【 英語の読み方 8 突然の COULD /WOULD その2】
Hi, Readers! Hope that you’re enjoying this spring.
前回、could の説明をしました。皆様どうでしたか?
「~できた」の意もcould にはありますが、
大抵は、「実際に動作を行った」能力よりも、
<そういう場合(前提)であれば、当該の動作が出来るのに>との仮定の場合で使う事が多いです:would の場合も同様です:仮定の意味で使われます。
英語では、実際に~~出来ましたは、
実は、couldよりも、 was able to 動詞の方を使います
さて、
「仮定」と云う事は、何らかの前提で発言をします。
「もし今日が雨じゃなかったら」とか
「あん時、試合に勝っていたら」とかの前提です。
この前提は、実現しなかった事や実現できない事がその内容に
なります: ※次のお話をお読み下さい:
According to experts, the moon would be
an ideal place to put a telescope for observing
outer space.
Because the moon has almost no atmosphere,
a telescope there could record very clear images of the stars and planets.
「専門家らの話では「月」は理想的な場所です。望遠鏡を設置して宇宙を観察するには」との1行目:
何故 【would】 が此処に使われているかお分かりでしょうか?→→⇒宇宙を観測する目的の望遠鏡を月面に設置する事が、
【今現在まだ実現不可能】であるから、【would】 を使っています。
逆に言うと、「月面への望遠鏡の設置が、もし技術的に可能であれば」という発言前提があります。「月が理想的な設置場所になるであろう」と云う事ですね:
こうしたwould に、悩まされているビジネス人は多いです。
もし今現在月面への望遠鏡設置が技術的に可能であれば、would を使う必要はなく、the moon is an ideal place to put a telescope for-----となります。is/are/amは、動詞の現在形ですが、つまり、現在形は【現実起きる事・起きている事】の意です。
試験時の問題文や、或いは、ビジネスでの
英語通信文や英語契約書を読んでいて、
「時間が過去の流れ」でも何でもないのに、
突然、would /couldが出てきたら、
何らかの前提で情報を云っていると心得ましょう。
↑の例文の a telescope there could record very clear images—の意味は、
もう解りますね?
文中の【there】は「月」です。月に設置された望遠鏡は、
→つまり、(月に望遠鏡が設置されると)との前提ですね。
「極めて鮮明な映像を捉える事が出来るであろう。」という仮定での
お話です。
【月面に望遠鏡を設置した場合】という仮定、
つまり、could ですから、まだ現実に「不可能な物事」を
前提にしているのですね。
次回に続きます!上記ご参照ください。
<兵法・英語二刀一流>末次通訳事務所
末次賢治拝 May 21/2020