「のり２・クラシカ」鑑賞日記

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  NIELSEN Symphony No・4 "The Inextinguishable"

  日曜夜に放送された(NHK-FM)小泉和裕指揮大阪ｾﾝﾁｭﾘｰ交響楽団演奏会を聴いた。かってはSONY-HDDオーディオで録音したのを通勤時にDIGITAL-WALKMANで聴いていたものですが、浪人中の身分の今は自宅のスピーカーの前で 優雅に 結構な音量で聴いております。（笑）　　　大阪センチュリー交響楽団第150回 定期演奏会　　　　１・ベルリオーズ：序曲「リア王」 作品4H.Berlioz：Overture "Le Roi Lear", Op.4２・ラフマニノフ：パガニーニの主題による狂詩曲 作品43S.Rachmaninov：Rhapsody on a Theme of Paganini, Op.43　　　　　　　　　　　ピアノ：若林 顕３・ニールセン：交響曲 第4番 作品29 「不滅」C.Nielsen：Symphony No.4, Op.29, "Das Unausloschliche"指揮：小泉 和裕大阪センチュリー交響楽団　　～2010年4月8日大阪　ザ・シンフォニーホールで収録～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 今年で20周年を迎える大阪センチュリー交響楽団基本編成は2管10型ですから音の厚み、圧倒的な音量は望むべくもありませんが今日の演奏を聴いていて楽員の個々の技量は中々なものと感じました。　小泉さん指揮でのニールセン：交響曲第4番では打楽器の扱いが際立っており打楽器奏者（2名の）見事な打撃（？）も立体的で素晴らしい。　若林さんをピアノ・ソロに迎えたラフマニノフもオケの巧みな伴奏に乗り非常に伸び伸びとした軽やかでキレのあるいい演奏でした。　先月4月に放送されたドゥダメル指揮イエーテボリ交響楽団でも同じ作品が演奏されたのを聴きましたが、今日聴いた小泉＆大阪センチュリーの方にスリリングさと弦楽器群の精緻な合奏に軍配を挙げたいと思う。　　にほんブログ村

  2010年05月17日

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  サロネン指揮スウェーデン放送響でシベリウス交響曲第4番から第7番を聴く。

  　前回に続いてエサ・ペッカ・サロネン指揮スウェーデン放送交響楽団によるシベリウス交響曲全集から後半の交響曲第4番、第5番、第6番、第7番を鑑賞。エサ・ペッカ・サロネン指揮　　スウェーデン放送交響楽団１・シベリウス　　　交響曲第4番イ短調作品63２・シベリウス　　　交響曲第5番変ホ長調作品82３・シベリウス　　　交響曲第6番ニ短調作品104４・シベリウス　　　交響曲第7番ハ長調作品105　2000年ストックホルム先日の第3番までとは違い第4番以降の作品は更に響きが緻密になりオケの響きもよりコンパクトになりつつある。特に交響曲第4番は全7曲の中でもぞくっとさせる肌触りと内向きの沈潜さが濃厚で正直、何回聴いても難解な・・・駄洒落ではありません（笑）　印象だが、第5番ではシベリウス50歳の国家的な祝賀行事に発表された作品だけあり田園的な雰囲気と終楽章での力強い和音連打のフィナーレが印象的。教会旋法（ドリア）を用いた寂寥感と活気さを併せ持つ交響曲第6番とシベリウスの交響曲の集大成としての第7番、まさに双子的な作品だが20分程度にぎっしりと中身が凝縮された交響曲第7番には、いつもながら聴き終えての深い感動と何故かため息をついてしまうのが常。サロネンの指揮は後期の作品ではより旋律を歌わせながらディナーミクのコントラストに注意を払っているのが顕著に感じられるし、また第5番フィナーレでのテンパニの破壊的な打点指示と和音の処理が鉈で切るような鮮やかさ、それは第6番のリズム処理にも感じられたが、圧倒的なのはやはり第7番の終結部で、あれっと思うくらいのスパッとしたフィナーレで曲を終えるが、逆に言い換えれば時間を短く感じさせるほどの情感豊かな演奏だったからかも知れない。　サロネンさん、首席を務めるロンドンのフィルハーモニア管弦楽団と今月末に来日公演の予定で、シベリウスの交響曲第2番などが演奏される。　にほんブログ村

  2010年05月14日

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  サロネン指揮スウェーデン放送響でシベリウス交響曲第1、第2、第3番を聴く。

  エサ・ペッカ・サロネンがスウェーデン放送交響楽団を指揮してシベリウスの交響曲全7曲と初期の作品である「クレルヴォ交響曲」を録音した中から今日は交響曲第1番から第3番までを鑑賞。エサ・ペッカ・サロネン指揮　スウェーデン放送交響楽団１・シベリウス　　　交響曲第1番ホ短調作品39２・シベリウス　　　交響曲第2番ニ長調作品43３・シベリウス　　　交響曲第3番ハ長調作品52　2000年ストックホルム　2000年に制作されたもので月日が不明だが恐らくはサロネンが作曲活動に入るために一年間の指揮活動の休止をとる直前の録音と思われる。スウェーデン放送響の首席指揮者時代でありオーケストラを自在にドライブして実に若々しく瑞々しい演奏だ。（サロネン41歳の頃か）今やスウェーデン放送響はハーディングを首席指揮者に担ぎヨーロッパでは一流オケの水準にあるが、もともとこのオケはチュリビダッケやブロムシュテットなどの薫陶を受けており、今から10年前に録音された一連のシベリウス演奏では木管楽器群に若干物足りなさを感じるものの北欧のオケの中ではやはり一頭地抜けた存在であったろうと思われる。もちろん現在のこのオケはドイツやイギリスの一流オケと比べても遜色のない素晴らしい演奏団体だが。（NHKの放送を聴く限り）さてシベリウスの交響曲第1番、第2番とも少し早めのテンポでぐいぐい押していくが謳わせるところはきっちりと歌い上げるしダイナミズムの強調も見事、特に第3番の演奏はマゼールやブロムシュテットの演奏よりも感動的な演奏だ。　にほんブログ村

  2010年05月12日

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  ヘンデル・オペラの名アリア コンサートを聴く(NHK-BShi)

  今日は朝から雨のお天気、中々安定した気候になりません。HDDに眠っている録画を聴いてみた。（2010年2月25日NHK-BSハイビジョン番組からの録画）　2009年11月21日東京トッパンホールで行われたコンサートこのトッパンホールはとても聴きやす木のぬくもりも感じられて大好きなホールだが何せ駅からのアクセスが悪いのが難点、一度としてホールまでまともに着いたためしがないのだ。（爆！さて今日鑑賞した番組をトッパンホールのホームページで検索したら　***************************************************”世界遺産の古都チェスキー・クルムロフから「真正バロック・オペラ」初来日!!””ヘンデル・オペラの名アリア”優雅で幻想的なバロック演技と豪華衣装付き／解説付き（チェコ語通訳付き）字幕あり ****************************************************確かに時代風の衣装を纏ったソプラノ歌手とメゾ・ソプラノ歌手が交互にステージに登場して独特なジェスチャーを交えてアリアを歌い上げる。バロック時代当時の上演形式で再現したものと言われればそうかも知れない。古楽器メンバーはチェンバロを含めて6名の極小メンバーだがステージ下手に位置して結構まとまりのある響きが録画では捉えられていて歌手とのバランスも良。一時間の短い時間ではあるがヘンデルの数々のオペラの美味しいところを楽しんだ。オンジェイ・マツェク（指揮・チェンバロ）　 ズザナ・ヴルボヴァ（演出）　 ヤナ・ピノヴァ・コウツカ（ソプラノ）　 ヴェロニカ・ムラツコヴァ（メゾ・ソプラノ）　 ロツァリエ・コウサリコヴァ（チェロ） キャノンズ・コンサート室内管弦楽団 １・「クセルクセス」から第1幕第1場レチタティーヴォとアリオーソ（Ms)２・「アルチーナ」から第2幕第8場レチタティーヴォとアリア（S）３・「アルチーナ」から第2幕第12場アリア（Ms)４・「ソザルメ」から第1幕最終場レチタティーヴォとアリア（S)５・「ソザルメ」から第2幕第8場レチタティーヴォと二重唱（S＆Ms)６・「アリオダンテ」から第3幕第9場アリア（Ms)７・「リナルド」から第2幕第4場アリア〈涙の流れるままに〉（S)８・「ロデリンダ」から第3幕最終場アリア（S＆Ms)９・「ジュリアス・シーザー」から第3幕最終場レチタティーヴォと二重唱（S&Ms)　にほんブログ村

  2010年05月11日

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  尾高忠明＆BBC-W響1995年来日演奏会を聴いた。(VTR)

  　5月のN響定期AとCチクルスに登場する尾高さん、N響正指揮者に就任して初の定期公演登場、先日のAチクルスのラフマニノフ作品、FM放送で聴きましたがピアノの小山さんともども素晴らしい演奏でした。　尾高さんと言えば何と言ってもエルガー作品、N響とも名演奏を残していますが今日は今から15年前の演奏を収録した当時首席指揮者の地位にあったイギリスカーディフのBBCウェールズ交響楽団との来日公演を鑑賞した。　　指揮：尾高忠明　　管弦楽：BBCウェールズ交響楽団　１・尾高惇忠　　　オーケストラのための「肖像」２・エルガー　　　チェロ協奏曲　　　　　(ﾁｪﾛ）スティーヴン・イッサーリス　３・エルガー　　　交響曲第1番　～1995年12月3日サントリーホール～　尾高さん、今ほど頻繁にエルガー作品を指揮していない頃の演奏ですが交響曲第1番の素晴らしい演奏に涙が出ます、特に切れ目なく入ってゆく第3楽章が切なく美しい。　イッサーリスのチェロ独奏の協奏曲も端整な演奏ながら味わい深い。後年、尾高さんがこの曲でソリストで度々共演したロバート・コーエンより遥かに高みに達した演奏に感じる。コーエンの演奏も数年前に札幌kitaraで尾高＆札響で又尾高＆N響でも実演に接しているが格の違いが歴然の演奏。ちなみにイッサーリス、コーエンとも英国生まれ。　最初のプログラムに尾高さんのお兄さんの作品が演奏された。今回の来日演奏は尾高さんBBCウェールズ響との2度目の来日演奏会で現在は桂冠指揮者の地位にある。　↓の写真はBBCウェールズ響の首席指揮者就任の頃ですから今から23年前くらいか、　　　　　ずいぶんと髪の毛が豊かだった、今と比べると。尤も管理人もその頃は黒髪ふさふさでした、今は白髪ふさふさだけど。(爆！　にほんブログ村

  2010年05月10日

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  今日はヴェルビエ音楽祭2007からピアノ曲を聴いた、キーシンほか。

  　ヴェルビエ音楽祭　　　　ヴェルビエ地方　昨日のLFJのショパンのピアノ曲を 真剣に聴いた BGM風に聴いた所為か 今日もピアノ作品に目覚めてしまった。（笑）　まずはヴェルビエ音楽祭の常連ピアニスト、エグゲニー・キーシンくん　　いつの間にか今年39歳になるのですね。彼との初めての生体験は日本ではなくてNY・カーネギーホールでのコンサートだった。その数を忘れる位のたくさんのアンコール曲を弾いてのけてNYの聴衆から慈愛に満ちた盛大な拍手喝采とｽﾀﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ・ｵﾍﾞｰｼｮﾝを浴びていたっけ。今日の曲目はベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番ハ短調とアンコールにショパン：ワルツ第7番とワルツ第6番「子犬」、サロネン指揮ヴェルビエ音楽祭管弦楽団のサポートで相変わらずの流麗なタッチで今や指揮者サロネンを除いてヴェルビエ音楽祭オケの楽員達（確か30歳前後の年齢制限）より年上となったキーシンは彼らに暖かな笑顔を向ける余裕。ベートーヴェンの協奏曲第2楽章が心に沁みた。　～2007年7月26日ヴェルビエ音楽祭～　次に1944年ブラジル生れのネルソン・フレイレ　フレイレは度々来日しており日本でもお馴染みのピアニスト。管理人もアルゲリッチとのデュオ・コンやオーケストラとのコンチェルトで度々聴かせていただきました。もう今や巨匠の域ですね。１・バッハ（ブゾーニ編）　　　コラール前奏曲「来たれ、異教徒の救い主よ」２・ベートーヴェン　　　ピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」３・ドビュッシー　　　組曲「子供の領分」４・アルベニス　　　タンゴ５・シューマン　　　アラベスクハ長調　～2007年7月25日ヴァルビエ音楽祭～　フレイレのプログラミングの妙に感心しました。「ワルトシュタイン」も勿論素晴らしいですが、どの曲もフレイレならではの感性が光ります。今年66歳になるのですがテクニック的にも衰えが見られず見事、61歳の管理人、負けずに頑張らないといけませんね。今のところ 週刊 週間毎日サンデーの身分ですから。（爆！　と、この辺で　intermission　をいただきます、ワインを飲みすぎました。　”きょうは一日紅白ワイン三昧”なんちゃって（笑）　次はキーシンくんの1歳年上のラルフ・フォークトのリサイタルですが　次回のブログにて。。。♪　にほんブログ村

