彼岸花の葉はこの寒さでも元気!
句会で、時々指摘することがある。それは、「OOの花」という表現。チューリップの花、と言わなくも、チューリップと言えば、あのチューリップの花のことだからだ。だから、当然に、「彼岸花の花」という表現は無いし、「花」を重ねるのはおかしい。で、本日のブログテーマは、「彼岸花の葉」。彼岸花(曼珠沙華)は、秋の彼岸の頃に、真っ赤な,変わった花を開く。これは、多くの人の知識の中にあることだが、意外と知られていないのが、その後の彼岸花だ。彼岸花は、秋の彼岸の頃、ニョキニョキと出てきて、花だけを開く。その時、チューリップのような葉は無い。花だけである。彼岸花の葉は、花がしぼんで、その茎が枯れて倒れて、土に返るころに出てくる。細長い葉で、ここに彼岸花が咲いたことを知らないと、何の葉なのか、分からないほどだ。この寒さの中、青々として元気な葉を伸ばしている。この緑の葉が栄養を球根に送り、来年の秋に、真っ赤な花を咲かせるのだろう。生き物は元気である。