カテゴリ:生き物
交雑を少なくするためには、羽化する周期が、 最小公倍数が大きくなる素数の年数がいいことになる。 つまり、13、17、19、23、29年の素数周期なら、より交雑の可能性が減る。 例えば、23年と29年周期のセミがいたとすると、 実に、667年に一度だけしか交雑しない計算になる。 しかし、土の中で生きるのは17年が限度だと言われている。 いわゆる寿命である。 だからと言うわけではないが、アメリカには13年の周期を持った13年セミもいる。 そして、13年セミと17年セミを総称して、「素数セミ(Magicicada)」と呼んでいる。 19年、23年という周期のセミはいない。 17年セミとて交雑するのだが、なぜ、17年セミが生き残ったのかというと、 17年セミの交雑の周期が長いため、長い長い地球の歴史からすると、これ以外のセミは (13年セミを除く)先に淘汰され始めていて、かなり数が少なくなっていたので、 17年セミの周期に影響が生じるほど交雑は起きなかったと考えられるからだ。 画像は、2008年に、ケンタッキー州パークシティで写した17年セミ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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