  2010年05月08日

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  小山実稚恵のショパンを聴く。(LFJ・2010）

  今日もラ・フォルネ・オ・ジャポン　　を聴いた。NHK-FM　で12時15分から夜10時まで　HDD録音機ならではの威力ですね。以前のMD録音機ではダブル・レコーダーといえども80分のMD2枚で160分で留守録は途切れてしまいました。今日は外も雨降りなので管理人は　きょうは1日ネット三昧　ということで番組録音を最初から流して（BGM風に）ネットサーフィンしながら聴きました。ケフェレックやヌーブルジェ、バル・シャイ、エル・バシャ、児玉 桃さんなど　総てショパンのプログラムですからピアニストの個々の違いなどを楽しみました。ネット・サーフィンしながらの鑑賞ですのでそれ以上はノーコメント。（笑）それでもBGM風をやめて　真剣に　概ね真面目に聴いたのが小山さんの演奏（ﾋﾟｱﾉ）小山実稚恵 　１・ショパン：ノクターン ハ短調 op.48-1２・ショパン：ワルツ イ短調 KK IV b-11３・ショパン：ワルツ イ短調 op.34-2「華麗なる円舞曲」４・ショパン：ワルツ 嬰ハ短調 op.64-2５・ショパン：ワルツ 変イ長調 op.69-1「別れ」６・ショパン：ワルツ ロ短調 op.69-2７・ショパン：ワルツ 変イ長調 op.64-3８・ショパン：バラード第1番 ト短調 op.23９・ショパン：バラード第4番 ヘ短調 op.52　先日のブログ記事の仲道さんと同じホールB7（878人収容）ですのでホール条件は一緒の筈ですが、こちらは仲道さんの時より不思議と聴きやすい。時間帯の違いや客層の違いもあるのかもしれません。14時過ぎに開始された仲道さんのコンサートでは無遠慮な咳や雑音も聞こえてきましたから。もっとも音楽ホールでも時々見かけます、　出る杭は打たれる　出る咳はしかたない　けどせめてハンカチで口元を押さえるとか、間に合わなければ下向いて衣服の袖で口を塞ぐとか他人への配慮を思いつかない人も多いのです。なんだか今回も愚痴っぽくなってしまったのでこの辺で。。。　5月3日は小山実稚恵さんの誕生日でもありました。(1959年5月3日）ちなみに仲道郁代さんは（1963年2月13日）、お二人とも生まれは仙台ですね。♪　　にほんブログ村

  2010年05月07日

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  仲道郁代のショパン作品を聴いて。(LFJ･2010)

  先日のベレゾフスキーのショパン：ピアノ協奏曲第1番に続いて”ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン”今日は1日ショパン(NHK-FM)今日は14時過ぎに生中継された仲道郁代さんのオール・ショパン・プログラムを聴いてみた。ショパンのプログラムを殆どインターバル無しで連続して演奏していましたが、時間の限られたスケジュールでの事ですから致し方ないのでしょうが仲道さん、一般的なリサイタルと違う所為か　珍しくミス・タッチもあったり、音質的にもラジオで聞く限りＢＧＭ的な感覚で聴かないと不満だらけ、普通は会議室として使われる場所のようですから、当たり前か！気軽に聴けるのは大いに結構だがピアノの音色がこんなもんだと思われないことを杞憂する。出来れば一度は音楽ホールで聴いて欲しいものだが。（コンサート・ゴーアの方には無用の話ですが。）老婆心ながらプロのピアニストにリハーサルも無しの演奏はどうかと思う。演奏終了後、仲道さんが、そんなような事を語っていたが会場の音響もチェック出来ずに本番を迎えるのは辛いことだろうと推測される。むしろ音大生の中からオーディションで選んで参加を募ったら如何だろう。聴衆を前に日頃の成果発表の機会はなかなか無いだろうから。LFJに一度も行った事のない人間が言う意見でもないが。。。将来も行く気は毛頭ありませんが、何せ人混みと行列が嫌いな　普通の 偏屈なオヤジですから。（爆！それにしても今年2010年の入場者数は80万7千9百人とのこと、これだけ音楽に親しむ人々が存在することは喜ばしいことで次にはコンサートホールへ足を運んでくれると更に大いに喜ばしいが。　仲道郁代　 １・ショパン：ワルツ 変イ長調 op.34-1「華麗なる円舞曲」２・ショパン：12の練習曲 op.25より　　第1番 変イ長調「エオリアン・ハープ」３・ショパン：12の練習曲op.10より　　第5番 変ト長調「黒鍵」　　第12番 ハ短調「革命」　　第3番 ホ長調「別れの曲」４・ショパン：マズルカ イ短調 op.17-4５・ショパン：ポロネーズ 変イ長調 op.61「幻想ポロネーズ」６・ショパン：ポロネーズ 変イ長調 op.53「英雄」７・ショパン：ワルツ 変イ長調 op.69-1「別れ」いろいろ書きましたが40分ほどの時間にショパンの魅力的な作品を連続して聴けたのは音質の不満を除けば得がたい機会かも知れない。　にほんブログ村

  2010年05月06日

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  トスカニーニ＆NBC交響楽団のワーグナー集ほか

  昨年2月にNHK-BS2で放送された映像を鑑賞、番組タイトルは　”トスカニーニのワーグナー”もちろん画像はモノクロで音像はモノーラルですが音のほうは意外と鑑賞に堪え得る音質です。アルトゥーロ・トスカニーニ指揮　NBC交響楽団１・ワーグナー　　　歌劇「タンホイザー」序曲(1948)２・ワーグナー　　　歌劇「ローエングリン」序奏(1948)３・ワーグナー　　　楽劇「トリスタンとイゾルデ」から　　　　　前奏曲と愛の死(1951)４・ワーグナー　　　楽劇「ワルキューレ」から　　　　　ワルキューレの騎行(1948)５・ヴェルディ　　　諸国民の賛歌(1944)　　　　　（ﾃﾉｰﾙ）ジャン・ピアーズ　　　　　（合唱）ウェストミンスター大学合唱団イタリア生まれのトスカニーニは今なお20世紀最高の指揮者の一人、ドヴォルザーク「新世界」やメンデルスゾーン「イタリア」などのレコードで中学生のころから親しんで聴いていた指揮者。中学時代での他にはワルター、ベイヌム、モントゥ、シュリーヒト、フルトヴェングラーと言ったところでカラヤンやベームは高校時代になってから。さてトスカニーニの指揮は非常にわかり易い棒の動きでピッチが明快オケも見事に彼のテンポに合わせているのがわかるし曖昧さがない歯切れのよい音楽を聴かせるのがトスカニーニの特徴です。このワーグナーのプログラムでも彼の特質である熱い躍動感とスピード感あふれる揺るぎないテンポに魅了されます。13歳の時にワーグナー「タンホイザー」序曲に衝撃を受けてこの世界に足を踏み入れたと言うトスカニーニですが「タンホイザー」つながりで管理人にはとても光栄な話です。（爆！ にほんブログ村

  2010年05月05日

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  ラ・フォル・ジュルネからショパンのピアノ協奏曲第1番を聴く。

  ＧＷ3日はNHK－ＦＭ放送でお昼12時から”今日はラ・フォル・ジュルネ三昧”東京国際フォーラムから生中継の放送を聴いた。午後5時半頃から生中継されたショパン作曲　　　ピアノ協奏曲第1番ホ短調作品11　　　（ﾋﾟｱﾉ）ボリス・ベレゾフスキー　　管弦楽：ウラル・フィルハーモニー指揮：ドミートリ・リス　ピアノのベレゾフスキーは今年41歳、モスクワ音楽院の名教師エリソ・ヴィルサラーゼに師事し、ロンドンのウィグモア・ホールにてデビューを果たす。1990年にチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門優勝。（この年にはヴァイオリン部門で諏訪内晶子が優勝しています。）リストやシューマン、メトネル、ラフマニノフ、ハチャトゥリアンなどを得意レパートリーにして超絶技巧のピアノ演奏を聴かせる。今日の演奏は、やや速めなテンポで颯爽とした演奏だが残念ながらオーケストラがあまりに貧相な伴奏で残念。彼の演奏は過去に生で幾つかのコンサートを聴いているが自然な姿勢で実に達者なピアノテクニックを駆使して意外と繊細な表情の音楽を聴かせる。（東響とのラフマニノフ第2番は絶品だった。）今やラ・フォル・ジュルネには欠かせない常連のピアニストでもあります。今日はブルゴーニュの白を飲みながら。　　にほんブログ村　

  2010年05月03日

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  オルフ「カルミナ・ブラーナ」小澤＆BPO＆晋友会を聴く。

  早や5月ですね、今日からＧＷ突入ですが管理人には今やあまり関係ないですね。（笑）こちらはＧＷ明けてから母のことで北海道へ旅立つ予定。さて今日はＣＤでの音楽鑑賞。カール・オルフの「カルミナ・ブラーナ」カール・オルフ（Carl Orff、1895年7月10日 - 1982年3月29日）はドイツの作曲家。ミュンヘンに生まれ、同地で死去。バレエ曲としても取り上げられる作品でずいぶん久しぶりに聴きました。たくさんの演奏のＣＤが出ていますが個人的にはこの小澤＆ベルリン盤がお気に入り。中でも故、関屋 晋さんが指導していた数々の合唱団の選抜メンバーからなる晋友会合唱団の合唱がとても素晴らしい。この翌年にもベルリンに渡り同じ小澤の指揮でジルヴェスターに登場「カルミナ・ブラーナ」を熱演しています。ソリストもグルベローヴァはじめ最高級の歌唱でベルリン・フィル楽員の名技と併せ熱き血潮の演奏と言っておきましょう。（爆！）カール・オルフ　　　「カルミナ・ブラーナ」 エディタ・グルベローバ(ｿﾌﾟﾗﾉ）　　ジョン・エイラー（ﾃﾉｰﾙ）トマス・ハンプソン（ﾊﾞﾘﾄﾝ）　晋友会合唱団 ベルリン・シュターツ&ドム少年合唱団 小澤征爾指揮　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団　　～1988年6月ﾍﾞﾙﾘﾝ～　にほんブログ村　

  2010年05月01日

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  沼尻竜典＆大阪センチュリー響第147回定期を聴く。（NHK-BShi)

  今朝のNHK-BShi放送のクラシック倶楽部から大阪センチュリー交響楽団第147回 定期演奏会を鑑賞した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「オーケストラのための蘇莫者（そまくしゃ）」西村朗・作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（雅楽）天王寺楽所雅亮会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「交響曲　ニ短調」　　　　　　　　　　　　　　　フランク作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）大阪センチュリー交響楽団　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（指揮）沼尻竜典　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2009年12月17日大阪ザ・シンフォニーホール～　　　デッキに余計なケーブルを繋いでいたため映像が写らず音声のみの録画でした。酔っ払ってオーディオ装置をいじるとこんな風な失敗になります。（笑）　そんな訳で映像抜きの音声だけの鑑賞なので西村さんの作品（世界初演）での天王寺楽所の舞楽は想像を巡らすしかないが音楽だけをとっても実に宇宙的な拡がりを感じさせる40分余りの大作品。時には打楽器が凄まじい音を炸裂させたりするが天王寺楽所の舞楽とのコラボは23日BS-2の再放送での映像で確認したいと思う。　後半のフランクの交響曲ニ短調は現在の大阪センチュリー響の好調さを裏付けるような隙のない演奏であり沼尻さんのメリハリのある指揮とともに見事な演奏で久々満足のいくフランクのシンフォニーを堪能した。　　　　　　　　　　　にほんブログ村　　　　　　　　　　　　　　

