ヘンデル「アリオダンテ」藝大奏楽堂
藝大プロジェクト2009Vヘンデル没後250年記念コンサート・オペラヘンデル 「アリオダンテ」全3幕スコットランド王:新見準平(バリトン)アリオダンテ:小野和歌子(メゾソプラノ)ジネヴラ:朴 瑛実(ソプラノ)ルルカーニオ:吉原教夫(テノール)ポリネッソ:彌勒忠史(カウンターテナー)ダリンダ:松原典子(ソプラノ)オドアルド:加来 徹(バリトン)合唱:東京藝術大学声楽科有志 管弦楽:東京藝術大学古楽オーケストラ バロック・ヴァイオリン:若松夏美 バロック・チェロ:鈴木秀美 ヴィオラ・ダ・ガンバ:福澤 宏 フラウト・トラヴェルソ:前田りり子 オーボエ:三宮正満 チェンバロ/オルガン:大塚直哉 ほか 指揮:鈴木雅明演出・字幕:平尾力哉 舞台監督:賀川祐之 古典舞踏:市瀬陽子 声楽統括:多田羅迪夫 2009年9月13日15時開演 東京藝術大学奏楽堂 1-18-4コンサート形式の上演ということもありオーケストラは普通のピットより一段上にせり出した位置での演奏、Vn1x4,Vn2x4,Vax4,Vcx2,Vgx1,Cbx1の弦編成ほかシンプルな舞台設定ながらスピーディな舞台設営で進行してゆく。歌手陣は藝大ゆかりの出演者たちで占められ総じて水準の高い演奏でタイトル役の小野さんは既に大学院卒業後、ローマ歌劇場でデビューしただけあり堂々とした歌と演技でイチバンの喝采を受けていた。カウンターテナーの彌勒さんも大健闘と言えるでしょう。ダリンダ役の松原さんも張りのある歌唱で印象に残る。鈴木雅明さんの指揮のもと芸大の講師をトップに据えた弦楽陣や管楽器たちも安定した演奏で華を添えた。