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ある日どこかで

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2004.09.26
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カテゴリ:アメリカ映画
先日BSでやっていた映画。観るつもりはなかったが、ちょっと観てみたら手に汗握る展開に、最後まで観てしまった。

「キューバ危機」と言われた、危うく核戦争への突入をどう阻止したか、ケネディ兄弟と大統領特別補佐官ケニー・オドネルを軸として、彼らの立場からストーリーは展開する。

1962年10月、11月の中間選挙対策の最中、偵察機から撮られた写真に、キューバに建設中のソ連の弾道ミサイルが写っていた。大統領は急遽閣僚を召集する。

国防長官はじめ軍部は、ミサイルが配備される前に空爆を行うべきだと主張するが、ケネディ大統領は空爆すれば報復が報復をよび、第3次世界大戦への道を導いてしまうのを避けたかった。
侵攻するべきか、空爆かいろんな意見が出てくるが、どれも決め手がないままに時は過ぎていく。

そして、海上封鎖に踏み切る事になり、大統領はテレビで国民にその事を発表する。何が起こるかわからない緊迫感、核戦争に突入するかもしれない恐怖が迫り来る。

国防長官と海軍は海上封鎖に神経をすり減らし、一転ニ転する情報にどの情報を信じて良いか、裏をかくべきだ、いや裏の裏をかくべきだと閣僚たちの間でも意見はなかなかまとまらないが、最終的には大統領が腹をくくる。

そして13日目…

閣僚たちの異なる意見に耳を貸しながら、ソ連との交渉、マスコミとの駆け引き、国民への配慮、国のトップというのは何と辛いものだろう。
強いイメージのジョン・F・ケネディだが、もちろん弱い部分も持っている。ああいう立場になれば真から信頼できる人物というのはは数少ないのだろう。その側近中の側近が、弟のロバートと親友のケニ-だった。彼らの前では大統領も弱い部分をさらけだし、本音を打ち明ける事が出来た。そして、信頼して彼らに多くのことを託すことが出来た。

最後には大統領は止む無く空爆・侵攻の準備を進める事に支持を出すが、それでも、最後まで交渉でなんとかこの窮地を切りぬけることは出来ないかと諦めない。
今もし、合衆国大統領がケネディだったら、おそらくイラク戦争はなかったんじゃないか。ブッシュには素晴らしい側近がいないんじゃないか、そんな気持ちでこの映画を観ていた。

ケニ-役はケビン・コスナ-。大統領にはブルース・グリーンウッド、ロバートにはスティーヴン・カルプ。二人とも、実物に感じの良く似た俳優だ。

最後にケネディ大統領の言葉が流れる。
「人々はひとつの輪でつながっている。憎悪と無理解を超えて共に生き続けよう。」

世界中の人々、そして国のトップはこの言葉を思い出して欲しい。

13デイズ <DTS EDITION>





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Last updated  2004.09.26 16:21:08
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ETCマンツーマン英会話@ Re:『マイ・レフトフット』(05/09) 『マイ・レフトフット』を調べていてこち…
hoshiochi@ Re:☆君を想って海をゆく☆(03/18) はじめまして、こんばんは。私もこの映画…
Maria@ 残念ですけれど… まだまだ未読の映画レヴュー…少しずつ読め…
伊場拓也@ Re:Somewhere in time!(03/24) 同じ思いかも?考え所ですかね。
こぶたのベイブウ@ Re:Somewhere in time!(03/24) リラさんのブログ、今まで楽しく読んでい…

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