英語道場 第233回:
タイトル:【副詞の中にすでに含まれる前置詞の意味合い】
Hi, Readers!
次の2つの類似表現に付いて質問をたまに受けます:
「どこに行きよるん?」
英語では、どちらが正しいでしょうか?
・Where are you going? と
・Where are you going to?
これは最初の【Where are you going?】が正しいですね。
何故ならば、「where」 の中に、既に「to」の意味が含まれている為です。
>これは極めて重要な英語学習のカギです。
別例:「どこに住んじょうと?」⇒Where do you live? ですね、
※答えは、筆者の場合では
「I live in Iizuka.」。
>答える際には 「live in」 となり 「in」が必要ですが、
whereを使う質問の場合には、in は不要です。これも where の中には in の意味が含まれている為です
※この whereは、言葉の種類で云いますと「副詞」です。
「副詞」は日本語例では「凄く」「大声で」「早く」
「ここへ/に/で」「急いで」等の言葉です。
英語も日本語もそうですが、
どんな「副詞の役割の言葉」には【既に前置詞の意味合い】が含まれています。
※例えば、1.「じゃ明日、此処に来て下さい」. Please come here tomorrow.ですが、
hereを「因数分解(笑)」しますと、to this place ですね、
tomorrowは、例えば、明日が7月30日ですと、on July 30.
ですから、Please come to this place on July 30. と同じ意味合いとなります。
※英語の「副詞」を意味の上で「因数分解」しましたら、
「前置詞+名詞表現句」と成ります。
どんな「副詞の英単語」でもそうなります。
2.「丁寧にお取り扱い下さい」
⇒Please handle this item carefully.ですが、
副詞のcarefullyを書き換えますと、
※Please handle this item with a good care.となります。
是でお分かりのように、副詞の単語には、意味の上では既に
前置詞の意味が含まれています。
ですから、Where are you going? や Where do you live? で良いわけです。
※この事は、極めて大切な事項です。
高校生になると「関係副詞」という文法を学習します:
次のようなものです。
「この夏、父の生まれ故郷の長崎に行くんですよ。」
⇒This summer, I'm going to visit Nagasaki where my late father was born.
この whereは、接着剤と同じで「情報の繋ぎ」です。
この whereとは、尚そこで
(尚、長崎で:in which⇒ in that place という意です)。
このような場合、whereでなく「whichのみを繋ぎ」で使う人が多いのですが、
whichのみですと不正確です。in which 或いは where です。
whereの中にそこで、
in that placeの意味合いが含まれます。ご参考下さい。
Thanks & Have Nice Business
英語関係の質問は何でも為さって下さい: