箱根の関所
熱海の駅前は道路が工事中で大変な混雑でした。私たちの宿泊先はその先の来宮(きのみや)という駅の上のほうになるので、タクシーの運転手さんが「進まなくてメーター上がるよりは遠回りしても走っているほうがいいですよね」と気をきかせてくれて、普通の道でも狭くて急な熱海の、さらにさらに狭くて右往左往する道を走ることになりました。この運転手さんはとてもお話好きで「あの光る兜が池田満寿夫の墓だよ」とか「ここが○○の家で…」とか「ここは億ションで…」と狭い道を素晴らしいハンドルさばきで進みつつのご解説。なかなか楽しい時間でした(笑)。一度はちゃんといってみようか、とバスに乗って箱根の関所を見てきました。ミステリーにもよく登場する富士屋ホテルが、ごちゃごちゃとにぎやかな中に建物の一部がバスの中から見えました。箱根の関所は山の上を想像していたのですが、まったくの低地で芦ノ湖湖畔という感じでした。そして広~い砦のようなものを想像していたのですが、黒い御門の向こうは意外にせまくこじんまりとしていました。すべて想像していたものとはだいぶ違っていて、何でこんな想像をしていたんだっけ?と不思議になるくらいでした。関所からは海賊船という遊覧船に乗って塔ノ沢で降りて、ロープウェーに乗り、姥子(うばこ)で降りて今日の宿泊地へ。この間、バス、遊覧船、ロープウェーと小田急のフリーパス一つですんじゃうなんて便利ですよね。今度は箱根神社も行ってみたいな。と思うのでした。急に冷え込み下まで真っ白な富士山。迫力でした~♪