カテゴリ:生き物
なぜ、17年に一度大発生するセミがいるのか・・・・ 私なりに、その基礎を捕らえたいと思う。 例えば、毎年5月から10月の間に、地上に出てくるセミがいるとする。 地上に出てくるのは、繁殖のためだが、相手がいないことには繁殖できないし、 鳥や小動物の活動が活発な時期には補食される危険もある。 つまり、長い間には(5千年とか、1万年とか)、 相手が多く羽化する時期から外れて羽化するセミは少数派となって淘汰され、 羽化する時期が同じであるセミが繁殖して多くの子孫を残すようになる。 こうなることによって、天敵に補食される確率も下がることになる。 そして、同じように、3年に一度とか5年に一度だけ羽化するセミが増えてくると、 1年、2年、4年に一度羽化するセミは繁殖の相手が少なくて、やがては淘汰されていく。 なぜ、3年に一度や5年に一度、羽化するセミが出てくるようになったのかというと、 氷河期の氷の様子や日当たり、地下水の温度に影響されたと考えられている。 画像は、2008年に、ケンタッキー州ダンビルで写した17年セミ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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