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カテゴリ:雑感
終の棲家として、海外の国(フィリピン、タイ、マレーシアなど)を選ぶ高齢者もいる。 選択する一番の理由は生活費が安いということにある。 人件費が安いので、お手伝いを雇うのは容易く、老後も24時間介護付きで安心して暮らせるという。 ただ、万年暖かい新天地・夢の国ということで、いい点ばかりが強調されるが、実際は落とし穴的な問題が多い。 例えば、フィリピンの場合、不衛生なところが多く、治安が悪い。 いくら他が良くても、感染症にかかる確率が高く、アメリカ同様ピストルが許可されているので、打たれたらそれこそ最後である。 夜は物騒で歩けないという。 身体的健康が脅かされる確率が日本比べ、格段に高いのである。 また病気になった場合、日本では自己負担は1~3割であるが、フィリピンでは100%自己負担である。 万が一手術ということにもなれば、数百万円~数千万円の大金がすぐに必要になる。 経済的健康も脅かされる可能性が高いのである。 家・マンション・コンドミニアムなどが安く買えるというが、外人には土地の所有権がもともと認められていない。 英語は通用するが、日本語を喋れる人は少ないので、よほど高級施設ばかりだと困らないものの、通常では孤独を感じることは否めない。 精神的健康が脅かされることになる。 比較的治安の良いと言われるタイは、英語も通じないという大きな問題がある。 タイは日本人好みの綺麗な女性が多いので、タイの若い女性にうつつを抜かす高齢者も多い。 ほとんどの場合、女性は金目当てなので、タイで結婚したものの、女性の一族に身包み剥がされて、捨てられるケースが多いという。 どんなにお金があっても、夢の楽園生活は買えないということだろう。 ましてや、日本で経済的に暮らすことが困難な人が、経済的メリットを求めて移住に踏み切るのは感心しない。 もう一度、将来的なことも見据えて、すべての面から検討すべきであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年12月30日 10時10分27秒
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