本日の課題ですその2:Pls try this!!
日本の英語学習者の皆様、やってみて下さい。
お答えを送付して頂けましたら添削します
fuku@eos.ocn.ne.jp へ
◆適語挿入課題=選択肢なし、自ら考えて適切な言い方をしましょう
This afternoon, the police ( ) going to have a press
conference on this murder case.
(=本日午後、警察は、この殺人事件に付いて、記者会見を開きます)
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>日本の英語学習者の皆さん、次の状況での英語での言い方は分かりますか?
1) 山田さん、郵便で~す!
2) 山田さん、同じクラスになってからずっとあなたの事が好きでした
これ(ラブレター)を読んでください!(手を震わして緊張して)
This is a letter ( ) you (you=山田さん)!
1)の状況の場合は、 to を使います
2)の状況の場合は、 for を使います ==なぜでしょうか?
>>今日はこの講義です:
私は 6年くらい前まで、毎年、学研の英語教室の英語の先生方に対して
つまり、船橋(千葉)、新横浜(神奈川)、立川(東京)にて
英語の研修を担当しました。いずれも午前中10時すぎ~12時までです:
その中でお話した事を踏まえて、講義を展開します:
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先ず前置詞の to / for ですが、その決定的な差異は
向こうに届く / 向こうに届かない ですね
to の意味:⇒ to の場合は、対象物が目的地に届くのですね
toの図式: <<A地点○⇒⇒⇒◎B地点>>
例1: a road to Fukuoka City. 福岡市までの道
この道を行けば福岡市に行けるのですね
例2) My son went to school as usual.
⇒息子はいつも通りに、学校に行きました。
※そして、息子さんは実際に学校到着しているのですね
例3) a letter to Taro. 太郎さんへの手紙であり、この手紙は
太郎本人に渡されます。
to 動詞の不定詞でも、 to 目的地の to でも、to は to です
to動詞の、不定詞と 前置詞のtoを区別するのは良くないです
to は、to でありますから、根本の意味合いは同じです
そこに向かうのですね toは、
目的の場所に向かう=目的の動作を必ず行うのです
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for の意味:⇒ toは、目的まで、対象物が届くのですが
for は、届きません
※届かないから、「相手に届いて欲しい」との
思いが込められます。forには気持ちが強く入っています。
for の図式: <<A地点○⇒⇒ ____ ◎B地点>>
※for は、 届かない・足りないのです
※ですから、 相手(目的地)に届いて欲しい、願いが裏にあります
例4) : a road for Fukuoka City 福岡市までは行かないのだが、
福岡市近郊方面への道
例5): a road to Mt. Fuji ⇒富士山に行く道
a road for Mt. Fuji⇒富士山近郊(河口湖など)に行く道
※勿論、to と forが意味が重複する場合もあります
敢えて差異を出す場合には、上記の通りの意味合いとなります
例6) a letter for Taro. としましたら、
太郎への手紙という事ですが、実際にその手紙が
太郎に届いたかどうかは別問題です
例7) This is a present for you. の forも
「相手に届かない」と云う意味が根底にあり、
<受け取っても頂けるかどうか判らないが、プレゼントです>という
意味合いが根底にあり、【だから、受け取って欲しい】という本人の
気持ちが強くあります。
例8) Their mother cooked them delicious dishes..これは第4文型*ですね
[↑お母ちゃんが子供らに美味しいお料理を作ってくれた]
⇒これを第3文型に書き換えると
Their mother cooked delicious dishes for them. ですね
※cookの場合は、第3文型の書き方では
<主語+cook +対象物+ for 対象者>となりますね
この for を必要とする動詞は、
他にも prepare, buy, find, get, save, order, call(~を呼ぶ)
make(~を作ってやる)ですね
☆この類の動詞類は、お料理、手配準備、作ってやる事など
結構手間ひま、お金がかかる事ですね
Their mother cooked delicious dishes for them. は
お母ちゃんが、美味しい料理を作ってあげたが
お子さんがこれを本当に食べたかどうかは別問題です
「お母さんが作ったのよ」といっても
子供側は、「具合が悪い/もうおなかいっぱい」などの理由で
折角のお料理を食べないかもしれません。
というのは、for というのは、根底の意味合いが
「目的に届いていない」事ですね
状況によって、この説明が該当しない場合もありますが、
for の根底は、「相手に届かない」⇒だから「届いてくれえ~」、との気持ちが
forを用いる動詞にこもっているのですね
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==第2幕==
第4文型:には、独特の意味合いがあります・
例1) Pele gave poor boys hope for future.
(サッカーの)ペレは、貧しい子供らに、
将来への希望を与えてあげました。
例2) Kaori read my children an interesting story.
香織さんが、うちの子供たちに、
面白いお話を読み聞かせてくれました。
第4文型は、動詞にどんなモノが使われても、
その意味合いは、
<主語は、相手の為に わざわざ対象物を用意してあげる>との意味。
つまり、親切心/やさしさの意味合いですね 第4文型は。
どんな場合でも、その情報の形が第4文型であれば
<わざわざ用意してあげる>のですね
この第4文型を第3文型に書き換える練習を中学高校でしますが
to を必要とする動詞は、沢山在りますが
award, give, grant, hand, offer,lend, pass,read, show
pay, promise , sell, send, teach, write, throw などがあります
for の場合の動詞は、動作や作業に手間やお金が掛かるものでしたが、
toの場合の動詞は、ポッと相手にモノを渡したりするものですから
あまり手間は掛からず、しかも、相手も現場に居る場合になります
for の場合は、相手が帰ってきたら食べられる様になどと相手が
現場に居ない場合もあります。
だから相手に(対象物が)届いて欲しいとの気持ちがあります。
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☆上記の事は、学校や塾、英語学校でもなかなか教えていないし
参考書などにも載っていません
☆私が通翻訳業務を20年を超えてしていく中で培った英語の感覚です
皆様お尋ねは何なりとどうぞ。
末次通訳事務所・末次賢治拝