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テーマ:DVD映画鑑賞(14214)
カテゴリ:ドイツ・ヨーロッパ映画
ふぅ、数日ぶりに後味の良い映画に出会えました。
神経過敏気味な状態が癒され(歯も痛い)ほっとしています。 「明日へのチケット」 2005年 イタリア/イギリス 監督 エルマンノ・オルミ 、アッバス・キアロスタミ 、ケン・ローチ 出演 ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ「2人の5つの分かれ路」「ぼくを葬る(おくる)」 マーティン・コムストン「SWEET SIXTEEN」ほか あらすじ ↓ カンヌ映画祭パルムドール受賞監督3人が共同監督を務めたヒューマンドラマ。 ローマへ向かう特急列車を舞台に、さまざまな人種と階級の人々が繰り広げる物語。 テロ対策の警備のため、すべての電車が遅れたことにより騒然とするインスブルック駅を ローマ行きの急行列車が出発した。仕事相手の企業の秘書に、便宜を図ってもらった 初老の大学教授は、自分に親切な秘書に心引かれていることに気づく・・・・ 感想 ↓ 途中、将軍の未亡人の白髪ヴィトン系のオバサンの・・・ ヒステリックな文句を聞いていると、神経に障るがごとくのイライラ感が募るが、 それも大切なエピソードだったと、後に気づく。 同じ列車に乗り合わせた人々を通して、喜怒哀楽を描ききったのは見事。 1両目哀~2両目怒~3両目楽~がのごとく。 私自身も、あの列車に乗っているかと思えるほどの感情の浮き沈みだった。 意識は飛び、よく行く映画館で映画上映前に鷹の爪団が・・ 「映画館に来ている人たちは、映画を見るという目的で集った仲間なんだ~」みたいな ことを語るのだが、この「明日へのチケット」を見ると、同じ列車に乗り合わせた仲間、 そういう気持ちにもなれる。 以下ちょびネタバレ↓反転表示 それぞれの車両=エピソードのキーとなっているのがチケット、 そして、車両ををつなぐジョイント部分と良くも悪くも、人々との触れ合いのきっかけにも なっているチケットの意味するところは大きい。 これは、なかなかオススメです。あなたはどんな気分の車両に乗るのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.04.15 02:05:52
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