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カテゴリ:静岡県・杉錦
静岡県の地震で被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。 そして現在も各方面で復旧活動をされている方々には、心の底から 激励のエールを送りたいと思います。皆さん頑張って下さい。 私が静岡県の方でお知り合いの方と言えば、藤枝市で銘酒『杉錦』を醸す杉井均乃介さん唯一人。今日はニュースを見て心配になったので電話を入れようと思いましたが、何かと慌しくしているだろうから思い留まりました。私も過去に何度か大きな地震を経験しているので、その場に遭遇してしまった方々の心境は少しは理解出来るつもりです。 少しでも多く、そして現状以上に悲惨な状況に見せようとするマスコミの取材の仕方。当店に取材に来てほとんど被害が無かった事を知った時に、ほんの一瞬見せた落胆の表情に私は怒りを覚えました。 お見舞いの電話。「遠方にも自分の事を心配してくれる人達がいるんだ。」と思うと、それはそれは勇気付けられて有り難いものです。但しこれが10人20人と続くと応対が大変です。なのでお見舞いの電話をするべきだったのか、それともしなくて正解だったのか、どっちが正しい判断だったのか自分の中で葛藤しています。 どっちにしても遠く離れた私に助けてあげられる事なんて悲しい事に何もありませんが、しばらくは静岡県内の市場は冷え込むに違いありませんから、せめて『杉錦』の宣伝をして応援したいと思います。とは言っても便乗商法と思われても困るので、錦本店では取り扱っていない商品をご案内させていただきます。 画像の酒はご覧の通り本味醂(ミリン)で、これは5月に蔵にお邪魔したときにお土産にいただいたものです。ミリンと言うと料理の味付け用と思われるのが一般的で、それはそれで正しいんですが呑んでも美味しいんです。と言うよりも伝統的な手法で作られた本ミリンは、同じくコッテリと甘い貴腐ワインにも匹敵するくらい美味しいと思うので、是非とも呑んでみて下さい。 トロリとした舌触りと餅米に由来する豊かな甘味と旨み。アルコール分は芋焼酎がベースですが、これは地元の“大和芋”という品種で杉錦の蔵で作っている本格的な芋焼酎なんです。それを二年以上熟成させてから出荷しているのが、この本ミリン『飛鳥山』。 こんな事を言っては大変失礼かとは思いますが、庶民の味方『藤枝の均さん』は馬鹿が付くくらいに正直に徹底してリーズナブルで良い酒を作ろうとしています。私が見て来た限りでは、良い酒を作っている割りにはそんなに儲かっているようには見えませんでした。 まるでブルゴーニュの畑を開墾した修道僧のように、自分の利益は度外視してストイックなまでに極めて作られているかのようでした。そんな環境から生まれたのがこのミリンです。値段は分かりませんが均さんの事ですから、きっと涙が出るくらいにリーズナブルなお値段だと思います。 食後酒として最適ですが、食中酒としてソーテルヌの貴腐ワインをフォアグラに合わせる感覚で、焼き鳥のタレ味の鶏レバーに合わせて見たい逸品です。15度前後でストレートでお楽しみ下さい。はっきり言って、錦本店でも扱いたいくらいに目茶目茶美味しいです。きっと新たな嬉しい発見があると思いますよ。 さあ、それでは明日も静岡の皆さんにエールを送ろうではありませんか!! ※均さんの状況をご存知の方がいらっしゃいましたら、ここにコメントを入れていただければ幸いです。 一日一回ここをポチッと宜しくお願いします。m(..)m 毎日ポチポチポチッと応援ありがとうございます。 2011年7月30日OPEN! サンセールのお店「酒のかわしま」 NET-SHOP 日本酒・ワインのお買い物はコチラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年10月12日 18時32分53秒
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