  2010年04月18日

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  サイモン・ラトル＆ベルリン・フィルのブラームスSym.No3を聴く。(DVD)

  　サイモン・ラトル＆ベルリン・フィル『エクサンプロヴァンス音楽祭2008』から最初に演奏されたブラームスの交響曲第3番を聴いた。いつもの本拠地ベルリン・フィルハーモニーザールではなくフランスはプロヴァンス大劇場での演奏会。オーケストラの配置は第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが対抗配置でヴィオラが第1ヴァイオリンの隣に位置する珍しい配置でコントラバスは通常の上手側で第2ヴァイオリン・チェロの後方。ラトルの意向でのオケ配置だろうが彼の意図が十分に発揮されたかどうかはよくわからない、が殆どインテンポで演奏されたラトルのテンポ感にベルリン・フィルの楽員が見事についていく構図は残念ながら見られない。それでもこの崩れそうでくずれない緊迫感が却ってこの曲の悲壮感やドラマ性を際立たせているのが面白い。好きな演奏です。”　いいと思います　”（笑）１・ブラームス：交響曲第3番ヘ長調２・ドヴォルザーク：ピアノ協奏曲ト短調３・バルトーク：バレエ『中国の不思議な役人』組曲[指揮]サー・サイモン・ラトル　[演奏]ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[ピアノ]アンドラーシュ・シフ[映像監督]デニス・カイオッツィ[収録]2008年6月30日プロヴァンス大劇場■約1時間44分　にほんブログ村

  2010年04月15日

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  ラザレフ＆日フィル演奏会（東京芸術劇場）を鑑賞(BS-hi)

  アレクサンドル・ラザレフ指揮　日本フィルハーモニー交響楽団１・ハチャトゥリアン　　　バレエ音楽「スパルタカス」から２・グリエール　　　コロラトゥーラ・ソプラノと　　　　　　　管弦楽のための協奏曲　　　　　（ｿﾌﾟﾗﾉ）幸田浩子３・ラフマノノフ　　　ヴォカリーズ　　　　　（ｿﾌﾟﾗﾉ）幸田浩子　４・チャイコフスキー　　　交響曲「マンフレッド」　～2009年10月18日東京芸術劇場～今朝のNHK-BSで放送された日フィルの演奏会録画を早速鑑賞した。日フィルのシェフ、ラザレフさんの指揮した演奏会は読響との2008年6月のサントリー定期での生演奏が最後ですが（今のところ）　ラザレフ読響742回サントリー定期　相変わらず、深いスコアの読みとオーケストラへの卓越したドライブ手腕は見事なものです。今日はどのプログラム作品も素晴らしい演奏でした。幸田さんのソプラノ独唱によるグリエールの作品は初めて聴きましたが叙情的な美しい作品で、幸田さんのコロラの技巧を堪能しました。「ヴォカリーズ」も感情豊かな素晴らしい歌唱でした。この曲を聴くと大昔にプレヴィン＆ロンドン響来日公演でアンコールで演奏された時のことを思い出してしまいます。チャイコフスキーの交響曲「マンフレッド」は第4番と第5番シンフォニーの間に作曲された作品で、交響曲と言うよりは長大な交響詩的な意味合いの作品ですが描写的というよりラザレフさんの指揮は逆にシンフォニック的な面を強調したクールな表現、日フィルも久しぶりにテレビですが楽員さん達を拝見して懐かしいです。管楽器も打楽器も大健闘で素晴らしい演奏でした。コンマスはお馴染み　木野雅之さん　　にほんブログ村

  2010年04月11日

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  テンシュテット＆LPO来日演奏会(1988年）を聴く。

  オール・ワーグナー・プロに惹かれてテンシュテット(1926-1998)指揮のロンドン・フィルハーモニック管弦楽団の演奏会を聴いた。（カセット）旧東ドイツ生まれの指揮者テンシュテットの事実上の来日最後となった演奏会。病に倒れるまで音楽監督を務めたロンドン・フィルとの息の合った、しかもワーグナー・プロ、この時のサントリーホールで聴いていた聴衆の感動のさまが生々しく音声で伝わってきます。今から22年前の演奏ですから管理人の年齢は（61-22=）39歳ですか（！？）つい最近まで勤めた会社に入社する直前の頃です。その前の会社の社長と喧嘩して勤めを辞めて、朝は新聞配達をしながらその足で電車に乗りHONDA狭山工場で北米(ｶﾅﾀﾞ）向けの自動車部品の梱包のバイトをしていた時代、最近のカセット録音テープを聴いて思い返すとまさに自分史の歴史を辿るようです。当時3人の息子たちは中学生で、管理人にはとてもコンサートに出かけるには時間も金銭的にも余裕がありませんでしたから、当然ながら今回聴いたテンシュテット＆ロンドン・フィルの演奏会は生では聴いておりません。が、テンシュテットのフルヴェン譲りのタメを効かせた大向うを呻らせる言わば歌舞伎役者の趣きに似た解釈とロンドン・フィルの当時の重厚なフレーズを奏でた演奏は今聴いても色褪せません。押入れから何十年ぶりかのご対面、再開できてハッピーです。（笑）クラウス・テンシュテット指揮　ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団１・ワーグナー　　　歌劇「タンホイザー」　　　　　序曲とベーヌスベルクの音楽２・ワーグナー　　　歌劇「リエンチ」　　　　　序曲３・ワーグナー　　　楽劇「神々のたそがれ」から　　　　　ジークフリートのラインの旅とジークフリートの葬送行進曲４・ワーグナー　　　楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」から　　　　　第1幕への前奏曲ｱﾝｺｰﾙ：ワーグナー　　　楽劇「ワルキューレ」から　　　　　ワルキューレの騎行　～1988年10月18日サントリーホール～ にほんブログ村

  2010年04月10日

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  ビシュコフ＆ベルリン・フィル（1989年）演奏会を聴く。

  前回に続きカセット・テープの録音ソースからセミョーン・ビシュコフがベルリン・フィルを指揮した1989年の定期演奏会１・シュニトケ　　　　夏の夜の虚夢２・モーツァルト　　　2台のピアノのための協奏曲変ホ長調K365　　　　　（ﾋﾟｱﾉ）ラベック姉妹　３・チャイコフスキー　　　交響曲第6番ロ短調「悲愴」セミョーン・ビシュコフ指揮　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団　～1989年2月1日ベルリン・フィルハーモニーザール～　ジュリーニ指揮のコンサートを聴くつもりだったがチャイコの「悲愴」そう言えばずいぶん聴いてないなぁってことで急遽上記のカセット・テープに変更、ところがこの「悲愴」は平凡で期待外れの演奏でした。むしろシュニトケ「夏の夜の虚夢」のショスタコーヴィチに通じる作品の諧謔性やラベック姉妹の2台ピアコンのほうが楽しかった。にほんブログ村　　

  2010年04月09日

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  ビーチャム指揮ディーリアス作品集（CD)を聴く。

  普段は（在職中の時は）なぜか時間を気にしてディーリアスの作品をのんびりと聴くことはなかったのですが、逆に自由な時間が出来ると長閑な作風のイギリスの作曲家ディーリアスの自然豊かな曲が不思議と、しっくりと心の中に沁みこんできます。『ディーリアス:管弦楽曲集』／CD　トーマス・ビーチャム指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団ほか1.(ディーリアス)／交響詩 ≪丘を越えて遥かに≫ [13:00]2.(ディーリアス)／そり乗り (冬の夜)[5:29]3.(ディーリアス)／ブリッグの定期市～イギリス狂詩曲[15:52]4.(ディーリアス)／フロリダ組曲 第1曲:夜明け～ラ・カリンダ舞曲[10:26]5.(ディーリアス)／フロリダ組曲 第2曲:河畔にて[7:15]6.(ディーリアス)／フロリダ組曲 第3曲:夕暮[9:44]7.(ディーリアス)／フロリダ組曲 第4曲:夜に[7:39]8.(ディーリアス)／マルシュ・カプリス[3:50]取り敢えず家のがらくた（自分にとっては貴重な音楽財産のつもりですが余人には理解できない？）整理もほぼ終えて山のように積み上げていたDVDが何とか書棚に収まりました。今度はオペラDVDの検索が非常に楽になりましたがｶｾｯﾄ･ﾃｰﾌﾟに続いて犠牲になったVTRﾋﾞﾃﾞｵに合掌！（笑）にほんブログ村

  2010年04月07日

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  バーンスタインのシベリウス：交響曲第5番＆第7番を聴く。

  久しぶりにシベリウスの交響曲　シベリウスの中後期の作品、交響曲第5番と第7番を聴いた。CSクラシカジャパンの放送録画からレナード・バーンスタインがウィーン・フィルを指揮した演奏バーンスタインがニューヨーク・フィルの音楽監督を辞してヨーロッパへ活動の軸足を移した時期の演奏で、ウィーン・フィルと数々の名演奏を残している。バーンスタイン指揮では交響曲第2番の熱情あふれるドラマ性に満ちた演奏も好きだがカラヤン＆ベルリン・フィルのようなオーケストラの威力とスコアの隅々まであぶり出すような演奏も一方では大好きで、つまるところシベリウスの交響曲演奏に関しては管理人は何でもありの姿勢で望んでいる。今回のバーンスタイン＆ウィーン・フィルの演奏ではオーケストラの巧さが目を惹いた。テンポに関しては凸凹道を歩むようなバーンスタインのいつもの解釈だが聴いているうちに引き込まれてしまう。今日は敢えて映像をオフにして音だけでの鑑賞、マーラーならともかくシベリウスにバーンスタインのあの熱い指揮姿はいらない。（笑）レナード・バーンスタイン指揮　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団　　シベリウス　　　　　交響曲第5番変ホ長調　　　　　　　（1987年ウィーン・コンツェルトハウス）　　シベリウス　　　　　交響曲第7番ハ長調　　　　　　　（1988年ウィーン・ムジークフェラインザール）　　　にほんブログ村

  2010年03月19日

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  小澤＆サイトウキネン＆松本2009演奏会（NHK-BShi)

  NHK-BShi で放映された恒例のサイトウキネン・フェスティバルin松本2009から小澤征爾　が指揮したコンサートから１・ラヴェル　　　道化師の朝の歌２・ラヴェル　　　シェエラザード　　　　　（ﾒｿﾞ･ｿﾌﾟﾗﾉ）スーザン・グラハム　３・ブラームス　　　交響曲第2番ニ長調　～2009年9月6日 長野県松本文化会館から生中継収録～　意外と重心の低い腰の据わった「道化師」、先週FMで聴いたばかりのMET「ばらの騎士」のｵｸﾀｳﾞｨｱﾝを歌ったスーザン・グラハムのドラマティックな歌唱の「シェエラザード」メインのブラームス第2番、正直ブラームスの4つのシンフォニーの中で苦手な曲なのですが何年か前のラトル＆ベルリン・フィルの川崎ミューザ公演を聴いたときには作品よりもオーケストラのあまりの上手さに（室内楽の集合体としての完成度の高さに）感嘆した記憶があるのですが、小澤指揮のサイトウキネンはオーケストラとしての完成度はもとよりあの時のベルリンの演奏ををボルドーの赤ワインに例えるとサイトウキネンはブルゴーニュの白、もちろん芳醇さはどちらも引けを取りませんがこの作品を今一度興味深く且つ感動させてくれた点では今日の小澤＆サイトウキネンの演奏の方に軍配を挙げます。とにかく各楽章とも表情豊かな表現で微妙なニュアンスまで感じさせる時間を経ても、また聴きたくなる演奏です。特にフィナーレのコーダに至っては壮絶な演奏で圧巻！そして、管理人の大好きなゼーガースさん（ﾍﾞﾙﾘﾝ･ﾌｨﾙ首席ﾃｨﾝﾊﾟﾆ奏者）は今年も健在でした。残念ながらラトルのブラームス交響曲演奏はあと15年から20年先の楽しみに取っておきましょう。尤も管理人がその時まで生きていられる保証はありませんが。（笑）

