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テーマ:たわごと(26894)
カテゴリ:C級小説
お待たせいたしました~ 第2章です。
第1章はすぐ下にあります、読んでない方は、↓そちらへ 銀座の中心で嘆き叫ぶ (ギザチュー 無理やり) 第2章 ビリージョエル (サウンドトラック ストレンジャー) あの遊園地の日から遡ること2,3ヶ月ほど前~ Nobubuは8歳年上のビートルズ好きの兄から、 誕生日に1枚のレコードをプレゼントされた。 モノクロのジャケット、 ベッドの上に座る一人の男の横に1つの仮面 ビリージョエルのストレンジャーのLPレコード。 美しいピアノの旋律に、Nobubuは15歳の誕生日から ビリージョエルの音楽に心を奪われた。 そして、来る日も来る日も、ビリージョエルを 聞いていた。 それから何ヶ月か後、みんなの楽しい日常が綴られた 交換日記がNobubuのもとに回ってきた。 あの遊園地の日からどれ位たった頃だったろう? 穴のあいたジーパンの事などすっかり忘れていた Nobubu は、受験が近づいてくるので、そろそろ この交換日記も終わりかな~ などと感慨にふけり ながら、前回の自分の日記の後から読み始めた。 何人かのお笑い系の日記を読みあさり、大笑いを していたNobubu の目に飛び込んできた文字・・・ Nobubuは自分の目を疑った。お笑いが全盛の 交換日記の中に、ポエムらしきものが・・・ そこにはこう記されていた・・ ビリージョエルが好きな君へ ビリージョエルの曲で涙してはいけない。 ビリージョエルの曲で愛を語ってはいけない。 そこには、真実はないのだから・・ 僕が君のために、ボブ・ディランの詩を贈る。 ボブ・ディランの曲で涙し・・・・・ (以下省略というか、覚えていない) Nobubuは超高速で兄の部屋に、ノックもせずに侵入し、 ボブ・ディランって、誰だっけ?と兄を問い詰めた。 兄は、このマナー知らずの妹に、嫌な顔ひとつせず、 ボブ・ディランについて説明してくれたが、 生まれつき、興味のない話題には全くついていけない Nobubuの耳には無駄な解説だった。 正直、自分の事を気にかけてくれているのか? はたまた、自分の思っている崇高な音楽を よく知ってもらいたいのか? ビリージョエルをけなしたいのか? 江戸っ子気質、白黒はっきり、シンプルさが売りの 3人兄弟の末っ子のNobubuには、頭の痛くなる ポエム・・ 3歳年上の姉に相談してみようか?という淡い期待 がNobubuの脳裏をよぎったが、姉とは インドターバン事件以来、嫌われている感が強く、 相談できそうにもない。(このエピソードはいつか~) Nobubuの頭の中では、兄のよく聞いていた 曲のワンフレーズが鳴り響いていた・・ ♪君とよく、この店に来たものさ~ ・・片隅で聴いていた、ボブ・ディラン~~♪ to be continued~ すいません、やっぱり、3章がラストってことで! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.05.25 01:09:04
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