|
テーマ:体当たり園芸(785)
カテゴリ:古土再生
今年もこの時期恒例となりました古土の再生作業を実施中です.
先ずは昨年の秋に『ゴミ&鉢底石&微塵』を除いておいた古土の殺菌&殺虫&雑草の種の不活性化処理. 黒のビニール袋に再生用の古土を入れ,土全体が湿気を帯びる量の水を加えた後,先週末(2008/7/19)から日向(家の南面)で放置しています. 太陽光で黒のビニール袋の内部温度が上昇し,加えた水分が高温の水蒸気となるのがミソです. この水蒸気が内部に充満する必要があるので,あまり大量の土をビニール袋に入れるのは良くありません(1/3程度の量が適切との事). 太陽が当たらない面の温度が十分に上がらず,水蒸気が行き渡らないからです. 内部が混ざるよう最低1日1度は裏表をひっくり返していますので,来週末(8月上旬)には次の段階(詳細は昨年の古土再生の作業を御覧ください)へ進めるでしょう(晴天続きなら1週間でOK). さて,今回再生したい土はこれだけではありません. 昨年の秋以降に出た古土,特にスナップエンドウを育てていた古土が大量にあるのです. しかしそれらは何の処理もしてない為,加熱処理を直ぐには開始できませんでした. そこで先ずは天日干しです(2008/7/19~21). 天日干しといっても我が家には終日直射日光があたる場所は(芝面以外)無いので,午前中しか日が当たらない半日陰(今年一月までセカンドカーを停めていた駐車スペース)で乾かすしかありません. しかしそれでも1日で土はカラカラに乾いてしまいました. まぁ~古土の大半を占めるスナップエンドウを育てた土を,プランターごと雨があたらない場所で放置していたからですけどね.w ちなみに上記の写真の右手前で重石に使っているのは,昨年の秋以前に出た古土の半分量. 昨年の秋以前に出た古土は2袋分あったのですが,家の南面には両方置くスペースが無く,仕方なく一方はこの場所に置いていたのです. 残念ながら天日干し開始翌日は朝から終日出かける用事があったため(数日前の記事参照),実際に次の処理へ進んだのは2日後(2008/7/21)です. さて,ここからの作業が古土再生で一番辛い(疲れる)作業となります. 先ず乾いた古土を目の大きなフルイにかけ,ゴミ(根等)と鉢底石を分離します(ゴミは廃棄&鉢底石は再利用). 次に一番目の小さなフルイにかけて,微塵成分を取り除きます. これで残った土を再利用するわけですが,時間がかかる割に(今回はここまでで3時間弱かかりました:思いっきり日焼けしましたよぉ~)大部分の土が再利用できない事になってしまいます. それはフルイの目が十分に小さくなく,微塵成分の中に再利用可能な粒の土が多く含まれるからです. 左:『一番目の小さなフルイ』を通過した微塵成分 右:『ふるい』に残った再利用できる土 『ふるい』に残った再利用できる土 『再利用できる土』を袋に入れてしまっているので判り難いですが,今回は『微塵成分』が『再利用できる土』の2~3倍の量になってしまっています. そこで『真の微塵成分』と『再利用可能な粒』を分ける為に,昨年&一昨年は更なる作業(momomimikikiさんの『洗濯ネット』を用いた手法)を実施していました. 詳細は昨春の実施状況を御覧ください. しかしこの方法,メッチャ時間がかかるのですよぉ~. 春や秋なら良いのですが,このクソ暑い中,既にそれまでの作業でグロッキーとなっていた私には更なる作業を行う気力は無く…. そこで『再利用できる土』はプランター用土として再利用する事とし,『真の微塵成分』と『再利用可能な粒』が混ざった『微塵成分』は真砂土と混ぜて芝の目土とする事にしました. 当日までは『真の微塵成分』だけを真砂土と混ぜて芝の目土とするつもりでいましたが…. とりあえずそれぞれを別の黒のビニール袋に入れ,適量の水分を加えてから土を乾かしていた半日陰に置いて殺菌&殺虫&雑草の種の不活性化処理開始っす!(2008/7/21~) 手前:『真の微塵成分』と『再利用可能な粒』が混ざった『微塵成分』 右奥:プランター用土として『再利用できる土』 左奥:昨年の秋以前に出た古土の半分量 これだけ暑けりゃ午前中だけ直射日光が当たるだけでも十分内部は高温になるでしょう. でも一週間じゃ~チョット短いかもしれませんねぇ~. さ~て,来週末にまとめて次(最終)工程を行うつもりですが,暑かったら嫌だなぁ…. 当日に挫けているかも…. ------ 古土再生処理の続きはこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[古土再生] カテゴリの最新記事
|