カテゴリ:学習・教育
ウィキペディアから 地理は嫌いだった、英文法も嫌いだった、日本史も世界史も嫌いだった。 嫌いだったことイコール、不得意だったということ。 典型的な劣等生だったのだが、物理は得意だった。 高校の授業で、先生に褒められことが一度だけある。 それは、パスカルの原理を実証するための実験に関する試験。 「閉じ込められた流体の一部に圧力を加えると、 その圧力はすべての方向に同じ力で伝えられる」というのがパスカルの原理。 試験問題は、実験のためのU字管があり、左右の管の直径が示され、 そこに水銀(だったと思う)を入れ、太い方の管の水銀面に重りを乗せると、 細い方の管の水銀の高さは何センチになるか・・・というもの。 試験問題にはいくつかの数値があるので、これらを計算すると、 答は簡単に出る。 おそらく、多くの生徒が正答を書いたと思われる。 だが、私は、「この実験は出来ない。水銀は管を溢れ出る」と書き、 「出題の意図に従って計算だけすれば、答は○○センチ」と書いた。 問題にある実験の図では、細い方の管の高さが足りないからだ。 その後の授業の時、先生に睨まれると思ったが、 「実験とはそういうものだ。計算だけではだめなんだ」 と、私の答を披露して、褒めてくれた。 今で言う、出題ミスだったのだが・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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