カテゴリ:裁判・判決
東京新聞から 暴力団トップに死刑の判決があった。 4件の事件について、暴力団のトップが、 首謀者として関与した、という認定で、 実行犯でなくとも、死刑だ。 この判決のニュースを知り、思い浮かべることがある。 それは、JR西日本の福知山線脱線事故と、福島の原発事故だ。 いずれも、最高責任者の社長の罪が問われたが、いずれも無罪だ。 この2つの事故は、社長が「首謀者」として関与したワケではないが、 社長の責任が問われないのはおかしい、ということで、 検察審査会で起訴相当となったが、結果は無罪だった。 暴力団のトップは死刑、大企業の社長は無罪。 故意の殺人と事故は根本が違うので、 比較するのは適切ではないのかも知れないが、 企業のトップの責任追求が甘すぎると思う。 この企業の他にも、色々な企業でトップの責任が問われたことがあるが、 多くは、記者会見で、30秒ほど頭を下げれば無罪放免となる。 定時運行を執拗に求めた結果の脱線事故。 電源喪失の危険性を報告されていての事故。 いずれも「死刑相当」の責任があると思う。 社長の責任が問われないから、問える制度がないから、 検査の偽装、賞味期限の偽装、製薬行程の偽装、 経理決算の偽装などなどが後を絶たないのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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