カテゴリ:若者ワッチ
我が家は路地の奥にある。 路地の両側は2階建てのアパート。 片方のアパートは、背中を路地に向けているので、様子があまり分からないが、 もうひとつのアパートは路地を向いているので、住人の生活の一部が見える。 そんな路地だが、先日、2階で、干した布団を叩いているアンチャンがいた。 生きているね、生活してるね・・・そんな感じがした。 で、通り抜けようとして、そのアンチャンと目が合った。 挨拶をしよと思ったが、アンチャンは目をそらした。 そこまではいい。はにかみ屋なのだろう。 だが、布団を叩くのを止めない。 おいおい、下を人が通るんだよ、布団を叩くのを、一時ストップしたらどうなんだ、 ひとこと言いたかったが、よした。 小走りで通り抜け、振り返った。 アンチャンは気がつかないフリをして、布団を叩き続けていた。 どこでどんな仕事をしているのやら、先が思いやられる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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