カテゴリ:街角で
某駅の改札口、白い杖を持った50歳くらいの男性が、さらりとSuicaをかざして通った。 私などは、何回かに一回はかざし方が悪くて、ピンポンと鳴らされるのに、見事だ。 階段への通路も、黄色い線(点字ブロック)に従わずに通っていく。 少しは見えるのかな、と思った。 その男性、私と同じ駅で降りた。 やはり、黄色い線を確認はするも、その上を歩かず、多くの人と同じように歩いていく。 が、階段の位置を間違ったようで、壁に行く手を阻まれた状態になってしまった。 まったく見えていないようだ。 「どちらに行きたいのですか?」と声をかけた。 「階段です」 「エスカレーターも近いですよ」 「階段の方がいいです」 ということで、階段のところへ案内した。 しばらく様子を見ていたのだが、 踊り場の場所もわかっているし、次の階段の位置もわかっている。 白い杖を持っていなかったら、普通の人と変わらない歩き方だ。 エスカレーターの方が楽ではないのだろうか、と思うのだが、 乗り降りが難しいのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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