カテゴリ:ヨルダン
ヨルダン旅行中に、テント・ホテルについて書いたが、 いくつかの質問をいただいたので、改めて、テント・ホテルについて。 最初に、ヨルダンの名誉のためにも、テントホテルはここだけのものであって、他の地域には、 世界中のどこにでもあるホテルと同じホテルがあることを書いておこう。 日本の「フジヤマ、ゲイシャ」になってはいけないからだ。 ワディラムは砂漠と奇岩の地帯。 大きな町からはかなりの距離がある。 なので、電気も水道もない。 そして、ヨルダンの外貨収入の2番目は「観光」、 なので、電気も水道もないところへ観光客を案内する。 その結果が、このテントホテルだ。 電気はソーラー発電、水道は地下からの汲み上げ。 下水は、おそらく・・・処理したものを砂漠へ還元、と思われる。 画像上は、テントの内部。 ベッドと、小さな明かりがあるだけ。 もちろん、空調はないし、トイレもシャワーもない。 入り口は布を垂らすだけで、施錠はできない。 夜中、テントの織り目の隙間から、星が見える。 なので換気もいいが、寒い(11月下旬で14℃)。 ハエのような羽音を立てる虫が、寝ている顔に飛んでくる。 天井から下げる蚊帳のようなものがあったが、広げると別の虫が落ちてきそうなので、使わなかった。 画像中は、トイレとシャワーが使えるテント。 中に入ると、個室が並んでいて、個室には、トイレとシャワーがある(画像下)。 手前がトイレ。カーテンの向こうがシャワー。 シャワーの温度は、“ひと肌”程度。 なので、頭からシャワーをすると冷えてしまう。 公のトイレには全財産を持って入る、というのは旅行の基本だが、 ここでは、ホテル内でありながら、その基本行動が必要になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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