|
テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:アメリカ映画
1999年 アメリカ
原題:THE CIDER HOUSE RULES 監督:ラッセ・ハルストレム 出演:トビー・マグワイア、マイケル・ケイン、シャーリーズ・セロン この映画ハルストレム監督の作品だと知って観たいと思っていた。偶然にも、最近NHK-Bsで私が観たいなぁと思っている映画をよく放送してくれるのでありがたい。 観た事ないと思っていたら、途中から少し観た事があるのが判明。いつか深夜映画で途中と言ってもほとんど最初から観出したけど、眠ってしまった映画だった。だからタイトルも知らなかった作品だった。シャーリーズ・セロンは出てきてなかったんでほんのちょっとしか観てないって事だが。 1940年代のアメリカ、メイン州。ホーマーは孤児院で生まれ育った。孤児院は産婦人科も併設していてラーチ医師は施設の子供たちの親代わり。ホーマーにも技術を教えこみ彼は助手をこなすほどになっていた。当時禁止されていた堕胎を女性の権利の為にと行っていたラーチ。しかしホーマーは存在をなくしてしまう堕胎には反対だった。 ある日、堕胎の為に来たキャンディとその恋人のウォーリー。ホーマーは彼らと共に施設を出て、ウォーリーの母親のりんご園で働き始める。 施設の中で隔離された生活をしていたホーマー。自分の将来のことを考え、外を見たいと施設を出ていく。 りんご園の労働者達の宿舎がサイダーハウスだ。そこでの季節労働者達との生活。そして、恋人が戦地へ向かい残されて寂しいキャンディとの恋。衝撃的な近親相姦。 わずか1年とちょっとではあるが、ホーマーは初めて施設の外で暮らしいろんな経験をする。 誰かの役に立ちたいと思って施設を出た彼は、彼の心を痛ませる出来事ではあったにせよ、その時その時で誰かの役に立っていたのだ。ある時はキャンディの、ウォーリーの母親の、ローズ・ローズの。でも、忘れていたのは孤児院での自分の事。外に出た事で孤児院内で自分が必要とされていたことをわかったのも確か。 メイン州の風景が美しく、りんご園の甘ずっぱい香りが漂ってきそうな雰囲気もいい。 里親が子供さがしに来るのを、ありったけの笑顔で迎える彼らの表情が切ない。微笑めば微笑むほど切ない。 マイケル・ケインがいい味をだして、トビーの瞳は美しい。そしてもう一人私の目を惹いたのはキーラン・カルキンくんでした。彼の出番は少ないが、なんとも言えない表情が心に残っている。 美しい風景と共に音楽が素晴らしい。 「おやすみ、メインの王子、ニューイングランドの王」 ラストで子供達がクスクスと笑うシーンはほっとして、ジーンと来る。 a href="http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/006b0435.de0efa8d/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fdiscstation%2faebf-10017%2f" target="_blank"> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|