  2010年02月21日

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  ラトル&BPO・ジルヴェスター・コンサート2009

  昨年暮れのベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサートを今ごろになって鑑賞、（爆！）ＮＨＫ－BShi録画から１・ラフマニノフ　　　ピアノ協奏曲第2番ハ短調　　　　　（ﾋﾟｱﾉ）ラン・ラン　アンコール　　ショパン：練習曲集作品25第1「牧童」２・チャイコフスキー　　　バレエ組曲「くるみ割り人形」第2幕アンコール　　チャイコフスキー：「くるみ割り人形」から第1幕”雪のワルツ”　　　　　　　　（合唱）ベルリン放送児童合唱団　　　サー・サイモン・ラトル指揮　ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団　ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：樫本大進　ﾊｰﾌﾟ：マリー・ピエール・ラングラメ　　　～2009年12月31日ベルリン・フィルハーモニーザール～ラン・ランのラフマニノフは素晴らしい演奏でした。特に第2楽章でのリリシズムあふれる表現に、！。　　ピアノの技術的にも更に完成度も増しているようだし何より曲に寄せる感情表現が深くなって大きな成長の後が感じられます。今後どれだけ飛躍していくのだろうか、楽しみなピアニストの一人。アンコールの後、聴衆からのバラの花をラトルとコンマス席の樫本＆ゾーンにそしてヴィオラ・ソロ首席の清水直子にプレゼントのシーンもありで彼の物怖じしない天真爛漫な性格も世界中の聴衆から愛される所以なのでしょう。後半の「くるみ割り人形」はベルリン・フィルのオーケストラ・ヴィルトォージーの極致というべき見事な合奏力で楽しませてくれました。ラトルの指揮も軽快な表現で、まさに彼の独壇場。昨年9月からコンマス就任の樫本大進君はやや緊張の表情でしたね。現在ベルリン・フィルには日本人の弦楽奏者が3人在籍であとの一人はジルヴェスターには乗っていないようでしたが第1ヴァイオリンに町田琴和さんがいます。

  2010年02月11日

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  ダン・エッティンガー＆東フィルの「ツァラトゥストラ」ライブＣＤ

  先日の東フィルコンサート会場（オペラシティ）で購入したCDこの４月から東京フィルの常任指揮者に就任するダン・エッティンガー指揮　東京フィルハーモニー交響楽団によるライブ録音収録された曲目１・Ｒ・シュトラウス　　　交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」(2009/4/17)２・Ｒ・シュトラウス　　　交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(2005/4/8)３・Ｒ・シュトラウス　　　祝典前奏曲(2009/4/17)４・ワーグナー　　　歌劇「タンホイザー」序曲(2008/6/13)すべてサントリーホールでの定期演奏会から収録されたもので管理人はこのＣＤに収録されたコンサートは残念ながら実演では聴いていませんが（結構彼の指揮する東フィルは生で聴いているのですが。。。（笑））ツァラトゥストラと祝典前奏曲は以前にNHK-FMで放送されたのを既に聴いていますがやはりＣＤで聴くと情報量が違います、特にツァラはクリアな音質でエッティンガーの悠然とした音楽に東フィルが緊張感を保ちながら情感豊かな演奏を披露していてイチバンの出来と感じます。滅多に演奏されることのない祝典前奏曲もＣＤならではの迫力。

  2010年01月29日

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  大野和士＆フェニーチェ歌劇場コンサートを鑑賞（CS)

  CS放送　クラシカジャパンの番組からベルギー・王立モネ歌劇場から今はリヨン国立歌劇場のシェフを務める大野和士がフェニーチェ歌劇場の年頭を飾ったコンサートフェニーチェ歌劇場『ニューイヤー・コンサート2007』 １・チャイコフスキー：バレエ組曲『白鳥の湖』２・ロッシーニ：歌劇『チェネレントラ』序曲３・ベッリーニ：歌劇『ノルマ』～「清らかな女神よ」　　　　　ディミトラ・テオドッシュウ（ソプラノ）４・マスカーニ：歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』～間奏曲５・ヴェルディ：歌劇『椿姫』～「プロヴァンスの海と陸」　　　　　ロベルト・フロンターリ（ﾊﾞﾘﾄﾝ）６・ヴェルディ：歌劇『リゴレット』～「あれかこれか」　　　　　ジュゼッペ・フィリアノーティ（ﾃﾉｰﾙ）７・ロッシーニ：『音楽の夜会』～「踊り」（ナポリのタランテラ）８・ロッシーニ：歌劇『セビリアの理髪師』～「私は街の何でも屋」　　　　　ロベルト・フロンターリ（ﾊﾞﾘﾄﾝ）９・パガニーニ：ヴァイオリン協奏曲第1番変ホ長調～第2楽章　　　　　マッシモ・クヮルタ（ｳﾞｧｲｵﾘﾝ）10・ヴェルディ：歌劇『ナブッコ』～「行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って」　　　　　フェニーチェ歌劇場合唱団　　　　　11・ヴェルディ：歌劇『椿姫』～「乾杯の歌」　　　　ディミトラ・テオドッシュウ（ｿﾌﾟﾗﾉ）＆ジュゼッペ・フィリアノーティ（ﾃﾉｰﾙ）　　　　　フェニーチェ歌劇場合唱団[指揮]大野和士　[演奏]フェニーチェ歌劇場管弦楽団及び同合唱団[合唱指揮]エマヌエラ・ディ・ピエトロ[映像監督]アンドレア・ベヴィラクヮ[収録]2007年1月1日フェニーチェ歌劇場（ヴェネツィア）■字幕／約1時間36分 今やヨーロッパの主要歌劇場を軒並み走破、ﾆｭｰﾖｰｸのMETにまで登場して八面六臂の活躍を続ける大野和士、堂々たる指揮振りでヴェネツィアの聴衆を魅了している。難を言えば前半の「白鳥の湖」が少し長すぎて余計だったかな。（笑）

  2010年01月17日

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  オトマール・スイトナーを偲んで

  去る1月8日に亡くなったＮ響名誉指揮者のオトマール・スイトナーＮ響定期との数々のVTRやカセットテープを保存しているのですが、さて聴いてみようと思ってみたら長椅子をどかしたりと大ごとになりそうなので今日はCDで我慢、聴いたのはドヴォルザーク　　　交響曲第6番ニ長調　　　序曲「オセロ」　　のカップリング盤　オトマール・スウィトナー指揮　シュターツカペレ・ベルリン（ベルリン国立歌劇場）　　　　　1979～1980　旧東ドイツ/ベルリン・キリスト教会での録音ドヴォルザークの交響曲第6番は民族色の濃い、しかも次の第7番と第8番を予感させるような美しい旋律とダイナミズムを併せ持つ素晴らしい作品でスイトナー＆シュターツカペレ・ベルリンの演奏はオーケストラの音がとてもブリリアントな響きで、しかも骨太な音楽が流れます。スイトナーさんは各楽章でのフィニッシュを曖昧に終わらせずにピタッと着地させてくれるのが管理人には肌が合うと言うかとにかく彼の紡ぎだす音楽に、ただただ魅了されるばかりです。録音（ﾄﾞｲﾂｼｬﾙﾌﾟﾗｯﾃﾝ）も今聴いても瑞々しい音色が失われていません。　月曜のラッシュアワー・ミュージックではこれも好きな演奏、　ブルックナーの交響曲第7番を聴いてみます。（1989年1月の録音）

  2010年01月16日

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  アバド＆グリモー＆ルツェルン音楽祭/2008

  3連休の2日目はたまりに溜まった録画DVDの整理に追われましたが休憩がてらの一休みの音楽、CS放送・クラシカジャパンから１・チャイコフスキー　　　幻想曲「テンペスト」２・ラフマニノフ　　　ピアノ協奏曲第2番ハ短調　　　　　（ﾋﾟｱﾉ）エレーヌ・グリモー　３・ストラヴィンスキー　　　バレエ「火の鳥」組曲（1919年版）クラウディオ・アバド指揮　ルツェルン祝祭管弦楽団～2008年8月 スイス・ルツェルン文化会議センター～確か以前にNHK-FMの「ルツェルン音楽祭」特集で放送されたのを聴いています。やはり映像付きの方がより楽しめます。ましてグリモーのピアノでラフ２ですから、（笑）グリモーちゃん、ピアニストで唯一、握手とサインをもらったピアニストなのです。♪それとアバドの元気なお姿を拝見していて　とても嬉しいです。

  2010年01月10日

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  本年のクラシック音楽・聴き初めは。。。

  正月元旦は次男一家が孫の奏くんとやってきて、家族一同の正月祝い。2日目は義姉宅への訪問となり3日目に2010年音楽の聴き初めとなりました。南米ベネズエラ出身の若手の俊英指揮者グスタヴォ・ドゥダメルが手兵のシモン・ボリバル・オケを率いて2007年のボンでのベートーヴェン音楽祭に参加したときの録画収録、20型編成の大規模なメンバーによる演奏ですが均一な響きで見事なものです。我々日本人には南米と言うとボサ・ノヴァやタンゴ音楽くらいしか思いつかないのですがもともと、バレンボイムやアルゲリッチ（いずれもアルゼンチン出身ですが）など天才が南米大陸から生まれている訳ですから教育的な下地はあるわけですよね。特に後半のプログラムの南米の作曲家による作品は流石に手の内の演奏で特にヒナステラの「エスタンシア」組曲はド迫力の演奏で聴き手に迫ってくる見事さ、以前に東響の定期でこの曲を初めて聴いて以来是非とも再度聴きたいと思いＣＤを探して何枚か購入したが、やっと満足できる演奏に巡り会えた気分です。♪グスタヴォ・ドゥダメル指揮　ベネズエラ・シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ　１・ベートーヴェン　　　交響曲第3番変ホ長調「英雄」２・モンカーヨ　　　幻想曲「ウアパンゴ」３・マルケス　　　ダンソン第2番４・ヒナステラ　　　バレエ「エスタンシア」組曲ｱﾝｺｰﾙ曲１・グティエレス　　　アルマ・ジャネーラ２・ヒナステラ　　　バレエ「エスタンシア」から終曲（マランボ）2007年8月27日ドイツ・ボン・ベートーヴェンハレ

  2010年01月03日

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  小澤征爾＆ウィーン・フィル/ザルツブルク/1999

  今日の天皇誕生日は古いVTR録画を鑑賞してみました。ヘルベルト・フォン・カラヤン（1989年7月81歳で没）の没後10年を記念しての追悼演奏会。　ｶﾗﾔﾝ*****************************************************小澤征爾指揮　　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団１・バッハ　　　組曲第3番から「アリア」２・ワーグナー　　　楽劇「トリスタンとイゾルデ」より　　　　　前奏曲と愛の死「優しくかすかな彼のほほえみ」　　　　　　　（ｿﾌﾟﾗﾉ）ジェシー・ノーマン３・ブルックナー　　　交響曲第9番ニ短調 1999年8月15日ザルツブルク祝祭大劇場から同時生中継録画ザルツブルク音楽祭の発足の中心となった人物は演出家のラインハルト、指揮者のシャルク、作曲家兼指揮者（当時）のR・シュトラウス、作家のホフマンスタールといったウィーン文化圏の中心人物たちでした。指揮者としてはワルターやトスカニーニの後を受けてフルトヴェングラーが第二次世界大戦後も音楽祭を支えた功労者ですが、彼の亡き後をカラヤンが故郷であるザルツブルク音楽祭を継承、さらにザルツブルクの音楽祭を「音楽祭のなかの音楽祭」と呼ばれるような大きな規模と集客力を高めたのは、やはりカラヤンの功績でしょう。カラヤンの没後10年を記念しての「カラヤン追悼演奏会」愛弟子の小澤の指揮とウィーン・フィルにより行われたのは必然といっても良いでしょう。メイン曲目は晩年のカラヤンが得意にしたブルックナーの交響曲第9番バッハ「アリア」の演奏後にカラヤン追悼の黙想を得たのち、ノーマンの独唱のワーグナー「愛の死」が類稀な見事な演奏で言葉も無いくらい、当時のノーマンの声域の広さと歌唱の力強さには驚かされます。ブルックナーの交響曲第9番は小澤征爾とウィーン・フィルの作曲家ブルックナーと指揮者カラヤンへの深い共感と想いを感じる演奏で、ただただ感動のみの言葉もいらない素晴らしい演奏です。小澤がボストン交響楽団の音楽監督最後の定期で指揮した演奏会、マーラー/交響曲第9番の演奏のように。。。

