敷を持つ事や高貴な姫にする事、高貴な男性と結婚させる事などステータス部分に幸せがあると思ってます。 一方媼は、都に上っても織物作りや畑作りなど田舎暮らしでやってた事をやっていて、しかもかぐやもそれを好んでいます。 裏庭に作ったのはかつて暮らした田舎の風景。 男ってやーね、本当に! なんで分からないのかしら? 女はそんなものには対してこだわってないってのに。 まぁ人にもよるかもしれませんが。 私はお金なんかいっぱいなくったって幸せになれると思うんですがね。 そんなこんなで結局大々的に「罪と罰」と宣伝されてましたが、竹取物語を知らないおバカは「罪と罰」って何よ?となります。笑 ここの部分はネットとか調べればすぐ分かりますが、簡単に言えば地球に憧れた事が罪で、地球で暮らす事が罰です。 いずれにしてもこの映画だけで「罪と罰」を理解するのは苦しいかな?と。 だって上記の事だけ考えると憧れの場所で暮らすのはむしろラッキーじゃないの?と。 でも翁は実に人間らしく砂金を元手に屋敷を建て、裕福な暮らしを送り、金持ちと結婚させようと奮闘するわけですね。 そしてかぐやはそれが嫌だった。 愛のない結婚話も嫌だったし、見た事もないかぐやの事をアレコレいう男達も嫌だった。 挙げ句の果てに逃げ出してみたものの、もう帰る場所はなかった。 地球に住む人間達の浅ましさをかぐやに感じさせる事が罰になるわけです。 これを月の人々は砂金や高価な織物を送る事で仕向けたわけですね~、いんけ~ん。笑 もうちょっと「罪」についての描写があれば、理解しやすかったと思いますね。 ジブリ作品としては最低の評価となってしまいましたが、好きな人は好きでしょう。 映像もかなり凝ってますしね。 my評価3点(10点満点中) 概要 原作である「竹取物語」は日本最古の物語と言われており、10世紀半ば平安時代には成立していた作品とされている。 作者も不明であるが、平安京近辺に住む上流階級の男性であり、当時権力を握っていた藤原氏の係累ではなく、漢学、仏教、民間伝承に精通し仮名文字を扱え、貴重であった紙の入手が可能な人物だったと推定されている。 また竹取物語は後世の作家に「世界最初のSF作品」と言われたが、世界にはもっと古いSF作品が存在する為日本最初の物語であると同時に日本最初のSF作品である。 アニメ映画としては破格の製作費50億円を使い、完成までに8年の歳月を掛けた渾身の作品であるが、興行収入は25億円と大ゴケ。 しかし高畑勲は「思いの丈をぶつけた映画なのでショックはありません。」と語っている。 さらにフランスやイギリス、ドイツなどのヨーロッパ諸国や韓国などアジア諸国、アメリカ、ブラジルなどでも公開されており、批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」では好評であり2015年1月に公開された2014ゴールデン・トマト賞では外国映画部門で第3位となっている。 メタクリティックでは90点(100点満点中)、IMDbでは8.1点(10点満点中)となっている。 カンヌ国際映画祭やアヌシー国際アニメーション映画祭、トロント国際映画祭にも出品されている。 第68回毎日映画コンクールアニメーション映画賞、第23回日本映画批評家大賞アニメーション作品賞、アニメーション監督賞、アニメーション功労賞、日本映画テレビ技術協会2013年度映像技術賞アニメーション部門、2015東京アニメアワード監督賞、アニメーター賞、美術監督賞、2014ファンタスティック・フェスト観客賞、第36回ミルバレー映画祭アニメーション映画観客賞、第8回アジア太平洋映画賞最優秀アニメーション映画賞、第35回ボストン映画批評家協会賞アニメーション映画賞、第40回ロサンゼルス映画批評家協会賞最優秀アニメーション映画賞、第18回トロント映画批評家協会賞アニメーション映画賞、第12回国際シネフィル協会賞アニメーション映画賞、第16回リスボン国際アニメーション映画祭長編アニメ映画グランプリを受賞。 さらに第87回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた他、様々な賞にノミネートされている。 【中古】afb【DVD】かぐや姫の物語【ジブリアニメ:かぐや姫の物語】 【店内ポイント最大10倍】[DVDアニメ]かぐや姫の物語/中古DVD[監督:高畑勲][ジブリ作品]【P】【中古】(NEW201602)(AN-SH201602)【期間限定★3/22・AM・11迄】 【新品】かぐや姫の物語 DVD 【新品DVD】かぐや姫の物語(Blu−ray Disc) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.21 14:07:43
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