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2007.07.04
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ハート(手書き)久しぶりにフランス映画の八日目を鑑賞した。
 よく遊びにいっているブルンさんの日記で紹介していたのもあり、
 どうしても、もう一度見たくなったので。

 まずは、タイトルの八日目とは?
 旧約聖書の天地創造がモチーフになっているようだ。
 
 聖書にはあまり詳しくないので、前回バベルを見た時は
 マシューのバイオリンの先生に旧約聖書を借りたのだが、
 今回は手元になくて、とりあえず検索。
 
 ユダヤ教・キリスト教の聖典である旧約聖書
 ・創世記の冒頭に天地創造が描かれている。

1日目 原始の海の表面に混沌した暗闇がある中、
     神は光を作り、昼と夜が出来た。
2日目 神は空=天を作った。
3日目 神は大地を作り、海が生まれ、植物が出来た。
4日目 神は太陽と月と星を作った。
5日目 神は魚と鳥を作った。
6日目 神は獣と家畜と、神に似せた人を作った。
7日目 神は休んだ。

                by Wikipedia

 あらすじ ↓
 映画のほうは、仕事人間アリー(ダニエル・オートゥィユ)は
 その性格からか、妻と子どもに去られ、ひとりわびしく
 会社と家を往復する乾いた生活を送っている。

 ある時、アリーの不注意から交通事故を起こして
 しまい、1人のダウン症の青年ジョルジュと出会う。

 感想 ↓
 アリーとジョルジュの小さな旅。
 ジョルジュのストレートな愛がアリーの
 乾いた心に、再び息吹を与えてくれる。
  
 映画「レインマン」では、触れられることを
 嫌がったレインマンに、弟役のトムクルは
 愛情表現に困っていたな、確か。

 この「八日目」を見ると、
 フランス人になりたいと思ってしまう。

 男同士なのに、自然に抱き合ったり、鼻と鼻を
 くっつけて、喜びと悲しみを体で表現できる様子
 を見ていたら、それだけで癒される気がした。

 ぬくもり、触れあい、アリーには欠けていた部分。
 なので、アリーはあんなにも癒されたのだろう。

 普段、色眼鏡をかけて、物事を捉えてしまいがちな
 私達には、ジョルジュの直球でいながら、温かく
 深い愛情には、心が洗われるようだ。

 きっと、この映画はアリーの再生物語なのだろう。
 アリーの八日目の解釈でそれが判る。

 これは、名作の部類に入る映画だ。
 「レインマン」も好きだが、レインマンが
 ウッというしゃくり泣きだとするのなら、

 こちらは笑顔でいながら泣いている。
 そんな感じ。
 
 お勧めです。一度、見ましょう。

 八日目
 原題  LE HUITIEME JOUR
 1996年 ベルギー/フランス
  
 





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最終更新日  2007.07.04 19:37:09
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