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テーマ:おすすめ映画(4071)
カテゴリ:アメリカ映画
面白かった。久しぶりに観た痛快な映画だった。
ディカプリオにトム・ハンクス、監督はスピルバーグと大々的にコマーシャルすれば、やっぱり観たくなる。おまけに実在した詐欺師がモデルと聞けば、興味津々だ。 でも、封切られた頃忙しくて映画館に足を運ぶ暇がなく、とうとう最近まで観れずに、やっと観れたという感じ。 フランク・アバグネイルはニューヨークに暮らす少年。地元の名士の集まりで演説し喝采を浴びる父親と、フランス出身の美人の母親が自慢で裕福な生活を送っている。 しかし、父親の脱税疑惑などで事業も傾きかけ小さなアパートへ引っ越さなくてはならなくなってしまう。 幸せだった生活もそのあたりからおかしくなり、母親は父親の友人と不倫関係に陥り、フランクは公立の学校へ転校。 フランクの詐欺師の始まりは、この学校から。 フランス語の教師になりすまし、しばらく生徒に教えていた。 やがて両親は離婚。どちらの親と住むか決めきれないフランクは家を飛び出す。父親からもらっていた小切手を使いホテルで過ごすが、小切手がなくなり偽造する事を考え付く。 ちょうどその頃、スチュワーデス(今はこの言葉も死語か)を引きつれて歩くパイロットの姿を見たフランクは、パイロットになる事を思いつく。 副パイロットになりすまし、世界中を飛び回るフランク。 花形職業のパイロットは、その制服を着て歩くだけで街行く人の注目の的。 それから次は医師に、そして弁護士へとなりすまし、その間にも小切手を偽造し続ける。 FBI捜査官のカールはこの小切手偽造犯を追いかけるが、いつももうちょっとのところで逃げられてしまう。 そして、とうとうフランスで捕まったフランクは…。 追うカール、逃げるフランク。まるであの『逃亡者』のようなのだが、追う相手は10代の若者というのだから驚いてしまう。これが実話に基づいているのだから。 ディカプリオがパンナムの偽スチュワーデスを引き連れて、多くの警察官が見張る空港内を歩く姿が圧巻。 逃げる犯人と言っても、人殺しとかの凶悪犯というのではないので、思わず「逃げて!」と応援したりして。 孤独なフランクが、クリスマスにカールのところへ電話してくる。離婚して今はひとりのカールもどこかに寂しさを抱えていて、このシーンも印象深い。 ここではネタバレになるので書かないが、話しの終わりの部分と、エンディングで流れる文字に、「ヘえーッ」と言ってしまった。 アメリカってそういう国なんだなぁ。 映画の初め、流れる音楽と映像が60年代を感じさせる。パンナムや街の様子も60年代で、最初にクイズ番組にフランクが出てくるシーンも、なんだかとても懐かしい雰囲気が好きだ。 この映画、酷評されたと何かで読んだことがあったが、私にはとても面白い作品だった。『ショーシャンクの空に』以来の胸がスカ-ッとする映画だったとでも言いましょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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