カテゴリ:税金
不動産業者からは、最初、提示した価格では売却が難しいと言われた。 築18年のマンションを購入価額よりも高く売ろうとすのだから、当然だし、 コロナ自粛で業界が冷え込んでいたためとも思われる。 実際、新築マンションの発売戸数も激減していた。 また、仲介業者としては、少しでも安い方が売りやすいという事情もあっただろう。 しかし、結果からすると、売却のタイミングがよかったと思う、 仲介業者は、譲渡税(正しくは、譲渡所得に対する所得税と住民税)が課税されるので、 分からない事があったら聞いて欲しいとありがたいアドバイスをくれた。 長いこと税金の仕事をしてきたが、納税の心配をされたのは初めてだ。 「そうなんですかぁ~ 税金がかかるんですかぁ~ 引っ越しの費用は経費になるんですかぁ~」 と、担当者の反応を楽しんだ。 (引越の費用は経費にはならない。 仲介料を支払ってトントンでも、 建物の減価償却があるので、ある程度の課税所得が出ると思われる) ま、私としては、売却の納税よりも、相続税の課税金額が増えることを懸念している。 マンションのままであれば、相続財産の評価額はそれなりに低いが、 これを売却して金銭に変えるのだから、評価額は売却額そのものになる。 老い先短い身の上としては、決して褒められない不動産の売却だが、 賃貸に出して、あれやこれやと気を使うのはイヤだし、 マンションのままでは相続の分割(遺産分割)が困難だし、 相続後に買値以上の金額で売れる保証はないのだから、 この道を選んだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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