  2009年12月23日

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  オラトリオ「天地創造」ハイドン没後200年記念

  クラシック・ロイヤルシート　ハイドン没後２００年記念コンサート　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「オラトリオ“天地創造”」Hob 21-2 全3部　　　ハイドン作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 (ｿﾌﾟﾗﾉ）アネッテ・ダッシュ　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ﾃﾉｰﾙ）クリストフ・シュトレール　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ﾊﾞｽ･ﾊﾞﾘﾄﾝ）トーマス・クヴァストホフ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（合唱）ウィーン室内合唱団（管弦楽）オーストリア・ハンガリー・ハイドンフィルハーモニー　　　　　　　　　　　　　　　　（指揮）アダム・フィッシャー　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2009年5月31日オーストリア・アイゼンシュタット　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エステルハージ宮殿・ハイドンホール～「旧約聖書」の「創世記」第1章とミルトンの「失楽園」を元にして書かれた「天地創造」全体は3つの部分に分けられ、第1部で天地創造の第1日から第4日までが、第2部では第5日、第6日が語られ、第3部では第2部で創造された人間の男女アダムとエヴァの物語で二人を賛美して終曲となる。ハイドンの2大オラトリオのもう一つ「四季」も素晴らしい作品だが管理人は「天地創造」の方により魅力を感じる。さて今回の演奏はハイドンの名前を冠しているオーケストラだけあり指揮者Ａ・フィッシャーのもと素晴らしい演奏で没後200年記念のまさしくメモリアル記念碑となるコンサートでした。今回ソリストのﾊﾞｽ･ﾊﾞﾘﾄﾝのトーマス・クヴァストホフは管理人が初めて「天地創造」を生で聴いた時のソリスト(2004年2月ﾆｭｰﾖｰｸ）で彼のお馴染みの専用の特製の山台と椅子のセットを使用しての歌唱、ちなみにこの時の他のソリストはバーバラ・ボニー（ｿﾌﾟﾗﾉ）ほか、ロリン・マゼール　　指揮ニューヨーク・フィルの定期演奏会（ｴｳﾞｪﾘｰ･ﾌｨｯｼｬｰﾎｰﾙ）こちらはオケも合唱も大編成で実にゴージャスな「天地創造」の演奏でした。指揮者のマゼールは終曲を終えての聴衆からの盛大な拍手喝采のあと、最後に「天地創造」のスコアを高々と掲げて舞台から去っていったのがとても印象的な出来事でした。もちろんマゼールのことですからスコアは最初からお終いまで指揮台に置かれたままの状態でしたが。そして管理人がＮＹからの帰国後、時をおかずに地元所沢のホールで再び「天地創造」の演奏会に接するという偶然もあって懐かしい思いを抱きながらの本日の鑑賞でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2009年12月05日

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  ダン・エッティンガーが東フィル第8代常任指揮者に就任！

  バレンボイムの秘蔵っ子のエッティンガー　　が東京フィルの常任指揮者に2010年4月から就任することになりました。予てから管理人も個人的に望んでいた事でもあり嬉しいことです。2010年4月の就任新シーズンではマーラー「復活」をｵ-ﾁｬｰﾄﾞﾎｰﾙで飾る予定ですが2010年のその後の予定は8月の「こども音楽館」と年末の「第九」公演のみで、あれってな感じですがいずれにしろ今の時期に彼を東フィルが押さえたことは良いタイミングだったかも知れません。エッティンガーは今や世界中で売れっ子指揮者の一人であり先見の明ありと東フィル首脳陣に賛辞を表したいと思います。今日の音楽１・シェエーンベルク　　　浄められた夜２・リヒャルト・シュトラウス　　　祝典前奏曲３・リヒャルト・シュトラウス　　　交響詩「ツゥアラトゥストラはこう語った」　　ダン・エッティンガー指揮東京フィルハーモニー交響楽団　～2009年4月17日サントリーホール第768回定期演奏会～リヒャルト・シュトラウスの2曲目「祝典前奏曲」3曲目の「ツゥアラトゥストラ」他の演奏がCD発売されたようです。価格は1000円ですからﾘｰｽﾞﾅﾌﾞﾙですね、演奏もまずまずです。

  2009年10月12日

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  藤村実穂子(Ms)リサイタル/NHK-FM

  体調不良で会社をお休み夕方には何とか軽めの食事が出来るようになりました。元気回復の源は音楽ですね、19時半からのベストオブクラシックの番組から－　藤村実穂子　メゾ・ソプラノ・リサイタル　－　「泉に寄せて　Ｄ．５３０」　　　　　　　　　シューベルト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１分３５秒）「春に　Ｄ．８８２」　　　　　　　　　　　　シューベルト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（４分１３秒）「ギリシャの神々　Ｄ．６７７」　　　　　　　シューベルト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（３分４８秒）「泉のほとりの若者　Ｄ．３００」　　　　　　シューベルト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１分３６秒）「春の信仰　Ｄ．６８６」　　　　　　　　　　シューベルト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２分５８秒）「ウェーゼンドンクの五つの詩」　　　　　　　　ワーグナー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１９分０６秒）「歌曲集“そぼくな歌”作品２１から　第１曲　胸の思い」　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１分０６秒）「歌曲集“そぼくな歌”作品２１から　　　第２曲　あなたこそ心の冠」リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２分０６秒）「歌曲集　作品１０から　第４曲　ダリア」　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（３分４２秒）「歌曲集“はすの葉”作品１９から　　　　　　　　　　　　　第６曲　わたしの心は冷たく閉ざし」　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２分５２秒）「歌曲集“はすの葉”作品１９から　　　　　　　　　　　　第４曲　ふたりの恋をなぜかくすのか」　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１分４１秒）「リュッケルトの詩による５つの歌」　　　　　　　マーラー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（１８分２１秒）「夕ばえに　Ｄ．７９９」　　　　　　　　　　シューベルト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（３分２５秒）「歌曲集　作品２７から　第４曲　あすの朝」　　　　　　　　　　　　　　　　リヒャルト・シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（３分１９秒）　　　　　　　　　　　　　　　　（メゾ・ソプラノ）藤村実穂子　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）ロジャー・ヴィニョールズ　　　　　　　　　～2009年3月3日東京・紀尾井ホールで収録～この放送の紀尾井ホールでのリサイタルの2日前に所沢ミューズのホールで全く同じプログラムを聴いています。所沢ミューズでのコンサート・レビュー今夜はラジオ放送での鑑賞ですから臨場感の不足は感じますが藤村さんの歌唱は全くブレもなく安定していて深みを感ずる歌ばかり。今夜の放送は HDD→CDへと　永久保存版ですね、これは。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2009年09月30日

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  F・W＝メスト＆クリーヴランド管のブル７を聴く

  　ﾌﾗﾝﾂ・ｳｪﾙｻﾞｰ＝ﾒｽﾄNHK放送のﾊｲﾋﾞｼﾞｮﾝ ｳｨｰｸｴﾝﾄﾞｼｱﾀｰ からの録画愈々この10月から小澤さんの後を継いでウィーン国立歌劇場の芸術監督に就任するｵｰｽﾄﾘｱ･ﾘﾝﾂ生まれのフランツ・ウェルザー＝メストブルックナーの生誕地と同じ出身のウェルザー＝メストが指揮する演奏。******************************************ブルックナー　　　交響曲第7番ホ長調（ハース版）フランツ・ウェルザー＝メスト指揮クリーヴランド管弦楽団　2008年9月25日ｸﾘｰｳﾞﾗﾝﾄﾞ・ｾｳﾞｪﾗﾝｽﾎｰﾙ*******************************************とても優美な演奏です、メスト率いるクリーヴランドのオケは輝かしいサウンドを漸く取り戻したようですね。見事というほかありません。実はこの第7番は管理人が初めてブルックナーに接した作品（高校1年のころかしら）カール・シュリーヒト＆ハーグ・レジテンティ管弦楽団のLPでした。LP盤ですから第2楽章、あのワーグナーの死去を悼んでの楽章での中間部ﾌﾙｰﾄの旋律の後LP盤を裏返して2楽章の後半を聴いた記憶がいまだにあって”あぁ、ここで一旦、曲が途切れたなぁ！”とこの曲を聴くたびに思い出します。ブルックナーのシンフォニーでは第8番とともに私的には、かけがえのない作品です。生演奏では多分2004年のﾃｨｰﾚﾏﾝ＆ｳｨｰﾝ･ﾌｨﾙの来日演奏会が最後かも知れません。当時の総理大臣の小泉さんが近くで鑑賞してましたが、SPに囲まれて。。。メストの解釈はヴァントや朝比奈さんとは一線を画したもので自然なテンポを以って、しかしブルックナーに対する畏敬の念を感じさせる素晴らしい演奏です。

  2009年09月12日

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  N響ほっとコンサート2009を鑑賞(NHK=BS)

  現田茂夫午前中に衆議院選挙を済ませて、買い物にも付き合い午後は久しぶりにN響の演奏を録画で鑑賞前半はN響の管楽器と打楽器＋2名のｺﾝﾄﾗﾊﾞｽいわゆるｳｨﾝﾄﾞ･ｵｰｹｽﾄﾗです。今年も他のｵｰｹｽﾄﾗから助っ人が出演、ｸﾗでは東響首席の十亀さんの顔が、昨年はヌヴーさんが出演してました。”Ｎ響　ほっとコンサート２００９”　今年のﾃｰﾏは祭り　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「祝典序曲」　　　　　　　　　　　　　ショスタコーヴィチ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「吹奏楽のための交響詩“ぐるりよざ”」　　　　伊藤康英・作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「吹奏楽のための組曲　第２番」　　　　　　　　　ホルスト作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「“天地人”テーマ曲」　　　　　　　　　　　大島ミチル・作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　（吹奏楽）ＮＨＫ交響楽団---------------------------------------------------------------　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「序曲“ローマの謝肉祭”」　　　　　　　　　ベルリオーズ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「バレエ音楽“恋は魔術師”から“火祭りの踊り”」ファリャ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「歌劇“カヴァレリア・ルスティカーナ”から　“間奏曲”」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マスカーニ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「交響詩“ローマの祭り”」　　　　　　　　　　レスピーギ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ＮＨＫ交響楽団　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（指揮）現田　茂夫　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2009年8月2日ＮＨＫホールで録画～　実に魅力的なﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑで充分堪能しました。前半の伊藤康英作曲の「吹奏楽のための交響詩“ぐるりよざ”」が特に印象的、そして後半はN響弦ｾｸｼｮﾝも加わってのオーケストラ演奏最後の曲レスピーギ「ローマの祭り」の熱狂的なリズムにBRAVO!　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2009年08月30日

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  ドゥダメル＆シモン・ボリバル・ユース・オケ（BSｰhi)を聴く

  　　　　　　　　　　 ﾄﾞｩﾀﾞﾒﾙ　今朝（23日）のNHK-BShi での放送を鑑賞指揮者のドゥダメルについては今更紹介もないほど世界の一流ｵｰｹｽﾄﾗで大活躍、ｼﾓﾝ･ﾎﾞﾘﾊﾞﾙのｵｰｹｽﾄﾗも20型以上の巨大編成ながら管理人の敬愛する指揮者の一人、ハイティンクさんが日頃言われる”音楽の或いは音の協調性”がしっかり表現されている見事なｵｰｹｽﾄﾗです。**********************************************************　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「“ダフニスとクロエ”組曲　第２番」　　　　　　ラヴェル作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「パカイリグアの聖なる十字架」　　　　　カステジャーノス作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「交響曲　第５番　ホ短調　作品６４」　　チャイコフスキー作曲ｱﾝｺｰﾙ：　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「“ウエスト・サイド・ストーリー”　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シンフォニック・ダンス　から　マンボ」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バーンスタイン作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「バレエ組曲“エスタンシア”から　“終曲の踊り”」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヒナスペラー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ（指揮）グスターボ・ドゥダメル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2008年12月17日東京芸術劇場で録画～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　**************************************************************20代のベネズエラ出身の若手指揮者のドゥダメルはまたまた管理人の敬愛する指揮者の一人、ドゥダメルの師匠のアバドさんの若い頃の指揮振りそっくりです、表情も。そしてドゥダメルの音楽観と同じくｼﾓﾝ･ﾎﾞﾘﾊﾞﾙのオケたちも音楽を奏でる歓びを体いっぱい表現しているのがｽﾄﾚｰﾄに伝わってきます。ソロ演奏でも「ダフニス」のﾌﾙｰﾄ女性奏者、チャイ5のﾎﾙﾝ男性奏者も見事なソロを披露しています。アンコールでのヒナステラの作品では楽員たちは身体を大きく揺すりながらの演奏、終いには弦奏者や管楽器奏者も立ち上がってステージ上で入り混じりのﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽ演奏、一度「エスタンシア」全曲をこのコンビで聴いてみたいものです。南米ベネズエラの若者たちの素晴らしい演奏会を堪能しました。BRAVO!　　　　　　　　　　　　　　　　　

