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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
2000年 アメリカ
原題:ALMOST FAMOUS 監督:キャメロン・クロウ この映画は邦題に惹かれて観たいと思った作品だった。ペニー・レインだなんて。実際観てみて自分が勝手に想像していた話しとはちょっと違ったが、70年代の音楽とさわやかでちょっとほろ苦い青春映画、なかなか良かった。 厳格で強烈な性格の母親から、弁護士になる事を期待されている息子のウィリアムは15歳。彼はロックに夢中だ。音楽雑誌に原稿を送り認められ、あるロックバンドの記事を書く事になる。そしてそのバンドスティルウォーターのグルーピーと一緒にツアーに同行して彼らを取材する。 懐かしのザ・フー、デビッド・ボウイ、ジョニ・ミッチェル、レッド・ツェッペリン、ニール・ヤングなどのロックが流れ、ツアーやライブの雰囲気が味わえて自分自身もその場にいるような感じがする。 その当時の私はロックに詳しかったわけでも特別好きだったわけでもないが、洋楽好きの従兄弟たちの影響でかなり幼いうちからこの系の音楽を聴かされていたので、懐かしさが充満している。 それにファッションもちょっと叉最近この頃のものが流行ったりしていて、懐かしいと言うよりは、今の若い子達が見ても可愛いと思ったりするんじゃないだろうか。 グルーピーってこんな感じだったんだろうか。ペニーは多くのグルーピー達の中でも透明感のあるちょっと違う感じの女の子。ウィリアムが憧れるのも良くわかる。 15歳のウィリアムに、バンドのメンバー達は決してちゃかしてガキ扱いしていない。天敵のライターとして接しているのだ。ウィリアムも叉プロのライターとして物怖じしないで彼らと行動を共にする。 いろんな事を見聞きし、社会勉強をしたウィリアム。恋もして、失恋もして少し大人になっていく彼を演じたパトリック・フュジットがなかなか良かった。 ペニーのケイト・ハドソンはキュートだし、バンドのリーダーラッセルのビリー・クラダップもステキだった。そしてウィリアムのママ役フランシス・マクドーマンドの息子を信じて愛情も強く、他人にも強い母親役がとても印象的だった。 特別に面白いエピソードがあるわけではなく前半は少しだるい感じで観ていたが、段々と面白くなりラストまで観終わると何だかハッピーな気分になれた。 きっと多くのバンドがあの頃ああいった感じでツアーをしていたんだろうな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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