|
テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:アメリカ映画
ジョニ-・デップは何となく心惹かれる俳優だったけど、この作品ではっきりとジョニーのファンになったような気がする。
アイオワ州エンドーラ。人口わずか1000人ほどの町に住むギルバート・グレイプ。あまり流行らない食料品店に勤めている彼は、退屈な毎日だが町を離れられない。彼には父親の死後食べ続け歩くのも容易でない過食症の母親と、知的障害児の弟アニ-がいる。姉妹もいるのだが、ギルバートは目を離すと何をするかわからない弟の世話をやく日に追われていた。 そんなある日、ギルバートは沿道でキャンプを張っている少女ベッキ-に出会い、二人は次第に親しくなっていく。 何の予備知識も無くたまたまBSでやっていたのを観た映画だったが、すごく良い作品だった。 家庭の問題を抱えていて一生懸命家族の世話をし、身動きが取れないでいるギルバート。あんな状況だったらへこんでしまうし、町を出たくても出られないのはわかる。 そこへ現われたベッキ-が、不思議な魅力を持つ少女で、彼女によってギルバートは少しずつ自由になれないけど、自由になりたい気持ちを持つ事を恐れないでいられるようになっていく。 お母さんを家ごと…のシーンは、信じられないけど、笑い者にしたくはないという、ギルバート一家にしかわからない心情だったのだろう。泣けてきた。 ジョニ-・デップの切ないけどなんともセクシーな雰囲気がステキだった。奇異な役柄が多いけど、切なくて守ってあげたい雰囲気の俳優さんは、ジェームス・ディーンを髣髴させるものがある。やっぱりジョニ-はいい。 この作品のディカプリオは上手くって、この映画で俄然注目してしまった。この頃かなりの年齢だったようだが、童顔であまりの上手さに名前をしっかりインプットした。 それからジュリエット・ルイス。昔ブラピの彼女だった頃、HONDAのインテグラのCMに出てたと思うんだけど、あの頃からキュートな女性だと思っていたが、この映画のジュリエットのさわやかな演技が好きだ。多分ギルバートよりも年下のはずだけど、包容力のある女性を演じている。 特に大きな出来事が起こるわけでもない日常の生活の話だが、田舎町の景色、そしてそこに流れる風とか色とかを感じられる映画だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|