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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:ドイツ・ヨーロッパ映画
以前、後味の悪い映画で紹介したダンサー・イン・ザ・ダークの監督
ラース・フォン・トリアー脚本の映画Dear Wendyを鑑賞。 癖のある監督なので、やっぱり、脚本も風変わりなお話だった。 製作は、デンマーク/フランス/ドイツ/イギリスだが、 映画の舞台は、アメリカの炭鉱の田舎町になっている。 一言で感想を言うならば、銃社会への痛烈な皮肉を 込めながらも、アンティークな銃に魅せられる若者たち を生き生きと描いていた。 トリアー監督のオドロオドロしさがないのは、 監督が違うからだろう。 主人公を演じたジェイミー・ベル(リトルダンサー)は なかなか好青年に成長したな~という印象。 個人的には、友達役のマーク・ウェバーに瞳がキラリ。 この人、以前紹介したブロークン・フラワーズでも出番が少ない ながら、人を惹き付ける何かを持っているなと思っていたが、 今回もやっぱりだった。 きっと、あの眼だな・・ おっと、映画からちょいと反れてしまったが~ 映画を観て思ったことは、銃の持つ本来の芸術性 (装飾、形などなど) そういうものに魅せられるのは、優れた楽器に魅せられる のと同じような感覚なのだろう。 しかし、優れた楽器も使わないとその能力を発揮しない。 飾っておくだけというのは、楽器にとって申し訳ない事。 美しい銃も飾っておくだけでは留まらなくなって きてしまう。結局は、銃を持つということは、 必ずや弾いてみたくなる楽器を持つことと 同じなんだろう・・・ 男の人の方が、きっとこの世界感が判るんだろうな~ と思った。理不尽な展開はあるが、そこそこ楽しめた。 ディア・ウェンディ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.07.09 17:44:46
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