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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:アメリカ映画
≪宝の山を求めて3人の脱獄囚の珍道中ストーリー≫
ジョージ・クルーニ-ってテレビのERの頃は結構好きだったんだけど、映画では彼の出演作ってあまり好きなのはありませんでした。もちろん私が観ていないだけで良いものもあるのでしょうけど。そんな中、今まで観た中ではこの作品が一番面白かったです。 1930年代南部の囚人エヴェレット、ピート、デルマーの3人は、エヴェレットが昔隠しておいた現金を掘り出そうと脱獄する。隠した場所はもうすぐダム建設で川底に沈んでしまう。期限は4日間。その間になんとか目的地まで辿りつきたいのだが… 一つのシーンだけで観るとあまり訳がわからないといった感じです。とにかく至る所で変な人物や恐ろしい状況に出会い何が何だかって感じなのですが、これが実は繋がっているのです。 出てくるキャラクターが個性的で面白い。クルーニ-演じるエヴェレットはいつもポマードべっとりで常にヘアースタイルに気をつけていて、夜寝る時は髪が乱れないようにヘアーネットをするんだけどこれがおかしい。 ピートがカエルになったと大騒ぎして、それが握りつぶされたら本気で悲しむデルマー。もう笑ってしまいます。 KKK、宗教、人種問題など南部独特の風習などちょっとブラックだけど軽妙で気軽に観れて楽しめました。 そして南部の風景と合わせて流れるカントリーミュージックを堪能できます。 最初と最後に出てくるあの盲目の黒人は? 神様かしら? ずぶ濡れブラザーズのあの曲大好き! O BROTHER, WHERE ARE THOU? 2000年 監督:ジョエル・コーエン 脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン 出演:ジョージ・クルーニ-、ジョン・タトゥーロ、ティム・ブレイク・ネルソン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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