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カテゴリ:アメリカ映画
1939年 アメリカ
原題:THE WIZARD OF OZ 監督:ビクター・フレミング L・フランク・ボーム原作の誰もが知っているミュージカル・ファンタジー。これも教室定番鑑賞作品。 最初とラストはモノクロだが、ほとんどの部分を当時まだ珍しかったであろうカラー映像が占める。70年近くも前の映画とは信じられないくらいそのカラーは鮮やかで、永遠の色合いを持っている。そしてSFXだって素晴らしい完成度だと思う。 竜巻に巻き込まれるスリルと着いた先の不思議な風景。そこからパアッーとカラー映像に切り替わる様が、まるでこれこそ夢のようなファンタジー感に溢れている。 途中から一緒に旅をする案山子、ブリキマン、ライオンたちのそれぞれの面白いキャラクターや動きを、俳優達が巧く表現していてこれもまた素晴らしい。 そして有名な『虹のかなたに』。永遠の名曲を生み出したこの作品だが、この他のナンバーも、何度も観ているともうすっかり覚えてしまった『黄色いレンガの道を行こう』や『みんなでオズの魔法使いに会いに行こう』など楽しい曲がいっぱいだ。 ドロシーを演じた当時16歳のジュディー・ガーランドはこの作品で一躍スーパースターに。その後も『イースター・パレード』や『スター誕生』などの有名なミュージカルに出演。だが、若くしてスターになる人の多くが辿ってしまう私生活の乱れから、何度も結婚,離婚を繰り返し、アルコール浸りの日々。映画の中で明るく、伸び伸びと歌い踊る幼いジュディーを変えてしまった1本でもあるのかもしれない。 そう考えると悲しいが、それでもこの映画は、多くの人から愛され、これからも観続けられるであろう魅力のいっぱい詰まった素晴らしい作品だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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