Jan.14 【英語で何て云う課】配信です 末次通訳事務所 お元氣さまです 学校英語≠ビジネス英語、返事を確実にさせる書き方
【巷の誤解・ビジネス英語≠学校英語】
【英語で何て言う課】会員の皆さまへ
並びに
【英語通翻訳契約企業】各社の皆さま ほか 配信講義です
Hi, readers! Hope you are all fine.
創業後18 年を迎える弊社では、数々の通翻訳を担当しました。
そこで気付いたのですが、ビジネス英語について誤解がある様です:
<貿易・ビジネス英語>と<学校・塾で習う英語>とは
決定的な違いが有ります。それは、英語を使う時の発想が違います。
学校では、 いわゆる英作文の場合、日本語の通りに英語にしたら良い 、という考えが
一般的です。
(→この考えは、実は大間違いで、日本語の通りに英語にしても、通じる英語には成りませんが)
貿易・ビジネス英語の場合はそうではありません。<通じる英語の発想>が必要です。
それは、主には、
1) 論理的思考 ⇒ 結論(云いたい事)を先に書く・理由はあとから・箇条書きで
2) 相手への「縛り」(業務上の縛り)⇒数字を使って、指示・依頼内容を具体化
3) (取引相手としての)相手への配慮⇒(大義名分、相互の取引発展の為の配慮)
通じる英語の発想とは、主には上記の通りです。
この発想に基づいた英語の書き方、話し方をしないと、貿易取引は上手く展開しません:
上記の発想を体得する事が、貿易英語の「基礎」となります。
★多くの方は、単に英語が上手になって、英語を使えば宜しい、と
考えていますが、それは大きな間違いです。通じる英語の発想がない英語は、
内容は日本語と変りませんし、その英語では通用しません。
私は、4 00 社の企業の通翻訳作業を担当しています。
殊に、海外と取引をしている中小企業のコレポンを担当する事も多いです。
英語でコレポン翻訳する場合、原稿となる日本語文を頂くのですが、
原稿の段階から、その発想が間違っている場合が多々あります。
日本語原稿の段階から、通じる英語の発想で原稿を書けば、
その 英語翻訳は素晴らしい良い取引推進手段 と成り得ます。
通じるビジネス英語の発想が土台にあって、英語を使う様にしていきましょう。
この発想をご紹介し、皆様に覚えて貰う事が貿易英語の基礎ですね。
明日から具体的な事例を配信します
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★さて、皆さん、
「 末次さん、emailを出しても海外企業からの返事が来んとよ!」 と
相談を受けることが多々あり、あなたの海外事業でもそのような事案が
多いかもしれないです。今月は、ビジネス分野でのプロ通翻訳者ならではの
【返事が来るコレポン技術】をついでに開陳します:
★相手側から確実に返事を頂く書き方があります:
例>次の依頼を先方に伝える場合:
1)【「当該付属部品(SP-#5」ですが、単価は昨年と同じでしょうか?】
これを英語で書く場合、皆さんはどう書きますか?
確実に先方から返事を貰うには次のように書きます:
As for the spare parts (SP-#5), has its unit price stayed
the same as in 2015? 【 Please confirm on this (price) matter
and get back to us, hopefully, by Jan.16/2016 for our convenience .】
皆さん、上の【 】の英文は、要件matterの「内容」や「日付」を
その都度変更して、お使い下さい。上記のように書きますと、海外側から
当該案件について返事が来るようになります。
上例は、単価/価格の件ですから、this price matterと書きました。
「納期」の場合は、「this delivery-time matter」、
「出荷」の場合は「this shipment matter」 と、
その都度の内容に関する単語を使い
on this (内容)matter としましょう。
本来は、内容がなくて、on this matter でも本当は
良いのですけどね。
Please confirm のconfirm は、<この件について確認して下さい>という程度の意味合いでなくて、この件について、【差出人側に返事を下さい】との
強い要請であり、 英語で【confirm】 とあれば受け取った側は
<差出人へ返事をする義務>が生じるのです
★confirmという動詞が持っている【返信義務】は、海外とのビジネスで
欠かせない知識です。これを知っている方は少ないと思いますので
これを機に、しっかりと覚えておき、 コレポンの最後には、必ず
【Please confirm on this (price) matter and get back to us,
hopefully, by Jan.16/2016 for our convenience.】と書きましょう
いついつまでに返信が欲しいのか、の期限を切ることも大切な心得です
(=どうぞ、この価格の件について、しかとご確認とご対応を頂き、
できましたら1月16日迄にお返事下さい。当社側都合で必要なのです)
上記を参考になさって、早速本日からでも、
Please confirm~の言い方をコレポンで使ってみて下さい
より良い海外お取引が展開できること請け合いです!
質問は何なりとどうぞ!末次通訳事務所
お元氣さまです、
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最終更新日
2016年01月14日 18時07分16秒
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