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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
やっと観た。良かったっていう意見が多かったんですごく期待して観た。
確かにハリウッド映画によく出てくる、私達から見るととんでもなく変な日本を描いてなく、侍に対して尊敬の念を持って描かれていると思った。 もちろんツッコミどころはいろいろある。 絶対に日本ではない植物がはえてたり、英語を話す武士や天皇。明治維新直後の日本に「侍の時代はもう終わった」と言うにもかかわらず忍者が出て来たり…それはないだろ…と思うのだが。 日本を舞台にしていると思うと、普段より事細かに目を配らせているのかもしれない。 それでも日本の雰囲気は出ていた。 合戦のシーンはさすがハリウッド的に華々しく、迫力もあった。 殺陣も素晴らしかったと思う。 そして渡辺謙がやっぱり良かった。眼光鋭く完全にトム・クルーズより存在感があり、この映画の言いたかったであろう”最後の侍”という役を見事に演じ切っていたと思う。 それからもう一人良かったのが、小雪演じるたかの長男 飛源 役の子。彼はなんとも言えない良い表情をする。剣を構える姿もとても様になっていた。 小雪も紅一点、当時の日本女性はいかにもこんな感じというおしとやかな雰囲気が妙に色っぽかった。彼女は演技云々と言うよりそこにいるだけで良かったのかもしれない。 ただ、あまりに侍とか武士道を美化し過ぎていたように感じる。確かにアメリカ人から見れば、武士道精神というのは不思議で魅力的なものなのかもしれないが。 期待が大き過ぎたので観終わった時の感想は、そんなに「感動ー!」とまではいかなかったのが事実だが、それよりもこの作品での渡辺謙と飛源役の子の存在が私には感動だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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