○2/16 斬新文法講義 to と at の違い(at の 隠れた意味合い)
斬新文法講義
皆様、お世話になります。
末次通訳事務所、末次で御座います。
私は、3月の下旬に、サウジアラビアに行く事に成ります。
通訳者として、飯塚市の企業社長様や幹部社員の方々に
同行します。1週間程度の日程でしょう。
私自身、それほど海外渡航経験がありませんので、
今回の出張にはとても不安に感じます。
ですが、私は「ぶきっちょ」なんで、他人よりも、場数を数多く踏んで、
積極的に色々な状況に馴れないと、向上が期待できません。
ですので、思い切って、この出張の期間は、死んでも良いという覚悟で
頑張って参ります。実際に、その覚悟で、積極的に通訳業務を行います
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さて、皆様、次の2つの文をみて、意味上に、相違を感じますか??
もし、正しく、相違を感じれば、良いですね。
・throw a ball to him の to と
・throw a ball at him の at は、意味が違いますね
動詞の後の to は、<<到達場所・動作の受け取り手>> という事です
【投げたボールが太郎君まで届く】のですね
動詞の後の at は、<標的です>、これには、【敵意の意味合い】があります
throw a ball at himは、発話状況にも多少は左右れますが、
to him と違って、<太郎君に対して、ボールを投げつける>のですね
★ at は、「点(地点、時点)」ですから、つまりは、ピンポイントの【標的】という事です
そこには、敵意の含みも有ります
ですから、at を特に使う動詞は、aim, shout, bite, fire, shoot, strikeなどです
What are you aiming at? これは、「あんた何が言いたいと??」ですね
相手が何か話をしているのですが、相手の主張点が見えずに、
相手の云いたい事を、訝しがって尋ねる場合のセリフですね
★ to と at の事例
○その1)
a) My father shouted at me at that time.
→その時、父ちゃんが、こらあ!と怒鳴ってきました
b) My father shouted to me at that time.
→その時、父ちゃんが、「おーい、忘れ物ぞー」とおらびました。
◎その2)
c) The pitcher threw a ball to the catcher.
→星投手は、伴捕手に、ボールを投球しました。
d) The pitcher threw a ball at the catcher.
→星投手は、ムカッとして、伴捕手に、ボールを投げつけました
◇その3)
e) The dog was friendly and came to me right away.
→田中さんちの犬は、人懐っこいので、俺の方にすぐに来た。
f) The dog came to me suddenly, trying to bite at me.
→田中さんちの犬が、突然、俺の方に来て、噛み付こうとした
皆様の英語理解の向上や学習に少しでもお役に立てれば
幸いです、
また次回に。おやすみなさい。
【<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所 末次賢治】
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最終更新日
2011年02月16日 21時17分57秒
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