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テーマ:おすすめ映画(4071)
カテゴリ:アメリカ映画
1988年
原題:STEALING HOME 出演:ジョディ・フォスター、マーク・ハーモン ビリーは野球選手の夢破れ長年失意の日々を送っていた。 ある日故郷の母親から、6才年上の従姉のケイティが自殺したとの電話を受ける。ビリーにとって彼女は人生の中で忘れられない人だった。 ケイティは、彼女の遺灰をビリーに葬って欲しいと遺言を残していた。 これも大好きな作品。 ケイティはビリーなら自分の遺灰をどうしたらいいかわかってくれると思い彼に託すのだがビリーはどうしていいかわからない。昔の事を思い出しながら、高校時代の親友と会い、話し合ううちに一番ケイティの似合う場所に葬る事が出来るビリー。 ケイティはちょっと向う見ずで、活発で美しくステキな年上の憧れの従姉。ジョディ・フォスターがそんなケイティを魅力的に演じていた。この頃のジョディはちょっとポッチャリ系だがとても美しい。 ビリーは野球に夢中な高校時代を送り、何もかも光り輝き将来も野球選手として明るかった。でも父親の事故死によって人生が狂ってしまう。そして叉大好きだった従姉の死。だけどケイティの物言わぬメッセージによって彼は忘れかけていた夢をもう一度掴もうとする。ストーリーはありがちなのかもしれないけど、何とも甘く切ない青春時代の想い出がたまらなくいい。 原題の"STEALING HOME"はホーム・スチールの事。この場面が2度出てくる。1度目は輝いていた高校時代、野球も遊びも恋愛も何をやっても巧くいく頃の試合でのホーム・スチール。2度目は再起を賭け臨んだ試合でのホーム・スチール。状況は全く違ってはいるけど、今でも高校時代の友人達が側にいて見守ってくれて、ビリーは叉輝きを取り戻していく。そういう意味でこのタイトルもつけられたのだと思う。でも私は邦題のタイトルが好きだ。ビリーは彼女とあの夏以来一度も会う事はなかった。父親の死でいろんな事が変わりそうなあの夏。その時のケイティの姿が一生ビリーに焼きつけられることになるだろう、それはまさしく『君がいた夏』。 野球、恋愛、夏の海と共に60年代の歌とファッションがおしゃれでステキだ。10代のビリーと親友のアレン役の二人も好感が持てる。 ちょっぴり切なく、でもさわやかで後味の良い作品。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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