|
テーマ:おすすめ映画(4068)
カテゴリ:アメリカ映画
≪1960年代テイスト満載のレニーとユアンのラブコメディー≫
最近の映画ですが設定は1962年で、タイトルロールの歌もイラストも60年代の雰囲気で始まり、ファッション、家具、街の雰囲気もそれで溢れています。 ニューヨーク。恋愛を否定し女性解放を謳った本で文壇にデビューしたバーバラ・ノヴァク。本のPRの為プレイボーイの敏腕ジャーナリストキャッチャー・ブロックに本の記事を書いてもらおうと合う約束をする。しかし彼はデートに夢中でことごとくバーバラとの約束をすっぽかして彼女を怒らせてしまう。 そんな時、エド・サリバン・ショーでジュディ・ガーランドが「恋は邪魔者」と歌った事からバーバラの本も大ブレイク。たちまち世界的ベストセラーとなる。 女性達はバーバラに感化され、それが原因で女性には不自由しなかったキャッチャーにもとばっちりが。バーバラの本性を暴き出そうとキャッチャーはNASAの宇宙飛行士だと偽って彼女に近づくが… ストーリーは特に目新しいものではありません。男女の恋の駆け引き、騙し合いという展開ですがどんでん返しもあり結構面白いです。当時のアメリカでは女性は会社で男性社員のお茶汲みみたいな事やってたんですね。ただ後半部分はテンポが悪くラスト近くはちょっとくどい。ラストはあれで良いのか、バーバラの読者は納得するのか、と疑問も残りますが、軽いタッチのラブコメですからあれで良いのでしょう。 レニーはかわいらしくこの映画に合っています。ラストシーンのターバンみたいなファッションは似合ってませんが。 ユアンはあまりプレイボーイっぽくありません。昔のモテ男はあんな雰囲気だったのかもしれませんが、嫌味がなくて良かったです。ただ、彼のちょっと猫背っぽい歩き方がどうも気になってその点がマイナス要素。 エンドロールでは二人の歌とダンスが小粋で、ユアンはやはり歌が上手い。 50年、60年代ファッションが大好きな私にとってはストーリー云々は二の次でした。パステルカラーの女性ファッションが次から次へと出てきて嬉しいですし、レニ-の脚線美がよりそのファッションをひき立てます。バービー人形や当時私が持っていたスカーレットちゃんのファッションを思い出しますよ。若い人は知らないだろうなぁ(苦笑) 車に乗っている時のバックの合成とかも当時の映画のようで、そこまで意識して作っています。レニ-のモンローウォークっぽい歩き方もそうです。いろんな面で昔の映画やTVの『奥さまは魔女」を思い出しました。 気軽に観れて楽しめる、個人的にはファッションだけ見ていても飽きないのできっと何度も鑑賞しそうです。 DOWN WITH LOVE 2003年 監督:ペイトン・リード 脚本:イヴ・アラート、デニス・ドレイク 美術:アンドリュー・ロウズ 衣装:ダニエル・オルダンディ 出演:レニー・ゼルウィガ-、ユアン・マクレガー、デイヴィッド・ハイド・ピアース、サラ・ポールソン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.05.17 12:39:56
コメント(0) | コメントを書く
[アメリカ映画] カテゴリの最新記事
|
|