July 6 仮定法の講義その2 「この7月4日で父は77歳になります」 実は、おとといの7月4日は、アメリカの独立記念日ですが
7月4日は、私の「父の誕生日」でもあります。
これを次の様に云います
背景:今日は、7月1日とします
まもなく7月4日で父は77歳になります
⇒ My father turns 77 this coming July 4.
現在形のturns で良いです。
現在形ってのは、「普段からそうです」
もっと言えば、「事実そうです」という事です
※さらに言えば、turnsが現在形ですから、
話題のお父さんは今生きています、という事ですね
この
My father turns 77 this coming July 4 .は、
別に、
My father will turn 77 this coming July. でも良いです。
どちらでも良いです
誕生日が来たら、年が1つ重なるからですね
ただし、will turn の場合は、発言者、つまり
このお父ちゃんの子供さんが、「たしか77歳になる」とか
そういう感情が入ります。
【自分の記憶が定かであれば】という前提ですね
willは、元々、遺言書 という意味合いですね
遺言書は、死亡前に作成しますね
自分が死んだら土地を息子に、とか
お金を愛人に、とかそういう事を書きますね。
つまり、【自分が死んだら】という前提で物事を書きますね。
willは、もしこういう条件ならば、
もしこういう前提で云えば、 という事ですね
willは、学校では、未来の云い方と習いますが
本当はそうではありません。学校での指導は間違いです
これは職業柄断言できます。
※しかも、このwill自体は、「現在形」ですね
さて、
My father turns 77 this coming July 4 .を次の様に変えます
意味はお判りでしょうか?
My father would turn 77 this July 4.
今度は、would ですね、
過去形です 。
「この7月4日」というのは、実際の//現実の時間ですね
この現実の中で、would過去形を使うのは
時間の法則に矛盾しております。
だから、単に過去形でなくて、何らかの意図が
would【過去形】の中に含まれています。
それは、「もし生きていたら」 ですね
My father would turn 77 this July 4.とは、
お父さんは、故人という事ですね
これを全て情報を書き出しますと
My father would turn 77 this July 4,
if he was still alive now.となります
would過去形 ―― this July 4現実
was過去形-- now今
↑の通り、時間帯を示すの表現が2種類あり
時間がねじれておりますね。
タオルを絞る様に。
「時間のねじれ」には、
何らかの意図や仮定・前提での発言があります
今後仮定法講義をもうしばらく続けます
末次通訳事務所・末次賢治拝