  2009年08月23日

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  若杉＆都響のマーラー：交響曲第6番「悲劇的」を聴く

  　ﾏｰﾗｰ今日は若杉＆都響のマーラー：交響曲全集から交響曲第6番イ短調「悲劇的」を聴いた。この作品の標題の「悲劇的」はマーラーの生前からその名で呼ばれていたが皮肉にもこの第6番「悲劇的」の初演後に様々な悲劇が起こることになる。翌年の長女ﾏﾘｱ･ｱﾝﾅの死、そして自身の心臓疾患、ｳｨｰﾝ宮廷歌劇場との軋轢など、暗澹たる兆しをこの交響曲第6番が はからずも「予言」するという曰くつきの作品であるが第3楽章「ｱﾝﾀﾞﾝﾃ･ﾓﾃﾞﾗｰﾄ」の長閑な旋律にも不安感が感じられ、終楽章でのﾁｪﾚｽﾀを用いた導入部での天上的な象徴が2度にわたる巨大ﾊﾝﾏｰによって打ち消されるくだりも何やら意味深いものを感じさせる。　若杉 弘*****************************************************マーラー　　　交響曲第6番イ短調「悲劇的」若杉 弘指揮東京都交響楽団　(1989年1月26日ｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙにおけるﾗｲﾌﾞ録音)******************************************************若杉＆都響の演奏でも終楽章でのﾊﾝﾏｰは2回に止められているが初回と2回目のﾊﾝﾏｰ打撃の強さはほぼ同じ音量でありもしかすると英雄の天上への昇天は或いは非業の死すら適わぬというﾒｯｾｰｼﾞだったのだろうか。。。若杉＆都響の演奏、ここでも熱狂的な大きな拍手が収められている。正直マーラーの交響曲の中で第6番「悲劇的」は昔から苦手にしていた作品なのですが近年、大植＆大フィルやアバド＆ルツェルンの生の名演奏に接して俄然、目覚めた気分になっております（笑）それと今日は過日の第4番、第5番と違い我が家のオーディオ装置でスピーカーを前にして聴いたので迫力もありました、特にハンマー打撃の音は20年前の録音にしては良く録れていると思います。

  2009年08月22日

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  カリンニコフ：交響曲第１番＆アシュケナージの指揮で聴く

  　ｱｼｭｹﾅｰｼﾞカリンニコフ(1866-1901)ロシアの作曲家で34歳の若さで結核で亡くなった。作品の数も多くはないが中でも交響曲　第１番　ト短調　が全編にメランコリックな旋律を湛えて素晴らしい。中学時代からの友人にそのＣＤを貰って聴いたのがカリンニコフの作品を初めて知るきっかけとなった。第１楽章の憂いを帯びた美しい旋律、そして第2楽章のハープを伴った哀愁の旋律ｽｹﾙｯｵ・ｱﾚｸﾞﾛ･ﾉﾝﾄﾛｯﾎﾟの第3楽章を経て終楽章は第1楽章の憂いを帯びた主題が回想されて力強いﾌｨﾅｰﾚで曲を閉じます。友人に戴いたＣＤの演奏はウラディーミル・アシュケナージ指揮アイスランド交響楽団交響曲第2番イ長調がｶｯﾌﾟﾘﾝｸﾞされています。確か今は亡き　スヴェトラーノフがＮ響定期で10年前位に取り上げている筈なので当時の録画VTRを探してみましょう。

  2009年07月31日

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  若杉＆都響のマーラー・第3番「夏の交響曲」を聴く

  マーラーの交響曲第2番「復活」の感動の余韻が覚めやらぬところで予定外の交響曲第3番「夏の交響曲」に突入してしまいました。（笑）*********************************************マーラー　　　交響曲第3番二短調「夏の交響曲」ｱﾙﾄ：伊原直子女声合唱：東京音楽大学児童合唱：東京放送児童合唱団(合唱指揮：古橋富士雄）若杉 弘指揮東京都交響楽団(1990年6月6日ｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙにおけるﾗｲﾌﾞ録音)***********************************************とにかく都響の堅実でﾊﾟﾜﾌﾙな演奏が印象的で、この当時の管理人はｺﾝｻｰﾄ通いには縁遠い環境だったので当時の都響のﾒﾝﾊﾞｰを知る立場にはないが中でもﾄﾗﾝﾍﾟｯﾄ・ソロ奏者の上手さには舌を巻く、今は札幌交響楽団首席へ移られた福田さんだろうか、他にもﾊﾞﾝﾀﾞでの金管（ﾎﾟｽﾄ･ﾎﾙﾝなど）隊や打楽器陣の絶妙なリズムも出色の出来前作の第2番「復活」の深刻さに比べて、第3番の人間の幸福感や自然への観察などをテーマにした曲想を若杉＆都響の演奏は豊かな音楽表現で現していて、さらにマーラーがｽｺｱに記した例えば第1楽章での力強く、決然と、或いは第2楽章での とても中庸に・急がず！などのﾃﾝﾎﾟ感は いかにも若杉さんらしいｽｺｱに忠実なｽﾀｲﾙを堅持している。注目すべきは第6楽章のﾌｨﾅｰﾚ・ｺｰﾀﾞの揺るぎないﾃﾝﾎﾟと都響オケのまるで全精力を吐き出さんかのような渾身の演奏で　生演奏（ﾗｲﾌﾞ）でこれだけの質の高い演奏を成し遂げたｵｰｹｽﾄﾗに驚きと共に賛辞を表したい。ここでも若杉さんの指揮はきちっとした明快なﾋﾟﾘｵﾄﾞを示している。またCDには熱狂的なﾌﾞﾗｳﾞｫｰの嵐と拍手が１分間ほど記録されているのが生々しい感動を伝えている。（第3番に限らないが）改めて若杉 弘指揮のマーラーの演奏の素晴らしさを実感。続編の交響曲第4番以降は まじに次週のｳｨｰｸｴﾝﾄﾞにて。。。（苦笑）

  2009年07月26日

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  若杉＆都響のマーラー「巨人」「復活」を聴く

  若杉＆都響によるマーラー交響曲全曲演奏のﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄはｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙ開場2周年を記念してのｽﾀｰﾄとなった。(1988年10月22日)最初の演奏は交響曲第5番からのｽﾀｰﾄで前半に新ｳｨｰﾝ楽派の一人アルバン・ベルクの「ｵｰｹｽﾄﾗのための3章」が演奏されたがその後のｼﾘｰｽﾞも前半の曲に新ｳｨｰﾝ楽派の曲目が採り上げられることになる。若杉さんらしい実に心憎いﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑです。*************************************************マーラー　　　交響曲第１番ニ長調「巨人」　　　　　（ﾌﾞﾀﾍﾟｽﾄ初演稿に基づく(1893改訂版)若杉 弘指揮東京都交響楽団今から約20年前の演奏のﾗｲﾌﾞ録音で第2楽章に「花の章」が挿入された全5楽章の演奏でこの「花の章」でのﾄﾗﾝﾍﾟｯﾄ・ｿﾛが美しい響きで哀愁に満ちていて素晴らしい。終楽章のﾌｨﾅｰﾚ･ｺｰﾀﾞでは大きなタメを残したﾋﾟﾘｵﾄﾞで意表を衝く。都響のｵｰｹｽﾄﾗも良くｺﾝﾄﾛｰﾙされた音色、響きで熱演、聴衆の熱狂的なﾌﾞﾗｳﾞｫｰ歓声も録音されている。この日の公演は前半にツェムリンスキーの交響詩「人魚姫」が演奏された。（ｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙ3周年記念ｺﾝｻｰﾄ）（1989年10月20日ｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙにおけるﾗｲﾌﾞ録音）*****************************************マーラー　　　交響曲第2番ハ短調「復活」ｿﾌﾟﾗﾉ：佐藤しのぶ　ｱﾙﾄ：伊原直子合唱：晋友会合唱団合唱指揮：関屋 晋若杉 弘指揮東京都交響楽団前半にツェムリンスキー「詩篇第23番」（日本初演）が演奏された。交響曲第2番「復活」では「葬礼」と題された交響詩の原形を第1楽章に置かれた日本初演版だったが特に違和感を感じなかったが響きとﾌﾚｰｽﾞの長短に若干の違いが感じ取れるくらい。都響のｵｰｹｽﾄﾗは相変わらずの熱演でもちろん素晴らしいのだが当時の晋友会合唱団の気迫のこもった合唱が見事で、壮大なｸﾗｲﾏｯｸｽを築いた。佐藤、伊原の両ｿﾘｽﾄも充分に役割を果たしている。若杉さんの指揮はこの当時は挑戦的な試みもみられテンポの大きな揺らしはないものの間のとりかた、タメなどにおやっと思わされるところもあり1986年から音楽監督を務めていた都響との絶妙なまさに”阿吽の呼吸”が感じられる。(1990年3月30日ｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙにおけるﾗｲﾌﾞ録音)次の週末には交響曲第3番、第4番、第5番を聴くことにします。

  2009年07月26日

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  指揮者・若杉 弘さん逝去

  　病気療養中だった指揮者＆新国立劇場音楽監督・若杉 弘さんが亡くなりました。元気で指揮台への復帰を願っていましたが残念です。管理人が最後にｽﾃｰｼﾞでお目にかかったのが一昨年(2007年)12月の東京フィルのサントリー定期で新ウィーン学派に光を当てたﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑでシェーンベルク「ペレアスとメリザンド」が最後の演奏になってしまいました。昨年の9月にも東京フィル定期に登場の予定でしたがゾルマンさんが代役で指揮したのでした。若杉さん、若い頃のあだ名が「ﾋﾟﾉｷｵ」と呼ばれ（本当に痩せた体型でした）て親しまれていました、日本に帰国してからはサントリーや東京文化会館などで良くお会いして軽い挨拶程度の付き合いでした。小澤さんと並ぶ世界的な指揮者を失いました。　合掌！

  2009年07月22日

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  メンデルスゾーン生誕200年記念（NHK-FM)

  NHK=FM　シリーズ記念イヤーの作曲家から－　記念イヤーの作曲家　－（５）　▽メンデルスゾーン(1809-1847)ドイツ・ハンブルク生まれのメンデルスゾーンは38歳の若さで亡くなりましたがバッハの「マタイ受難曲」など彼の作品の復興に力を注いだ大きな功績があります。またメンデルスゾーンの作品は慈愛に満ちたやさしい旋律や宗教的な大作「エリヤ」や交響曲など、管理人にとって苦手な曲が一つもない稀有な作曲家でもあります。「ピアノ三重奏曲　第１番　ニ短調」　　　メンデルスゾーン作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（２８分４６秒）　　　　　　　　　　　　　　　（バイオリン）ダニエル・ホープ　　　　　　　　　　　　　（チェロ）オリヴィア・ジェレミアス　　　　　　　　　　　　　　　　　（ピアノ）シモーネ・ヤング　　～2009年2月3日ドイツ・ハンブルク　アングリカン教会で収録～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（北ドイツ放送協会提供）若手の弦楽奏者を今や女流指揮者のベテラン＆トップを走るシモーネ・ヤング（ハンブルク国立歌劇場音楽監督）がピアノで見事にリード、ヤングさん　ピアノの腕も一流ですね。ピアノ三重奏曲、とても美しい演奏です。　ｸﾘｽﾄﾌ･ｴｯｼｪﾝﾊﾞｯﾊ「交響曲　第５番　ニ長調“宗教改革”」　メンデルスゾーン作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（３１分５７秒）「交響曲　第４番　イ長調“イタリア”」　メンデルスゾーン作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（３０分２９秒）　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）北ドイツ放送交響楽団　　　　　　　　　　　　　　　（指揮）クリストフ・エッシェンバッハ　　～2009年5月3日ドイツ・ハンブルク　ライスハレで収録～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（北ドイツ放送協会提供）エッシェンバッハはプレトニョフと並んで管理人にとって要注意の指揮者、と言っても危険人物というわけではありません。（笑）テンポやアゴーギクを自在に動かし、下手すると原曲を忘れさせる位の変幻自在な音楽を作る指揮者、奇しくもお二人ともピアニストでもありますが。エッシェンバッハのメンデルスゾーン、12型編成ほどでしょうか、決め細やかな音色でまっとうな演奏です。生誕200年記念のメンデルスゾーンに遠慮したのかな！？ゲヴァントハウス管と並び、北ドイツ放送響はメンデルスゾーン作品を演奏すると音色、響きがピッタリの安心感を覚えます。

