〇講義をします。
セリフ:『去年、ドイツに行ったけど、
地元のビールはおいしくなかった』とのセリフを
英語で言う場合、
殆ど多くの日本人は、次の様にしますね:
"Last year I visited Germany, but I did not like the local beers"と
いうふうになると思います。
ここでの、butの使用はおかしいですね。案外間違える方が多いので
今、翻訳講習として講義をしておりますが、
正しくは、
"Last year I visited Germany, and I did not like the local beers"と and を使いますね。
『ドイツに行った』事と『ビールがおいしくなかった』事は、
内容が異なりますね。
前者と後者の内容(話題が)が異なる場合は、butは使いません。
日本語の原文に、『~けど』とありますので、
but を使う人が多いのですが、
butは、前に言った内容(しかし、話題は同じ)を覆す場合に使います。
ですので、
I wanted to enjoy German beers, but they did not meet my taste.と云うのは良いですね。
『ビールを楽しみたかったが、口に合わなかった』と最初の文章の
意味内容とは逆のことを言っておりますので。
(ただし、話題はビールのことですね)
もっと分かり易く言うべく、別の例で言いますと、
This product is high in price, but it is good in quality.
この様な文意の場合はbutが使えますね。
比較的に多くの割合で、日本語には、(~けど)と言いますが、
これは、いちいち、but で対応させないことを今一度、
覚えておきましょう。
ご参照ください。ご質問は何なりとどうぞ。
【末次通訳事務所】
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最終更新日
2010年08月27日 06時24分47秒
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