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カテゴリ:アメリカ映画
考えてみたら、ヒッチコック監督の作品をはっきりそうだと知って観たのは、この『ハリーの災難』を含めて4作品しかないように思う。『北北西に進路をとれ』の日記をせしるんさんが書いているのを見て、この映画を観ていない私はWOWOWで放映される事を知り観る事にした。その日はヒッチコック監督特集。『ハリーの災難』も放映される。久しぶりにこれも一緒に録画しておいた。
紅葉の美しいアメリカの田舎町。狩りに出かけウサギを仕留めたと思った元船長が見たものは、一人の男性ハリーの死体だった。自分が撃ったのだが事故なのだから、とその死体を埋めようとしたら次々の人が通りかかる。 みんな死体をみてもあまり驚いた様子ではない。それぞれが自分が殺したと思い込み、それによりハリーの死体は埋められ、掘り返され、叉埋められ、掘り返され… 私が観たことのある他のヒッチコック作品は、『裏窓』『めまい』『鳥』。その中ではこれが一番サスペンス色はないが、コメディタッチのまるで舞台のお芝居を見ているような映画だ。 とにかく、のどかな田舎町に死体が転がっていれば慌てそうなものだが、第一発見者の少年と第二発見者の元船長以外はさほどみんな驚かず、埋めようとすると人が来るのでそのたびに慌てる元船長がおかしい。 現実にはあり得ない話だが、死んでまで何度も地上と地中を行ったり来たり(?)のハリーには、本当にお気の毒。 シャーリーン・マクレーンはこの作品でデビューだそうだが、可愛くてスタイルバッチリ。ちょっととぼけた演技がキュートだ。 この舞台はどこなのだろう。きっとアメリカの北東部なんだろうけど、紅葉がすごく美しくて、今でもこんな風景が残っているのだろうか。日本も今紅葉が見頃。美しい風景とブラックユーモアのこの作品を観て、「フフッ」と笑うのもいいかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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