  2009年07月19日

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  インバル＆都響のマーラー「一千人」を聴く

  以前にNHK-BSで放送されたものインバルが東京都交響楽団のﾌﾟﾘﾝｼﾊﾟﾙ･ｺﾝﾀﾞｸﾀｰに就任した記念の演奏会で放送されたものは上野東京文化会館、川崎ミューザ・ｼﾝﾌｫﾆｰﾎｰﾙ、赤坂ｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙと3夜行われた記念演奏会の最終夜、4月30日サントリーホールで収録した演奏会管理人は前日の29日川崎ﾐｭｰｻﾞの3階席の絶好のﾎﾟｼﾞｼｮﾝで聴かせていただきましたがｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙでの録画演奏を聴いて、やはり前日に演奏された川崎ﾐｭｰｻﾞでの感動がよみがえりました。今回の映像付きを鑑賞しながら都響のオケはもちろん、特にNHK児童合唱団が素晴らしくて感動しました。いきいきとした表情で歌い上げる少年､少女らがｸﾗｼｯｸ音楽の明るい未来を支えてくれる子らになるに違いない。と、期待したい。さて、この曲は特に生演奏でホールで聴く以外はどんな自慢の音響装置でも敵いません。もちろん管理人家の自慢のDIATONEを鳴り響かせても限度がありあり。（爆！）只管（ﾋﾀｽﾗ）昨年の生演奏での体験を思い出しながら映像を鑑賞しましたが作品の素晴らしさと当時のインバル＆都響ほかの演奏の素晴らしさに感動した思いはいささかも損なわれることはありません。否、ｽﾋﾟｰｶｰを前にしての鑑賞でもﾌｨﾅｰﾚでは涙がこぼれました。管理人は特にマーラーの交響曲第2番「復活」＆交響曲第8番「一千人」は涙なくしては聴けません。（笑）↓以下は川崎ミューザ・ｼﾝﾌｫﾆｰﾎｰﾙでの当時のレビューです。サントリーホールと演奏の配置は殆ど変わりません。****************************************************エリアフ・インバル指揮東京都交響楽団ｺﾝｻｰﾄ･ﾏｽﾀｰ：矢部達哉１・マーラー　　　交響曲第8番変ホ長調「一千人の交響曲」ソプラノ：澤畑恵美ソプラノ：大倉由紀枝ソプラノ：半田美和子メゾソプラノ：竹本節子メゾソプラノ：手嶋眞佐子テノール：福井敬バリトン：河野克典バス：成田眞合唱：晋友会合唱団児童合唱：NHK東京児童合唱団合唱指揮：清水敬一児童合唱指揮：加藤洋朗　2008.4.29.18:00　ミューザ川崎ｼﾝﾌｫﾆｰﾎｰﾙ　3-C4-33　この４月から都響のプリンシパル・コンダクターに就任したエリアフ・インバルの就任記念を祝してのコンサート。前日の東京文化会館、本日のミューザ川崎、そして明日はサントリーホールでの演奏会と連日の同じプログラムでのコンサートが続く。本日の感想は一言で言うと　　ただひたすら、深い感動を覚えたと言うしかない。フランクフルト放送響時代の大汗をかきながらの情熱の時代と一線を画した当時とは違う一面を垣間見せた今のインバルの一段のスケールを感じさせる解釈。　　　昔以上にスコアを読み込んだ理知的なマーラー解釈と思った。新しいシェフを迎えた都響の演奏は16型編成、とりわけ8本のホルン以外は目立った補強はないけれど3階席（4階席かも知れないけど。。）の両側で奏した素晴らしい金管楽器のバンダ、そして通常のP席を陣取った晋友会合唱団及びオケ後方の舞台奥に位置したNHKの児童合唱団の素晴らしさに大いに感動、ソリストたちも其々役割を果たしたけれど、やはり合唱の彼ら彼女らの力がマーラーの交響曲第8番「一千人交響曲」と言う標題をまさしく表現したと感じる。特筆すべきは、幾度かの飽和状態と言うかパイプ・オルガンを含めた音響の坩堝、音のダイナミックスが、ここミューザ川崎シンフォニーホールでは適度な残響を伴いながら驚異的な感動の響きでの音楽を響かせたことを挙げたい。まさに素晴らしい作品と指揮者、オーケストラ、そしてホールの見事な三位一体のコラボの集大成をここミューザ川崎のホールで実感できたことを素直に喜びたいと思う。

  2009年07月05日

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  カラヤン指揮VPO&BPOでブラームスの交響曲第3番を聴く

  のんびりとワイン（White)を飲みながらの土曜の午後いつもならDVDでオペラ鑑賞なのですが本日は珍しくCDを聴きながらのひととき。ブラームス50歳の時の作品交響曲第3番へ長調作品90を聴いた。能天気な　明るく活発な交響曲第2番に比べ円熟期を迎えたブラームスらしい極めて厳しい意志と感情を感じさせる作品で交響曲第4番と同じくらい好きなシンフォニー。当時”楽壇の帝王”と呼ばれたヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮　ウィーン・フィルとベルリン・フィルの2種類の演奏で。アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボー管弦楽団は別格として、ベルリン・フィルとウィーン・フィルは昔から世界のオケの両雄と称えられてきた超一流オーケストラ、そして当時の指揮界のｽｰﾊﾟｰｽﾀｰのカラヤンの組み合わせもちろん、どちらもレベルの高い演奏ではあります。最初に聴いたのはウィーン・フィル（1960年ｳｨｰﾝ・ﾑｼﾞｰｸﾌｪﾗｲﾝｻﾞｰﾙ）とっても優雅で伸びやかな演奏ですが、いささか渋みに欠けるか。（笑）一方のベルリン・フィル（1964年ﾍﾞﾙﾘﾝ・ｲｴｽ･ｷﾘｽﾄ教会）重厚そのものの音で少し息苦しい感じになってくる。（笑）しかし、当時のｳｨｰﾝ･ﾌｨﾙもﾍﾞﾙﾘﾝ･ﾌｨﾙも完璧な合奏力で凄い。判定は！　結局どちらも捨て難い演奏です。ウィーン盤はｲｷﾞﾘｽ・デッカのｶﾙｼｮｰ時代の明快な音に対してベルリン盤はﾄﾞｲﾂ･グラモフォンの極めて重心の低いﾊﾟﾜﾌﾙな音作りそして録音した場所もウィーンは本拠地ｳｨｰﾝ楽友協会大ﾎｰﾙベルリンは当時の録音ｽﾀｼﾞｵの定番だったﾍﾞﾙﾘﾝのｲｴｽ･ｷﾘｽﾄ教会、カラヤン＆ウィーン・フィル盤の方が各楽章とも微妙に遅めのテンポ。ところで明日の日曜は池袋の東京芸術劇場で立教大学交響楽団の演奏会でこのブラームス：交響曲第3番が演奏されます。2年前に素晴らしいエルガーの交響曲第1番を演奏した立教大学オケ期待したいと思います。♪

  2009年06月27日

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  ロリン・マゼール指揮のラフマニノフ交響曲第3番を聴く

  10何年ぶりかに手にとって聴いたCD（25年前位の購入の輸入盤）です。今は格安で手に入る輸入盤ですが国内盤より安いとは言え昔はそれでも2000円以上の高価格でした。今から60歳-25年前＝35歳子供にお金がかかった当時の頃、管理人にとってはCDを一枚買うのにも随分と勇気が必要な時代でした。（笑）さて、管理人の大好きな指揮者ロリン・マゼールがベルリン・フィルを指揮した珍しいラフマニノフ作品*****************************************************ラフマニノフ：交響曲第3番作品44　　　　　　　　＆交響的舞曲作品45ロリン・マゼール指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団*****************************************************この曲はNHK-FMで同じｺﾝﾋﾞの生収録演奏で放送されたのを聴いたのが初めてで、恐らく1984年頃だったか、当時はｶｾｯﾄ･ﾃｰﾌﾟでの留守録音ででしたが。交響曲第2番ほど完成度が高いとは感じませんがラフマニノフの触れると崩れ落ちそうなはかないﾛﾏﾝﾃｨｼｽﾞﾑの（35分ほどの彼のシンフォニーとしては短い曲ですが）ｴｯｾﾝｽが凝縮された音楽で変幻自在なリズムが特徴でむしろこのCDにｶｯﾌﾟﾘﾝｸﾞされている次に作曲された「交響的舞曲」と対に捉えて聴いたら趣向が増して面白いかもしれません。両方の曲を併せて交響曲第3番「ﾌｧｲﾅﾙ・ﾀﾞﾝｽ」なんちゃって。（爆！）

  2009年06月21日

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  クラウディオ・アバドの記事を読んで（日経18日夕刊）

  　ｸﾗｳﾃﾞｨｵ･ｱﾊﾞﾄﾞ今日の（18日）日経新聞夕刊の記事、ﾍﾞﾙﾘﾝ･ﾌｨﾙの一連の特集記事の中で今回はﾍﾙﾍﾞﾙﾄ･ﾌｫﾝ･ｶﾗﾔﾝの常任指揮者辞退の後を受けての後継者選びのことで色々と執筆者が適当なことを（いい加減なことを）述べていましたが、少なくとも当時の次の常任指揮者の選考については公式な楽団（楽員）からのコメントは発表はなされていないはず。あまつさえ、次期常任指揮者になった クラウディオアバドとベルリンフィルとのことを批判的な見解、一歩譲ってもﾈｶﾞﾃｨｳﾞな見解を述べているのには驚きました。ブログお仲間のピンポンさんも「私はこの指揮者がいてこそ、いまのベルリンフィルがあると思っています。」とコメントされていますが、まさしく彼の仰るとおりで、ｻﾞﾋﾞｰﾈ･ﾏｲｱｰ絡みの一時の指揮者（ｶﾗﾔﾝ）とオケ楽員との、ぎくしゃくした雰囲気をアバドが見事にﾎﾟｼﾞﾃｨｳﾞに楽員の志気を高め或いは復元した努力貢献は唯一、彼だから出来たことでしょう。日経新聞の執筆者が次期候補者に名を連ねた指揮者陣には ズビン・メータや小澤征爾氏らの有力な候補者が洩れているし、当時の世評では。。。（少なくともレヴァイン氏より有力だったはず）大雑把に言ってしまうと俗に言うところの「評論家」はこの方のように決め付けてものを言うか、或いは演奏会の批評でも概ね誉めといて一言情感的な面でいちゃもんをつけるとか、仕事柄とは言えまことにご苦労様なことです。ところで今日もエルガー作品です。　　交響曲第2番変ホ長調、　尾高忠明指揮NHK交響楽団（第1647回定期公演）もちろん管理人も2日目にﾁｹｯﾄ振替でNHKﾎｰﾙで聴きましたが尾高さんのエルガー作品、主にシンフォニーに限ってですが彼のエルガーに対する傾倒ぶりがひしひしと感じられる素晴らしい演奏です。前回定期登場の昨年のN響定期での交響曲第1番も超名演でしたが。BBCウェールズ交響楽団のシェフで渡英するまでエルガー作品とは無縁だったと尾高さんが話されていたのが嘘みたいです。（笑）

