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自然のリズムとともに ゆったりと・・・☆

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2010.07.07
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なまけもの読書会のメルマガに連載中のコラムです手書きハート

この連載、前回までの内容はこちらです☆
「気まま夫婦の のったりそったり人生~♪」

(いちばん上には今回のものが載っていますが、
スクロールして下にゆくと、以前のものが見られます)

~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~☆~


食いしん坊な私たちがゴロで選んだ、

8月4日(はしの日)の結婚式。

いよいよ、当日・・・☆



都内のホテルから、朝、ゆったりとふたりで出かける。

家族のみの、こじんまりした結婚式。気持ちも、いたって、のんびりしたもの。



数時間前に式場に入り、メイクやヘアメイクを終え、ドレスに着替える。

そのあとは、式がはじまるまで、プロのカメラマンによる写真撮影。



挙式だけ参加してくれる、何人かの友だちはいたけれど、

あまりたくさんの友だちが呼べないということで、

後々まで残る 写真だけは、しっかり撮っておきたかった。

普通、家族だけの結婚式だったら、最小枚数のアルバムで十分なところ。

だけど私は、いちばん枚数の多い、アルバムを選んだ。

だって一生に一度のこと、なんだもの。。。せっかくだから。



・・・ということで、とにもかくにも、たくさんの写真が必要だった。

式がはじまる前から、おわるまでの終日、まるで、一日女優にでも

なったかのように、それはそれはたーーーくさん、写真を撮ってもらった。

ほとんど、「写真撮影会」のあいまの“結婚式”・・・という感じ。




式がはじまる前だけでも、


花嫁の父が、うしろからそっと静かに、花嫁を見守る写真。

新郎新婦そろって、鏡をのぞき、にっこり顔を見合わせる、結婚式にありがちな写真。

新郎の胸元に、新婦がコサージュをそっとさしこむ、仲むつまじそう?な写真。

ふたりで手をそっと重ねあわせて、顔をみあわせ、静かに微笑む写真。

床にドレスをふわっとさせて座り、まるで、どこぞのお嬢様のように、

ブーケをただただ うっとり静かにみつめる・・・花嫁の写真。




どれも、日ごろ絶対にしないような、いかにも!!な演出ばかりで、

岩渕サンも私も、最初かなり、ぎこちなかったけれど、

それも、数こなしていくうち、だんだんに慣れていって・・・

カメラマンさんの息ともぴったり合った、楽しい“なりきり撮影会”となっていった。

そして、すべては順調だった。 の、はずだった。



ところが ところが。


新郎新婦の両親が来るべき時間、“式の1時間半前”になっても、

岩渕サンのご両親が、まだ来ない。

1時間前になっても、残り、30分を切っても・・・・

とうとう式の10分前まで、姿をあらわさず、

私たちは準備のため、気になりつつも、控え室へと移動。



神奈川の厚木から都内の式場まで、遠路はるばる

車で来られるという、ご両親。きっと道が混んでいるんだろうね、

事故とかじゃないよね、大丈夫だよね・・?

なんて話をしている間に、とうとう、式がはじまる時間となった。



神聖な音楽とともに、扉がひらかれ、

父の腕に支えられながら、いよいよ、“花嫁入場”・・☆

緊張やら、いろいろな思いが高まる中、一歩、また一歩と進んでゆく。



ふと前に目をやると、岩渕サンのご両親が、ちゃんと席にいるじゃないの!!

あぁよかった・・ちゃんと来れたんだ・・・ひと安心。

岩渕サンも確認したらしく、ふたりで目をあわせてほっとする。

その間にも、式は厳かに、ひとつ、またひとつ、進んでゆく。



家族と親しい友人何人かだけの アットホームな雰囲気の中、

式の進行はすべて、神父さんからの指示通り、やればよいだけ。

ゆったり身をまかせて、私たちも式を 楽しむことができた。



そして最後の最後。退場の音楽がなり響いた、そのとき。



あれ?神父さんからの指示がないね と、ふたりでちょっぴり動揺。

でも、ふたりで目くばせをして、音楽が鳴り出したのだから、当然、

GO!!だよね♪と、自信を持って、ふたりそろって一歩前に踏み出す。




・・・と、ドレスの裾が、後ろからぴーーっと引っ張られて、

思わず私、うーーっと、のけぞった。なんと、まだ、

介添えさんが、私のドレスを直してる最中、だったのだ!!

「うわーーー!! 最後の最後で、やっちゃったねぇ~~~♪」

私たちふたりはもちろん、会場一同、大爆笑!!



でも、そのハプニングのおかげで、式場いっぱいに笑い声響く、

なんとも明るい雰囲気の中、式が幕をとじた、のだった。



私たちが退場したのち、友だちが退場、そして最後、家族が退場。

退場したあと、式前に会えなかった両家が、初めて挨拶を交わす。

実は、両家が揃って顔を合わせたのは、この結婚式当日が「初めて!!」だった。

しかも、岩渕サンの両親の“遅刻”のおかげで、式が終わってから

初めてのご対面!!!・・・という・・なんとも、のんきな結婚式となった。



その後、家族だけの会食の中で、“遅刻”の意外な理由が判明する・・・



岩渕サンのご両親、実は、式がはじまる1時間ほど前には

すでに会場に着いていた、というのだ。



そしてなんと・・・「おなかが空いてたから」という理由で、

式場内のレストランでゆったり、ごはんを食べていたとか。

息子の結婚式に、そんな理由で遅れてきていた、なんて・・!!



しかも、会食中、「まだ料理が出てくるのか・・??

もうおなかいっぱいで、食べられないよなぁ・・・」と言う、お父さん。

結婚式で出される料理の、ごくごく普通の量、だったのだけど・・・

自分たちの長男の結婚式だというのに、その のん気さというか、

緊張感のなさ、というか・・・並外れた感覚に、

「こ・・この両親は、ただものではない!!」と、感嘆の意すら抱いた。



そして私の両親も、私の両親で。元々、お酒に弱い両親、

ちょっとのんだだけで、もうかなり、酔っ払っちゃって。

しゃべり声が、大きい!!!大きい!!!

両家の両親ともに、完全な、酔っ払いさん、状態・・・(汗)

黙々と料理を食べる私たち&兄弟姉妹、

そして、酔っ払い両親たちの、高らかな笑い声とともに、

大切な大切な結婚式の 幕が閉じていった・・・のだった。



(続く)



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Last updated  2010.07.08 00:53:26
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