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テーマ:DVD映画鑑賞(14214)
カテゴリ:ドイツ・ヨーロッパ映画
久しぶりにフランス映画の八日目を鑑賞した。
よく遊びにいっているブルンさんの日記で紹介していたのもあり、 どうしても、もう一度見たくなったので。 まずは、タイトルの八日目とは? 旧約聖書の天地創造がモチーフになっているようだ。 聖書にはあまり詳しくないので、前回バベルを見た時は マシューのバイオリンの先生に旧約聖書を借りたのだが、 今回は手元になくて、とりあえず検索。 ユダヤ教・キリスト教の聖典である旧約聖書 ・創世記の冒頭に天地創造が描かれている。 1日目 原始の海の表面に混沌した暗闇がある中、 神は光を作り、昼と夜が出来た。 2日目 神は空=天を作った。 3日目 神は大地を作り、海が生まれ、植物が出来た。 4日目 神は太陽と月と星を作った。 5日目 神は魚と鳥を作った。 6日目 神は獣と家畜と、神に似せた人を作った。 7日目 神は休んだ。 by Wikipedia あらすじ ↓ 映画のほうは、仕事人間アリー(ダニエル・オートゥィユ)は その性格からか、妻と子どもに去られ、ひとりわびしく 会社と家を往復する乾いた生活を送っている。 ある時、アリーの不注意から交通事故を起こして しまい、1人のダウン症の青年ジョルジュと出会う。 感想 ↓ アリーとジョルジュの小さな旅。 ジョルジュのストレートな愛がアリーの 乾いた心に、再び息吹を与えてくれる。 映画「レインマン」では、触れられることを 嫌がったレインマンに、弟役のトムクルは 愛情表現に困っていたな、確か。 この「八日目」を見ると、 フランス人になりたいと思ってしまう。 男同士なのに、自然に抱き合ったり、鼻と鼻を くっつけて、喜びと悲しみを体で表現できる様子 を見ていたら、それだけで癒される気がした。 ぬくもり、触れあい、アリーには欠けていた部分。 なので、アリーはあんなにも癒されたのだろう。 普段、色眼鏡をかけて、物事を捉えてしまいがちな 私達には、ジョルジュの直球でいながら、温かく 深い愛情には、心が洗われるようだ。 きっと、この映画はアリーの再生物語なのだろう。 アリーの八日目の解釈でそれが判る。 これは、名作の部類に入る映画だ。 「レインマン」も好きだが、レインマンが ウッというしゃくり泣きだとするのなら、 こちらは笑顔でいながら泣いている。 そんな感じ。 お勧めです。一度、見ましょう。 八日目 原題 LE HUITIEME JOUR 1996年 ベルギー/フランス お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.04 19:37:09
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