  2009年06月18日

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  ティーレマン＆VPOのベートーヴェン演奏

  3月にNHK-FMで放送されたコンサートクリスティアン・ティーレマンとウィーン・フィルのコンビでベートーヴェン：交響曲全曲演奏が進行中らしい。今日、聴いたのは交響曲第1番＆交響曲第2番昨今流行のﾉﾝ･ﾋﾞﾌﾞﾗｰﾄではない、従来の良く旋律を歌わせた演奏ですがティーレマンの考えかどうかわかりませんが非常に繊細で緻密な響きのベートーヴェンで流麗且つ雄渾さも併せ持つ表現絶えず比較されるオーケストラの一方の雄、ベルリン・フィルの重戦車のような圧倒的な演奏とは対極の感。もっともティーレマンも手兵のミュンヘン・フィルを相手にしての演奏だったら違う表現、響きで聴かせてくれるのかも知れないが。。。ベートーヴェンのシンフォニーの間にｳｨｰﾝ･ﾌｨﾙのｺﾝﾏｽであるキュッヒルさんのｳﾞｧｲｵﾘﾝ・ｿﾛでシューマンのヴァイオリン協奏曲曲目自体にあまり魅力を感じる作品ではないしキュッヒルさんのｳﾞｧｲｵﾘﾝも全く面白みのない演奏、何年か前のｳｨｰﾝ･ﾌｨﾙ来日演奏会での彼のソロで聴いたプフィッツナーのヴァイオリン協奏曲でも同じ印象を持った。永らくウィーン・フィルのコンマスを続けている所為なのかどうかは分らないが、何故か ｿﾛｲｽﾄとしての魅力を感じない。（2008年10月30日、ｳｨｰﾝ・ﾑｼﾞｰｸﾌｪﾗｲﾝｻﾞｰﾙにて収録）

  2009年06月07日

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  [続] リッカルド・ムーティ＆ウィーン・フィル演奏会/BS-hi

  　R・ﾑｰﾃｨ　　ｻﾝﾄﾘｰﾎｰﾙ今日は帰宅後、昨日と同じプログラムを映像で鑑賞（NHK-BSﾊｲﾋﾞｼﾞｮﾝ録画）演奏曲目は昨日のブログでご紹介したプログラムロッシーニ「セミラーミゼ」序曲はムーティさん、当然の余裕の指揮でしたね。ストラヴィンスキー「妖精の口づけ」、ウィーン・フィルのオケはやはり基本は2管14型編成で、実に芳醇な響きの演奏でチェロやフルート、クラトロンボーン、ホルンなどのの各首席の名人芸も光ります。メイン・プログラムのチャイコフスキー：交響曲第5番何度聴いても素晴らしい演奏です。（既に7,8回は聴いてるかも）今はコンサートでの実演鑑賞がメインの管理人にとって耳だけではなくこうしてＴＶの映像を伴う（ムーティの指揮振りを見ながらの）演奏はやはり得る情報量が格段に違って興味が更に増して感動もひとしおです。やっぱり BRAVO! の賛辞をムーティ＆ウィーン・フィルに。。。♪尚、ｱﾝｺｰﾙに演奏された「マリアの思い出」では指揮のムーティさん随分ﾘﾗｯｸｽの表情でしたね。今日のウィーン・フィルのｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰはライナー・キュッヒルさん。

  2009年05月28日

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  ミョンフン＆東京フィルの「ヴェルレク」NHK-FM

  10日夜のNHK-FM　ミョンフン指揮東京フィルの演奏でヴェルディの大作「レクイエム」が放送された。当日ホールで演奏を聴いて大きな感動を得た管理人にとっては嬉しい放送です。NHKさん　ありがとう。♪************************************************第44回　東京オペラシティ定期シリーズ チョン・ミョンフン指揮東京フィルハーモニー交響楽団ｺﾝｻｰﾄﾏｽﾀｰ：平澤　仁ヴェルディ　　　「レクイエム」ソプラノ：カルメラ・レミージョアルト：藤村 実穂子テノール：キム・ウキョンバス：ロベルト・スカンディウッツィ合唱：東京オペラシンガーズ 2009.2.19.19:00　東京オペラシティ・コンサートホール　*******************************************************当時のコンサート・レビューに書いたのと殆ど変わりません。 当時のコンサート・レビュー壮絶で見事な演奏でした。4人のソリストと東京オペラシンガーズの合唱も申し分なしの出来です。東京フィルも凄まじいまでの鳴りっぷりで特に管楽器群が大健闘。（ホールの響きが勝る特性もあるでしょうけど）いずれにしろ全員の力が結集した素晴らしい成果でミョンフン＆東京フィルの金字塔になる演奏と言っても過言ではないでしょう。

  2009年05月11日

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  ブラームス「悲劇的序曲」あれこれ。。。

  　ワルターの指揮棒 結構長いですね。（左の写真です）先日の東響演奏会でのブラームス「悲劇的序曲」の演奏が期待はずれに終わってしまったので不本意ながら自宅にあるＣＤからセレクトして聴いてみました。最初にこの曲を知るきっかけとなったカール・シュリーヒト指揮のＬＰは残念ながらﾚｺｰﾄﾞ･ﾌﾟﾚｲﾔｰがないので断念、いまのところ装置を置くスペースがないためＬＰレコードはオープンリール録音テープ同様、お蔵入り状態。（笑）聴いたＣＤは４点、ブルーノ・ワルター＆コロンビア交響楽団（1960年代）ヘルベルト・フォン・カラヤン＆ウィーン・フィル（1960年代）ヘルベルト・フォン・カラヤン＆ベルリン・フィル（1960年代）カール・ベーム＆ウィーン・フィル（1970年代）それぞれ2回繰り返し聴いたのですがどの演奏も素晴らしい演奏で優劣云々の次元ではないですね。好みの問題でしょうがオーケストラの優美な音色と悲劇的なドラマ性でカラヤン＆ウィーン盤繰り返し聴いても飽きないのはワルター＆コロンビア盤8回も「悲劇的序曲」を聴いたので　欲求不満は解消です。（爆）

  2009年05月10日

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  トスカニーニ指揮のワーグナー管弦楽

  イタリアが生んだ不世出の大指揮者アルトゥーロ・トスカニーニ(1867-1957)ミラノ・スカラ座、NY・METの音楽監督、バイロイト音楽祭では初の外国人指揮者として登場と華々しい活躍を遂げる。時の権力者、ムッソリーニのファッシズムに反抗して新天地アメリカへ、ﾆｭｰﾖｰｸ･ﾌｨﾙの首席指揮者として渡米後、彼のために創設されたNBC交響楽団との1954年のコンサートを最後に70年間の音楽活動を終える。NHK-BS2で放映された彼のドキュメント「トスカニーニとの会話」＆「トスカニーニのワーグナー」をDVD鑑賞。１・ワーグナー　　　歌劇「タンホイザー」序曲(1948)２・ワーグナー　　　歌劇「ローエングリン」序奏(1948)３・ワーグナー　　　楽劇「トリスタンとイゾルデ」から前奏曲と愛の死(1951)４・ワーグナー　　　楽劇「ワルキューレ」からワルキューレの騎行(1948)５・ヴェルディ　　　諸国民の賛歌(1944)　　　　　ジャン・ピアース（ﾃﾉｰﾙ）　　　　　ウェストミンスター大学合唱団アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団今から遡る60年前後の録音、つまり管理人が生まれた前後の記録映像です。映像は当然ﾓﾉｸﾛｰﾑです音質もﾓﾉｰﾗﾙですが意外と良く録られています。彼の特質である熱い躍動感とスピード感あふれる揺るぎないテンポに魅了されます。13歳の時にワーグナー「タンホイザー」序曲に衝撃を受けてこの世界に足を踏み入れたと言うトスカニーニさん、「タンホイザー」つながりで管理人も何やら嬉しくなりました。　　　

  2009年04月25日

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  N響inウィーン公演(2005年）NHK-BShi

  　　NHK－BShiの番組から再放送ですので以前にも見た記憶があるのですが改めて聴いて観ました。アシュケナージさんがN響の音楽監督に就任間もないころのヨーロッパ公演だったと思います。曲が進むごとに盛り上がりをみせてウィーンの観客も大喜びの雰囲気が伝わりました。それにしても指揮のアシュケナージさん、まるで子供のようなはしゃぎようで威厳に欠けるきらいはあるものの飾らない人間性がいいですね。残念ながら今はN響の音楽監督を離れてしまいましたが、一年に一回ほどはN響定期に客演するようです。**************************************************************１・「鳥は星形の庭に降りる」　　　　　　　　　　　武満　徹・作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２・「４つの最後の歌」　　　　　　　　　　　Ｒ．シュトラウス作曲　　　　　　　　　　　　　　　（ソプラノ）ソイレ・イソコスキ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３・「バレエ音楽“遊戯”」　　　　　　　　　　　ドビュッシー作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　４・「“ダフニスとクロエ”組曲　第２番」　　　　　　ラヴェル作曲ｱﾝｺｰﾙ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「パヴァーヌ　作品５０」　　　　　　　　　　　　フォーレ作曲　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（管弦楽）ＮＨＫ交響楽団　　　　　　　　　　　（指揮）ウラディーミル・アシュケナージ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～2005年10月 オーストリア・ウィーン楽友協会大ホールで録画～　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　冒頭のPhotoは自宅の植木鉢の桜の夕暮れ時の撮影です。週末にはおそらく葉桜になるのでしょうね、来年また綺麗に咲いてほしいですね。♪

  2009年04月12日

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  バーンスタイン＆VPO/マーラー：交響曲第３番

  ４月になりはや４日目、土曜日の今日はお昼近くまで惰眠を貪る始末、（笑）テレビを点けると北朝鮮からの飛翔体←（随分遠慮した物言いですね、）が発射されたと、、。そして間もなく誤報のアナウンスでの右往左往、一応経済大国である日本の外交手腕の稚拙さが或いは普段からの危機管理の希薄が浮き彫りになっている事態ですね。管理人の住まいのすぐそばの記念公園でも恐らく桜の満開であろうかと言う感じなんですがとても出かける気分にもならず、ワインとともに自宅で音楽鑑賞。厭世的な気分だと　やっぱりマーラー？！　しかも普段滅多に聴くことの無いレナード・バースタインの指揮する交響曲第3番を聴く＆観る。*********************************************マーラー　　　交響曲第3番二短調　　　　　クリスタ・ルートヴィヒ（ﾒｿﾞ･ｿﾌﾟﾗﾉ）合唱：ウィーン国立劇場合唱団　　　ウィーン少年合唱団指揮：レナード・バーンスタイン管弦楽：ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団　(1972/4/ｳｨｰﾝ･ﾑｼﾞｰｸﾌｪﾗｲﾝｻﾞｰﾙ）実況録音（録画）*********************************************今から37年前の録音なのですが音の状態はよく録れていて我が家の古参のスピーカーも時として大音量を嬉々として鳴らしております。ﾋｽﾉｲｽﾞも何のその伸びのある豊かな音色が、。アナログのデジタル録音にはない良さが感じられて素晴らしいです。（20年来愛用の我が家のｽﾋﾟｰｶｰが単にｱﾅﾛｸﾞ向き？！）ウィーン・フィルもバーンスタインの指揮棒に操られるかのように狂気に満ちた非常にコクのある演奏で面白い。メゾのクリスタ・ルートヴィヒさんの気品あるお姿も嬉しい。それにしても　この曲は　特に終楽章になると危ないです、木綿のハンカチーフ無しではコンサートホールには臨めません。今日のように自宅での鑑賞なら人目を気にする必要もないのですが、（笑）マーラーのシンフォニーでは何と言っても2番、3番がやはり感涙物です。

  2009年04月04日

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  スダーン＆東響のCD/シューベルト

  先日の東京交響楽団のサントリー定期演奏会の会場で発売していたCDを購入、早速日曜に自宅のスピーカーで聴いてみた。映像を伴うDVDならともかく音声のみのCDを聴くのは久しぶり。（爆！）昨年11月1日のサントリーホールと翌日2日のミューザ川崎でのライブ録音。曲目解説もないシンプルな装丁のCDですが税込1000円ですからOK!です。録音の詳しい説明がないので、しかとは判りませんがプログラムの最後に演奏された交響曲第2番がサントリーホールでの録音と思われ、こちらの方が特に弦楽器の響きに拡がりが感じられます。いずれにしろ第3番も第2番も素晴らしい演奏で当時の感動がよみがえります。ｲﾝﾀｰﾈｯﾄで購入できますので是非お奨めです。こちらから→東響CD。。。さてブログの最後に　おかげさまで本日23日でブログ開設満5年を迎えました。よくも続いたものだと自画自賛しております。（笑）

  2009年03月23日

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