5/2 新規・前置詞講義
「英語を身に付ける」には、
「よく理解する」には
従来の常識や教わった事(=常識)を疑い、
更に改善点がないか?を自力で考える事:
⇒これが、英語を身に付けるカギの1つです。
今回は問題提起です!
私見ですが、従来の「学校/塾での英語教育」は、多くの面や
事項で、「戦後すぐの時代からの内容」と
さほど変わっておらず、
【より良く英語理解が出来る/使える教育】をしていないです。
1)[often]がその好例です:[often] は頻度を表す単語です:
日本全国、北海道~沖縄迄、英語学習者の全員が、
oftenを「しばしば」と訳します:
が、「しばしば」って、皆さん、日頃言わないですよね?
更に、[often]は[しばしば] ではないです:
oftenの意 は[よく/しょっちゅう] ですね。
頻度を1週間のうちで表現したら、
often⇒5-6日/週、always⇒7日/週(本当にいつも)の意なんです:
[often]を「しばしば」と訳するのは明治時代ならば
良いでしょう。
2)次は著名なセリフ:リンカーン大統領の演説からです:
【The Government of the people, by the people and for
the people, shall not perish from the earth.】
※shall not perish from the earthは、
地球上から無くしてはならない、の意ですね
前半の箇所は、必ず、次の様な和訳になりますね:
【The Government of the people(人民の) by the people
(人民による) and for the people(人民の為の[政治]) :
明治時代では、この従来訳でも良いでしょうが、
私見では、この日本語訳は間違いなんです。
◎ <日本人はどうしても前例を、何ら疑う事なく踏襲しますが、
それは良くない姿勢。常識となっている事すら、
それを見直して、より改善を図るべき事が求められます>
=これが英語の捉え方に必要!
この理念は、どんな事項にも云えますね!
◎前置詞の意味合いをきちんと踏まえて訳しますと
次の通りになります
The Government of the people, by the people and for the people
⇒「国民を代表する、国民の手による、国民に利する政府」 です:
of は、[Taro is the president of ABC Company.]の様に、
「組織の象徴・顔・代表」です。故に、【of ≠の】 の
規則を思い出して頂き、 『国民を代表する』の意になります:
by は、「坊ちゃん by Soseki =漱石作『坊ちゃん』」の様に、
「その作者(本人)の手による」の意。
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※なお、差を示す際もbyを使います
⇒I missed the train by 2 min.2分差で乗り遅れた
⇒The Giants is leading the Tigers by 2-1.
巨人がタイガースを2-1でリード中
⇒I am older than my brother by 5.
俺のほうが5歳年上、弟より。
byは、手がけた本人、そして、数値差異を示す際に使います
ーーーーーー
故に、[The Government by the people] は、
「国民の手による(=選挙で、選ぶ事を指します)」です。
for は、「利益になる」の意です。故に「国民にプラスになる」ですね
※ the people は「人民」でなく「国民」ですね:
「人民」は明治~戦前迄の「帝国政府」とか、
「社会・共産主義国」での言葉でしょう。 現代の社会では、【国民】が相応しい訳ですね
従来の常識を打ち破ると、真相が見えて来ます:
ご参照ください。ご質問は何なりとどうぞ。
<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所・末次賢治拝