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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
2002年 アメリカ
原題:25th Hour 監督:スパイク・リー 出演:エドワード・ノートン、フィリップ・シーモア・ホフマン、バリー・ペッパー ドラッグのディーラー、モンティは密告されて7年の刑期が待っていた。収監までの丸一日をどう過ごすか、というストーリーだ。 恋人のナチュレル、幼馴染のジェイコブとフランク、父親、ロシアンマフィアとの関わり合い,過去の追想と現在の心境を織り交ぜながら話しは進んでいく。 モンティはこれから待ちうける7年の監獄生活に不安を抱えて、叉密告者が恋人かもしれないという疑いの念を抱いて、そしてこんな事をしていなければという後悔の気持ちも渦巻きながら自分の人生を振り返る一日。後悔の念が一番強いように思われる。 一方で恋人や幼馴染たちも、悪い事と知っていて彼を止めなかった事への後悔が押し寄せる。 鏡に向かって恋人や幼馴染、そしてまわりの多くのニューヨーカー達に不満をぶつけるモンティ。だがラストの方では、憎んでいたように思ったその人達、ニューヨークという街への愛着を感じながら刑務所へと向かう姿が印象的だった。 「もしあの時こうしていなければ…」後悔する時誰もが思う気持ちだが、9・11以前のニューヨーク、アメリカという国の事を言っていると思うのは考え過ぎか。 人間は誰しも善悪両面を持ち合わせていると思う。どうしようもない絶望感が覆う映画だったが、いろんな事を考えた作品だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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