カテゴリ:博物・展示・音楽会
国立科学博物館に行ったのは、フーコーの振り子が止まっているのを見るためではない。 国立科学博物館が開いている「産業技術史講座」を受講するためであった。 今回のテーマは「プラネタリウム技術の系統化調査」。 大雑把に言えば、プラネタリウム技術の開発歴史。 天文学は最古の学問とされていながら、実験によって天文現象を再現できない、 理解の難しい学問であり、その理解のためにプラネタリウムが作られ、 そこに色々な技術的進歩があった、というもの。 コロナ禍の中での講座なので、受講者は普段の4分の1程の15人。 よくぞ抽選に当たったものだと、我ながら感心する。 受講者の多くは、私と同程度か少し若い年代の男性だが、 女性は、20~30歳代と思われる、「天文女子」だった。 紀元前の天球儀は、頭からかぶる小さな物。 現在の投影式のプラネタリウムは1913年に作られた、 直径6メートルの球で、数人しか入れなかったが、 その数年後には、現在のようなドーム型の天井に投影するようになっていったという。 そして、このコンピュータ技術の中にあって、 プラネタリウムは、現在もアナログ技術のかたまりだとも。 私がプラネタリウムを観たのは・・・何年前だったろうか・・・ 明石の天文台で観たのが最後だったが、 ドームを見上げていて、プラネタリウムの機械のアナログ度合いに触れず終いだった。 機会を作って、プラネタリウムの機械そのものをじっくりと見たいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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